ハワイ島の奇妙なずれ
国際地学協会の世界地図から転写した太平洋ハワイ諸島の地図である。
一番新しいハワイ島が、追加した直線から南にずれているのが見てとれる。1万2千年前の陸橋の決壊によって、マントルの上に浮かんだ地殻(プレート)がずれてしまったことの結果として、ハワイ島がズレを生じた。 
プレートテクトロニクスの考えでは、現在もハワイ諸島の並びの方向(赤い直線方向)に向けて、プレートの移動が起こっていると言われている。しかし、ハワイ島のズレはバラツキにしてはあまりにも(緯度ベースで0.5度も)南にずれていて、プレート運動がこの付近から急にカーブしていると考えるのは不自然である。

そして、現在のハワイ島の移動方向はハワイ諸島が連なる直線方向では無い。むしろ緯度線方向に近い向き(ハワイ諸島の拡大図に追加した赤矢印)である。
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