Z 脳内構造の解釈-1

構造の当てはめ

A大脳、小脳

実際の人間に近づけるために、脳表層部を大脳小脳に分解して、それぞれの機能の違いを設定します。

脳深層部との連続性 : 
  大脳は、記憶の定着が連続的です。よって、大脳には短期記憶から長期記憶までが連続的に生じます。
  小脳は、記憶の定着が断続的です。よって、小脳には、なかなか覚えられないが、いったん覚えてしまうと忘れない記憶が生じます。

脳前部との関連性 : 
  大脳は、脳前部の一部で繋がっています。
  小脳は、脳前部と分離しているため、末梢画面からの情報に忠実な記憶を再現することができます。

抑制の回路の割合 : 
  大脳は、通常の回路が主流なので、神経興奮の伝達で、その密度に偏りができて記憶が再現します。
  小脳は、抑制の回路が主流なので、神経興奮の密度に変化を生じることなく、大量の興奮を伝達することができます。

小脳は、以上の3点と半規管画面の投影面であることを踏まえて、運動の記憶を再現するのに最適なシステムだと思われます。

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