ジュニア テニス

投球フォームに基本の原点がある

 私は、小学生のように力のないジュニアが、どうしたら正確に「ラケットを使ってボールを打つこと」ができるのだろうかということを、ジュニアの視点でとらえ、指導することに重点をおいています。
 ジュニアの場合、ボールを打つには大人のように腕力を使って打てるわけではありません。また、従来の指導法は身体を回転させて打つストロークいわゆる力だけのストロークが大半です。このストローク(打ち方)ではジュニアや初心者には理解しにくい難しい打ち方になります。指導者の皆さんは現在の自分の力学的ストロークで指導をしていませんか?成長過程のジュニアにあまり強要しても難しいと思いますし、それだけをもって評価しないでいただきたいと思います。できないジュニアがいる場合は、本当に今の指導法でいいのか考えていただきたいと思います。
 ジュニアは身体全体すなわち全身運動の中でラケットを持って振らなければならないわけですから、ジュニアもたいへんです。
 これから紹介するストロークの基本は、少年野球(女の子はソフトボール)の投球フォームをイメージしたものになっています。
 それは、力のないジュニアであっても身体全体を使って(全身運動)、少しでもより正確に投げている投球フォームに、ソフトテニスのストロークの原点があると思うからです。
 この投球フォームのイメージから小・中学生のジュニアや高校生等の初心者の方あるいはどうしてもうまくできない方々におすすめするストロークの基本を紹介していきます。
 また、これからジュニアを指導される方や指導で悩んでいる方にも参考になると思います。


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