ジブラルタル陸橋の決壊
地中海の平均緯度は35度で、この地域には2.5×1015m3の海水の流入があり、まずこの地域で回転エネルギーの増加が起こる。
1/2×(4.6×103m/s×COS35°)2×2.5×1015 m3(103kg)=1.77×1023ジュール

大洋から地中海に供給された2.5×1015m3の海水は海洋全域にわたって平均7mの海面低下を引き起こす。
海面低下によって、北半球では1.5×1014m2の海洋が0.83×1023ジュールの回転エネルギー低下を起こし、地中海部の増分と合算して0.94×1023ジュールの回転エネルギー増となる。
一方、南半球では2.1×1014m2の海洋が1.16×1023ジュールの回転エネルギー低下を引き起こす。
陸橋の決壊でおおよそ、北半球が1023ジュールの回転エネルギーの増加、南半球が1023ジュールの回転エネルギー低下となる。
回転する物体ではこうした変化は何らかの形で修正される必要がある。
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