忘れられないあの人‥‥故 岡本浪雄氏
日本人で初めてメジャーリーグ審判員を目指したのは岡本浪雄氏です。それは30年程前の
事で、当時NHK夜9:00のニュース・スポーツコーナーで、福島アナウンサーに紹介された
事が思いだされます。
何度かの審判学校留学、現地スポーツ店での勤務経験から英語も堪能で、ビザの問題さえな
ければアメリカでのプロ野球審判員として活躍していたはずです。色々な意味で時期が早すぎ
たのでしょう。
そんな彼の後を継いで今年度、平林氏・井上氏・野中氏・濱野氏の四名がマイナーリーグ審
判員として渡米します。きっといつの日か、日本人メジャーリーガーが現れる事でしょう。
30年前では考えられなかった事が、現在では割と普通の事となっています。例えばトヨタ自動車
がGMを抜いて生産台数で世界一になるなんて事は思いもしなかった事ですから。
30年後には必ず日本人メジャー審判員は生まれている事と思います。後に続くメジャー審判員
を目指す若者の意欲には、敬服する程に強いものがあることを筆者は知っています。若さに勝
る財産は無いでしょう。
さて、岡本浪雄氏は日本に戻ってから、当倶楽部でしばらく活躍されましたが、突然の病で急逝
され、筆者の記憶が正しければ本年は23回忌に当るはずです。‥‥合掌
@ゲームに対する集中度
Aゲームに対する厳しさ、スキのない態度
Bパッション・情熱・意欲。
C自信ある態度
Dボディーラングエッジ(クルーとのコミュニケーション)
E友好的な態度
F向上心に溢れている
Gやや手厳しい建設的な批判を、前向きに受け止める。
Hフィールド内はもとより、球場外においても審判員としての自覚を持ち、
クルーや他の関係者と、しっかりした関係を保っている。
審判員から見た独善の悲哀‥‥
過日、全国紙を見ているとユニークな広告に気づいた。メジャーリーグ4人制で野球グラウンドを
世界地図として、各ポジションに商品を置いて世界中を守っているイメージ広告だ。 これを見て
3つの点で気のつく所があった。
@走者は一塁なのだが一塁審判の位置はノーランナーのポジションである。
Aその時、二塁審判はショート寄りに、ベースの外側に位置している。これは昔のメカニズムで
現在は二塁寄りベースの内側が一般的である。理由は一塁走者が二塁へスライディングする
際は外野寄りへ逃げるケースが多く、野手のタッグを良いアングルで見る事が出来るからだ。
Bこれが致命的なのだが、球審がスロットポジションではない。商品を良く見せる目的の為である
事は理解できるが、打者とはホームをはさんで逆の位置からGET SETしている。
これを見て徒然草にある「独善の悲哀」仁和寺にある法師を思い出した。
吉田兼好いわく‥‥ 少しの事にも、先達あらまほしきことなり。
審判員として突発事態に対する対応能力
@ルールを熟知・会得し、突発事態に対処出来る。
A事態に対し、言葉、アクションでスキ無く、プロらしく対応出来る。
Bプレッシャーの下で冷静に事態をコントロール出来る。
以上は審判にとどまらず、日常生活にも程々に応用されては如何でしょう。
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