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■エリック・カール作 も
りひさし訳
1986 偕成社
「はらぺこ あおむし」のエリック・カール作のしかけ絵本です。
あるばん、モニカが ベッドに いこうとすると、
まどから お月さまが とてもちかくに みえました。
「お月さまとあそびたいな」。
モニカは、お月さまのほうへ てを のばしました。
てを いっぱいにのばしても、お月さまには とどきません。
「パパ、お月さま とって!」
さあ、パパ、どうする?
なんと、パパは、とてつもなくなが〜〜いはしごを、たか〜〜い山にかけて、
ずんずんと、お月さまをとりに登っていきます。
このあたりが、シンプルなしかけ絵本になっていて、
はしごの長さを感じやすいしかけになっています。
お月さまに到着したパパは、「むすめのモニカが あんたとあそびたがってるんだ」とお月さまにお願いします。お月さまは、パパにある提案をします。お月さ
まならではの提案です。
長さ、高さ、そして大きさ。絵本の枠にとらわれず、巧みにそれを表現して惹きこまれる愉しい愉しい作品です。
kasaは、この本をリクエストするとき、「おおきく おおきく」といいます。
2011.1.15
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