[ さらなる探求-1

異種システム

A伝達経路

神経興奮は、必ずしも中枢画面を介して筋肉へ伝達するわけではありません。そこで、抹消画面から筋肉画面への伝達経路を分類してみます。すなわち、脊髄のみのが関与した伝達が反射、脳深層部が関与すれば情動(体)・表情(顔)、脳表層部が関与すれば無意識の運動、脳前部が関与すれば意識の運動です。

「こんなイメージで・・・」のコーナー

巨大恐竜の脳 : 巨大意恐竜の脳がとても小さかったことはよく知られています。そして、脳が小さいから「恐竜は動きが鈍かった」と想像されています。また、脳が小さい理由は、「体形的なバランスを保つため」として説明される場合が多いと思います。

しかし、私のイメージはぜんぜん違います。上の図で考えて見ましょう。脳が小さいということは、「反射の割合が多い」ことを意味しています。一方、反射による運動がとてもすばやいことは、周知の事実です。つまり、巨大恐竜は、巨体をすばやく動かすために、脳を小さくして反射による運動の割合を増やしているのです。巨大な体から発生した神経興奮は、脳で消費されることなくダイレクトに巨大な体をすばやく動かしていたに違いありません。むしろそうでないと、自然界で生き残ることなんて、できないのです。

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