Z 脳内構造の解釈-2

薬物の使用

@回路の形成能の過剰

依存 : 回路の形成能が高いと、神経興奮を多く消費して、高密度回路の記憶が形成します。高密度回路の記憶は、再現しやすいので、神経興奮の密度が高まったときに他の記憶よりも強く再現します。

ドーパミン過剰型(コカイン・覚醒剤型) : 脳内の回路量には限界があるので、回路の形成能を高めて記憶を作りすぎると、かえって記憶の意味が失われます。(異常行動)

β-エンドルフィン過剰型(モルヒネ型) : 脳深層部に回路を作りすぎると、それ以上回路を作れず、発生する神経興奮を消費することができなくなります。そして、神経興奮の密度が異常に高い状態になります。(中毒)

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