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「芭蕉のつぶやき」芭蕉???
「手書き」
「海〜」
「薄れて欲しい景色」
「ゆったりと」
「根っこが僕の目線なら」
「古道具屋の渡り廊下」
「冬至」
「花イチゴ」
「夜のとばり」
「拍手〜」
「空気がみえる」
「ふ」
「箸とスプーン」
「さみしそうな公園」
「懐かしい生活」
「弱気」
「門の向こう」
「落し物」
「河川敷」
「白詰草」
「靴の修理屋さん」
「青い色の空」
「包み紙のおまじない」
仲よしな音
見送ってくれる景色


「芭蕉のつぶやき」芭蕉???

右にスクワットが効くという人がいれば
行って一緒に試してみせたり

左にいやいや腹筋の方がやはり効くさという人がいれば行ってやってみせる

遠方にやはりサプリメントでしょ!
という人がいれば
分けていただきにうかがう!

なのにいっこうにお腹が引っ込まない...

何を食べても
どれだけ食べても
運動をしなくっても
太らない

私はそんな人になりたい

きりっ?!

____________________

「手書き」

緑に赤?
合わないと思うけど

とても今日は文字が欲しいので
赤でいいよ

ていねいに置こうとしたんだけど
これはもういらないものだったと
口ずさみながら放り投げてみた

それでも今日はゴミ箱に入らない日なんだから

何度でも書き損じていいよ

花の名前を漢字にするには字数分の花びらがあれば素敵

ほらね

そんな文字の走った跡も

消えずに残る

____________________

「海〜」

いやなところでも通らないとその向こうの海には行けないよ〜っと

底の開いたポケットから次々とこぼれ落ちるヒナたち

このあたりは野鳥の繁殖の原です

  なら海へ〜

もっと草木が伸びてからじゃないと落ち着けないと思ってたのです

  なら海へ〜

すわりの悪いぬいぐるみのようでいるのはいやです

  なら海へ〜

海に行けば!

なんだって

どうにかなるさ〜

____________________

「薄れて欲しい景色」


そのお家の横の小川の急な流れは

もっと後ろの方じゃなかった?

そう凄い急で渦を巻いてるようだった

そのお家の後ろには小学校のグランドが広がって

子供たちの遊ぶ声に

かき消されたりもし

でもとても急な流れで

そう

確かそのお家の真横じゃなかったよ

もう少し後ろだったと思うよ

今もあって

凄い勢いで

渦を巻いてるんだろうか

そして今日も

曇り空なのかな

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「ゆったりと」

お気に入りの絵が出てくるまで額縁の中をめくってゆく

暗闇が好きな人の遊び?

たまには明りをつけてみたらなにか発見があるかも

川に落としてしまいそうなモノの
を身に付けていないのがみえると

橋の上から もっとゆっくり下をのぞけるし

帰ったら

すけすけのレースカーテンに隠れて
寝るのが好きな猫になる?

お〜

それはとても

いいかも

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「根っこが僕の目線なら」

雨上がりのアスファルトに迷いこんだカタツムリを
やさしく草むらにもどしてあげるおじいさん

その手つきは手慣れてて
子供のころからしてあげてたから

木の根っこが僕の目線なら

その根にたどり着いてみたものの

木のてっぺんに向かおうか
未知なる土の中にもぐろうか

最近いつもそう

迷う

おじいさんに

もう一度お願いしてみたい

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「古道具屋の渡り廊下」

置物のほこりを落としたがらない
おやじの古道具屋

その入り口は店の裏側にある
木戸で出来た渡り廊下

何度でも行き来をする

渡った先は見上げるほど高く
気高く空に向かい
青々とした空の下

何度でも

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「冬至」

おにぎりじゃないのに
飯を手でつかむ

いやいや

冬が来る前に
雪降る日への思い出に

そう 外に出よう

シャボン玉をつぶしながら
歩くのも楽しい

西日というドラマを作ろうか

むずかしいドラマじゃないよ

簡単な楽しい

ドラマだよ

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「花イチゴ」

赤い花

刈りたおされて

土の上

野イチゴのよう

今日

枯れてゆく

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「夜のとばり」

夜のとばりって
こうなの?

いつもこの時間はビルの中なので

こんな時間の夜道は

とても新鮮です

夜のとばりが気に入ってしまったので

ビルにもどるには

靴を脱いで入るんだったかさえ忘れました

____________________

「拍手〜」

なんど張っても
はがれてしまうタイルのような景色

いいかい もう一度いうよ

あの屋根の向こうは海じゃないから

交差点の
あっちに向かって拍手
そっちに向かって拍手
斜めに向かって拍手

空に向かって拍手〜

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「空気がみえる」

木が何本も生え天高くそびえる

自転車置き場

それほどなのに

その景色がとても空気がたくさんで

鉄柵で囲われてる

とても低い柵

今日も町内で出来上がった織鶴を集めるおばあさんが

休んでゆく

この柵が木だったころから腰かけてたって

木々や自転車の間の空気に伸びる枝や自転車のハンドルやワイヤーに

いつも ここでたっぷりふくらんだ織鶴

写真で

懐かしい景色にできそう

____________________

「ふ」

ふが食べたい

急いで袋から出そうとすると崩れてしまうので

そーっと出さなきゃならないんだ

中華そばの中に入れたふのわずかな匂いを

マッチを消すリンの匂いに消されてた頃

いつかまた

いつの匂いだったかを

思い出せますように

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「箸とスプーン」


箸だと伝わらないことも

スプーンだと伝わる日がある

話のスピードも変わるから?

それでも

やはり

箸が好き

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「さみしそうな公園」

今日はべつに用もないのに
来てくれたの?

と言いたげな小々雨の公園の景色

ときたま訪ねる人たちに半信半疑

橋の下に落ちる滴が

あさってもあれば

確かに

今日は

雨の日

だったからね

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「懐かしい生活」

おしめりな雨が降る

これぐらいなら

いろりのある家は

今日も

訪ねられ上手


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「弱気」

となりの人のために
席をひとつずれてあげたら

目の前にクモが

まるでずれてあげたことも 自分の仕掛けた罠なんだよと

ささやかな動きからもみてとれる

このままではまずいので

用もないのに ちらちらと動いては

生きてて元気なんだと 知らせれたろうか

手を洗う時に鏡に映る 自分が

弱気そうに

最近いつも

そう映る

____________________

「門の向こう」

たかがトマト 

そのトマトが
門の向こうに行けないでる

夢の中で門番の人に
置手紙をしてあげたつもりだったのに

門をくぐり抜けれないで
ただただお辞儀をしてるトマト

門をくぐり抜けたら
こちらに向かって
お辞儀をするんだっていってたもんね

門だとばかり思ってた
残された眠りの時間に

向かう

今日は暑くのどが渇く

目覚めたら

熟れたトマトをいただきたい

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「落し物」

このピックだれの落とし物かな

  え〜君がギターを弾かなくなってから
  ず〜っとそこに落ちてるよ

ヒュ〜

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「河川敷」

僕しか越えれないと自負する柵を越えて

今日もこの河川敷を我が物顔

でもたまに時空の歪みから
大正姿の女学校の生徒さんが

袴をはいた姿でふっと現れ
自転車で通ることがある

小さいころ言葉に説明できなかった何かを
思いださせたがってるのでしょうか

あの頃のように
靴を右左 反対にはいてみる?

分かりません

ま〜ゆるゆると

河川敷〜

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「白詰草」

もしやと思ってみても

やはり三つ葉のクローバー

白詰草

やがて咲いては
ほのかにピンク色

笑ってくれるだろう

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「靴の修理屋さん」

ジャズ研の部室でカナちゃんが

この中に靴の修理屋さんが紛れ込んでます
誰かは分かりませんが・・・

自転車の吐く息って知ってる?
サビた歯車の
上り坂のうるさい事
あれがそう

犬は鼻がいいので
カレー屋さんのチーフが変わると
分かるらしいね

いきなりみんなが多弁

あの天井に使われてる張りがあるよね
あれね きのうまで
階段の手すりだったんだって

笑わせてくれる人が
何人にも増えたような素敵な笑い声で

みんなが
笑いあってる

靴の修理屋さん

癒やしてくれる

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「青い色の空」

雲ひとつない青空

あなたの今日の青いシャツの色も素敵ですね

でも向こうから来る人の
かぶる帽子の青も素敵で

僕の目の前に広がる
水たまりに映る青空を

かた足でもて遊べないので

いつまでたっても
手渡せないでる
ズボンのポケットに入ったメモ紙

ポケットの中で
手のひらに当たる
この手触りが

嫌いで

青く染めて

今日こそ

空高く〜と

____________________

「包み紙のおまじない」


目に着く
果物すべてのてっぺんに

次々とひらがなを
一文字ずつ書いてゆく

それはおまじないのなので

やがて雲が舞い下りては

僕を包もうとするので

帽子に帽子カバーをかぶせた

明日は
素敵な川を作ってはみたけれど

水を流すのがもったいないと
ちゅうちょしてる僕の心にも

雲は舞い下りてくれてる

水ほどの破壊力はなく

下流から上流へと優しく流れてゆく

そして

あの青空に舞いもどる

字の読めない小さいころの
果物屋さんの包み紙に書かれてた

おまじない

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「仲よしな音」

強い風や突風が
入れ換わり

所を変え

友達や友人の関係のように仲よし

追い風 向かい風も

いい響き

強すぎる風の音は

話半分に聞いてみるのも

手かも 笑

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「見送ってくれる景色」


今通った森が

竹林だったらよかったのになって?

ほら 見てごらん

バックミラーに写る見送ってくれる景色が

竹林だったんだって
思ってくれていいよって
って景色に写ってて

素敵な森だね

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