ジュニア テニス

陣形を替える

 前頁で守りのポジションのサイドbyサイドを理解してくれたと思います。理解できたら自分の守っている自陣を積極的に替えるようにします。前衛であれば後衛サイドに、後衛であれば前衛サイドにです。テニス用語では「ポーチ」と呼びます。ポーチとは「パートナーの選手の守備範囲に飛び出してボールを打つこと」です。そのほとんどが前衛の役目にみえますが、後衛のバックアップの役目でもあります。
 それではいつサイドを変えたら(ポーチに行ったら)いいのでしょうか?それは○ゲームポイントが45−0か45−15でポイントをリードしているときにポーチしましょう。前衛はもちろん後衛もサイドを抜かれることを気にしますが、ポイントをリードしているときは、前後衛ともに積極的にサイドを変えましょう。
 ここでたいせつなことは、サイドを変えただけではなく、(ポーチしただけではなく)打ったボールでポイントできるようになることです。せっかくサイドを変えたのに相手のいる場所にボールを打ったのでは、サイドをパスされます。また、ポイントが負けている時にポーチして、サイドパスされている試合を見ます。ポーチしたからポイントになるのではないことを理解してください。パートナーの選手の守備範囲に飛び出してボールを打ち(ここまではポーチ)、相手のいないオープンスペースへツーバウンドさせてポイントをきめることです。


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