Y 精神構造の解釈-3

睡眠とは・・・

A睡眠の詳細

運動の停止 : 覚醒時の運動は、神経興奮が抹消画面→中枢画面→筋肉へ伝達して生じます。一方、睡眠により脳深層部で回路の消去が優勢になると、神経興奮は中枢画面へ伝達されなくなります。よって、神経興奮は中枢画面を介さず直接、抹消画面→筋肉へ伝達します。この流れは、記憶を介さないので、でたらめに筋肉を収縮させます。(よって、睡眠時の筋肉は硬直します。一方、筋肉の硬直をとくには、神経興奮の発生量を減らし、神経興奮の方向を変えます。Z-1-C参照:交感神経画面→副交感神経画面)

部分的な覚醒 : 脳前部が睡眠で、脳深層部が覚醒している状態では、意識に上らない無意識の運動が生じます。
(ちなみに、意識 : 脳前部で記憶の組み合わせが行われていくこと。 無意識 : 脳深層部で記憶の組み合わせが行われていくこと。)

一時的な覚醒 : 睡眠により回路の消去能が高まると、回路密度の低い余計な回路から優先的に消失していきます。そして、余計な回路の減少は、「余計な回路の受信画面」を沈静化し、回路の形成能を高めて「一時的な覚醒」が生じます。そこで、睡眠を、以下の3つの状態に区分します。

ノンレム睡眠 : 回路の消去が優勢の睡眠。
レム睡眠 : 回路の形成が一時的に優勢になった状態。 → すぐに回路の消去に戻る。
 : レム睡眠で組み合わされた記憶が、不十分な消去で残留した状態。

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