トランポリン運動の特徴と価値


            トランポリンはBouncing Bed (跳躍する寝台)とか、Rebound Tumbling(はね返りを利用した回転運動)と
            いわれるように、跳躍を主体とした上下の連続運動である。                                

       1、平地での跳躍の3〜6倍の高さ(滞空時間)が連続的に得られ、連続全身運動として運動量の大きさ
         ともに練習が非常に能率的である。                                    


       2、緩衝力が大きいので、足以外の背、腹、膝、四つんばい、長座姿勢でも着床ができ、且つその体勢が
         跳びあってかなりの上昇が得られる。したがって運動の種目が非常に広範囲なものになるとともに、バ  
         バランスを、くずして着床したときでも、平地やマット上の着床と、は比べものにならない程障害が少ない

       3、運動の種類が非常にバラエティーに富んでいるので、男女を問わずあらゆる年代、各個人の能力に応じ 
         応じて運動を選択することが出来る。                                    

       4、子供がうれしいとき、ピョンピョン跳びあがって喜ぶようにい、トランポリンは人間の喜びの表現に通じる  
         じる動きが主体となっているため楽しさがある。                               
                      
       5、一年中屋内でも、戸外でも、狭い場所で行なうことのできる。などの特徴をもつ。これらの特徴は単に高度
         化し、難度を追求して行くトランポリン競技としての存在価値に、とどめておくに忍びないほど大きな意味を
         持っている。それらには、幼・少年期の運動量の確保、身体支配能力の発達を目的とした調整力トレーニン
         グとしての価値各種スポーツのトレーニング手段としての価値、大衆の健康生活を目的としたレクリエーショ
         ン・スポーツとしての価値などがあげられる。                               
      



第11回全国年齢別トランポリン競技選手権大会(山形県上山市)