ジュニア テニス

ボールを掴む

 皆さんにキャッチボールをしてもらいました。ある程度は友達等と正確に投げることができますね。投げることができたら今度はボールを掴(つか)むことを意識しましょう。物を掴むことは誰でもできることだと思います。動かない物であれば簡単に掴むことができますが、動いているものすなわち友達等から投げられたボールを掴むのはたいへんなことです。
 なぜこのようなことをするのでしょうか?それはラケットでボールを打ち安くするためです。すなわちラケットでの空振りを防止するためです。ラケットで緩(ゆる)いボールでも速いボールでもラケットに当てるタイミングがたいせつです。早速、友達等とキャッチボールをやってみてください。最初は両手で掴んでもいいと思います。だんだん慣れてきたら利き手や利き手ではない手で掴むようにしてください。
 できないとかやったことがないと言うかもしれませんが、みなさんはこのようなことをすでにやっているのですよ。それはラケットでボールを打つことにほかなりません。みなさんはボールをただラケットに当てるイメージだと思いますが、そう考えるのではなく、ラケットでボールを掴むイメージがあればもっと正確にボールが打てると思います。また、相手のスピードボールを打つにはこのようなイメージがないとボールはラケットには当たりません。例えば前衛に対するアタックボールや至近距離から打たれたボールの対応に効果を発揮します。


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