今般、ホームページ刷新の必要にせまられ、
少しく所信を表明します。
さて、泰平が続いた徳川時代、幕末の明治維新、
さらには二度の先の大戦等で、
敷島に連綿とした古流の武術武道の各流派は、
ほぼ衰退の一途を辿り、
現存する流派の多くは形骸化せざるを得ませんでした。
当無外流においても、
姫路藩高橋家から中川先生に受け継がれ、
幾多の変遷を経て今日に至っております。
この道場では、居合の修行は元より、
刀剣の吟味、刀装具拵えへの善し悪し、着物履物の利便迄
多岐に渡り、お互いを磨く場としております。
特に居合の指導においては、
只々、一対一の稽古を主とし、
口伝を体に叩き込むしかなく、
今の平和の時代に逆行するやも知れませんが、
厳しい修行を続ける場でありたいと
常に祈念してやみません。
以上