認知の部屋-1
@意識・認識・意思
記憶の組み合わせを、次の3つのパターンに分類してみます。
知覚 : 情報源からの情報が、記憶になりつつある状態。 意識 : 情報源からの情報が、他の情報(共通性・関連性の高い情報)とともに記憶になりつつある状態。 |
認知 : 情報源からの情報が、極めて共通性の高い記憶を再現し、それとともに記憶になりつつある状態。 認識 : 情報源からの情報が、極めて共通性の高い記憶を再現し、それと他の記憶とともに記憶になりつつある状態。 |
認知・認識は、知覚・意識よりも強い再現になります。
意思 : 情報源が無くても、記憶が組み合わされていく状態。
心 : 情報源が無くても、言葉が組合されていく状態。
神経興奮は、情報源の有無にかかわらずコンスタントに発生するので、「意思」も「心」も必然的に発生します。
精神用語について・・・ 心、知覚、意識、認知・・・など、精神を表す用語は、ひとつの用語で多数の意味を持っている事が多いと思います。例えば「意識」という言葉も、「意識がある」・「意識不明」などの意味や、「意識して物を見る・・・」、「自意識過剰」といった意味があります。よって、常識的には、私ごとき者が「言葉」と「構造」の関係を一対一にするのは、かなり大胆な行為だと思います。しかし、そうしないと、話を読者に理解してもらえなさそうなので、参考までに、精神用語と構造の関係を単純化して示しておくことにします。(不都合がれば、後からみんなで考えましょう・・・。) |