[ さらなる探究-2

情報源と情報の違い

@情報源と情報のズレ

情報源からの刺激は、末梢画面に投影された瞬間に、像がゆがめられることがあります。

平面方向への伝達・抑制 : 神経興奮は末梢画面から中枢画面方向へ伝達・抑制しますが、ニューロンには、神経興奮の伝達方向が決められていないので、平面方向へも伝達・抑制します。

例えば、明画面に白と黒を同時に投影するとき、神経興奮は、平面方向にも伝達するから、黒の部分にも少しだけ明画面情報が発生します。(逆に、暗画面では、水平方向にも抑制を解除するから、白の部分にも少しだけ暗画面情報が発生します。)

「こんなイメージで・・・」のコーナー

ヘルマンの格子 : 例えば、黒い格子の隙間には、周囲の暗画面情報の平面方向への流れ(抑制の解除)を見ることができます。



「面積」と「平面方向への伝達量」 : 平面方向への伝達は、例えば明画面なら、白の面積が大きいほど多くなります。(暗画面なら、黒の面積が大きいほど多くの抑制を解除します。)

「こんなイメージで・・・」のコーナー

例えば、直線に斜線を入れると、面積が広いほうの平面方向への伝達量が多くなるので、網膜画面上で像がずれます。

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