Y 精神構造の解釈-1

自発性

C高密度回路の記憶

高密度回路の記憶の特徴をまとめておきます。

高密度回路の記憶の発生 : 高密度回路の記憶は、「回路の形成能が高い状態」「神経興奮の伝達量が多い状態」「再現頻度が多い状態」などで組み合わされます。

高密度回路の記憶の残留 : 高密度回路の記憶は、他の記憶と比較して、消去しづらいため長期間残留します。

高密度回路の記憶の再現 : 高密度回路の記憶は、他の記憶と比較して、回路の使用量が多いため神経興奮の密度を低下させ、同時に強く再現します。

つまり、高密度回路の記憶は、他の記憶と比較して、「残留する優先順位」と「再現する優先順位」が高い記憶です。

「こんなイメージで・・・」のコーナー

依存 : 高密度回路の記憶が、他の記憶を押しのけて、必要以上に再現している状態。

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「ちなみに・・・」のコーナー

残留する記憶 : 長期記憶には2種類あります。ひとつは高密度回路の記憶、もうひとつは脳表層部の記憶(定着した記憶)です。

消滅する記憶 : 記憶システムは、より回路密度が高いものが生き残るシステムです。よって、低密度回路の記憶は次々と消滅していきます。