本ページは、平行陣の攻めについて解説します。前ページでは雁行陣での攻めを解説しました。雁行陣ではポーチというサイドを変えるフォーメーションが必要になりますが、平行陣では雁行陣のように陣形(サイド)を変えるよりも、もっと大事なことがあります。それは、自分に来たボールは自分できめるということです。それも「一打できめる」ことが重要になります。ここでいう「一打できめる」とは、前述しましたが、ツーバウンドの競技をするということです。要するに、「一打できめる」とは、相手のインコートにワンバウンドで入れてツーバウンドすることをいいます。
簡単に説明しましたが、平行陣ではサイドbyサイドの陣形ですので、ラケットを横にする打法でノーバウンドやワンバウンドストロークができなければなりません。同ストロークができるだけではなく、同ストロークで一打できめなくてはなりません。ワンバウンドストロークはダブル前衛の陣形になります。ダブル後衛はある程度認識していると思いますので省略します。 ダブル前衛について解説します。ノーバウンドストロークはボレーやスマッシュ、サーブが主ですが、ダブル前衛ではその他にダイレクトストロークが必要です。ダイレクトストロークとはノーバウンドでボールを振り切る打法です。同打法はラケットを横面にしてフラットで振り切るストロークです。ノーバウンドだからボレーと思われがちですが、日本の指導マニュアルではボレーは縦面で行い、振り切る打ち方でないのが主ですので区別します。 すなわち、ダブル前衛ではダイレクトストロークが一打できめられる打法なのです。 「攻めの陣形」でも解説しましたが、日本の従来の指導法や競技方法では諸外国に対抗できない結果となりました。当HPはダイレクトストロークの基本である横面ストロークにも対応していますので、習得してください。 |