地殻移動  

ジブラルタル陸橋の崩落によって、北半球では1023ジュールの回転エネルギーの増加が起き、南半球ではほぼ同じ値の1023ジュールの回転エネルギー低下が起きる。しかもこの海水流入は1年以内で終わる。
 
陸橋が出来たときは2,000年ほどのゆっくりした干上がりだが、これに比べると3桁大きい力が働く。

 



回転エネルギー(北半球で1023ジュールの回転エネルギーの増加、南半球ではほぼ同じ値の1023ジュールの回転エネルギーの低下)の補正は必須。

 
地殻はマントル対流の上に浮かんだ卵の殻、(鉄球の上の油膜といった方が実情には近いが)の様なものであって、表層部の、短時間の回転エネルギー変化は地球の深内部(マントル)にまで影響を与えることが不可能である。

 この為、卵の殻(地殻)の移動をもとにして、回転エネルギーの補正を行うしかない。

 マントルの上に浮かんだ地殻だが、地殻の底面とマントル面とは全くの球面接触になっている訳ではなく、大陸部はマントル部に対して深く沈み込んでおり、海洋部の沈み込みは浅い。

 従って、角運動量の大きい大陸がその細長い方向に沿ってシフトして、補正することになる。