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■百田 尚樹
2006 太田出版 2009 講談社文庫
終戦から60年の時を経て、太平洋戦争で特攻により戦死したゼロ戦パイロットの祖父・久蔵のことを調べ始めた姉弟。
久蔵のかつての戦友を訪ね歩いていくと、そこには、時には卑怯者と呼ばわれながらも妻と娘のために「生きて帰る」ことにこだわった祖父の姿が浮かび上がっ
てきます。その祖父が、なぜ、終戦間近に特攻に志願し、命を落としたのか。
最後にたどり着く真実は、孫である姉弟の2人の想像を絶するものであり、そして、封印されていた真実には、祖父の深い愛が隠されていました。凄腕で太平洋
戦争を終戦間近まで生き残った久蔵が最後に選んだ道、そして、その道の先の物語は…。
2010.12.15
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