1ページ TOP 始まりの景色 冬のお伴 確かな思い込み 夜空散歩 セピア色 赤い月 ドライブ 華となれる夢 花のジョーク 故郷 調理パンの具の気持ち ミスティ 光 ホワイトイルミネーション 思い出の初恋 クリスマスの遊び 空き地の時間 浮いて行く 龍の背中 戻りたい 春近い公園 2人の曲に 夜桜 素敵な建物 浅川マキ 夏秋冬春 つくし 屋根 ただいま シロツメクサ 夏の公園の蛇口で |
始まりの景色 セピアに赤を混ぜると紫になる そんなありそうな嘘にだまされてみるのも落ち着けそう 手を伸ばし 足を伸ばしその色に同化したい そしてそのままでいれたりする? そんな小話にもだまされそうな クリスマスの夜 セピアに赤を混ぜると紫になる そんなありそうな嘘に乾杯 _____________________ 冬のお伴 ぬくもりはうれしい
_____________________あったか〜い でも欲張ると やがて汗となり冷えては 流れ落ちてゆく でもまた ぬくもりは顔をのぞかせてくれて 「待ってた?」って ぷっ’ おもわず両手で抱きしめてしまう 確かな思い込み 「実は僕空を飛べるんだよ」と 誰かに言われたらどうします? 言ってみたくないですか。 「実は僕空を飛べるんだよ」 「えっ 本当に?」とかって 素直にビックリしてくれたら楽しそう 今度背中に乗せてあげるよ _____________________ 夜空散歩 毎日夜空を見上げる天文台が遂に 星空へ舞い上がる 拍手〜 帰るのはやはり小高い丘の上 拍手〜 _____________________ セピア色 「あそこの壁に掛かってる紙ってセピア色なんだね」 「ばか’セピア色の紙なんじゃなくって古くなってそうなってんるんだよ」 「セピア色ってそうやって作るんじゃないの?」 _____________________ 赤い月 すすき野原のくぼみから見上げる月 すすきの重なりにセピアな月 あなたの心が見えないそんな二人で 見上げる月はかすんで見える月 夕空を染める真っ赤な夕焼けに そろそろ帰っておいでとささやく そんな赤い月 _____________________ ドライブ 郊外を走ってるといつものところに いつもの景色がある そんな久しぶりな景色に 「また会ったね」といえるのは 雪が解けてから 無造作な冬囲いのその向こうで 小さな僕が歩き始める そんな思いを振り切るようにアクセルを回す そんな怪しげな道も 雪が解けてから _____________________ 華となれる夢 咲きほこれず さりとて散る事もかなわぬ 忘れられた つぼみ それでも朽ち 落ちる先は池の中 沈んでゆく 沈んでゆく でも・・・ 観る者があれば いまだ’華となれる夢はある そんな朽ちたつぼみの 咲きほこるようなさまは 池の中でこそ ひらく そう水たちがそ〜っと 忍ほどく 花びら散るなどない この華の姿こそ あこがれか _____________________ 花のジョーク 花さん 花さん あなたは何でそんなに美しいの? 「あなたのボーっとしてるのを 何とかしたいからよ」 わーっはっはっは _____________________ 故郷 この町にはこれからも居るんだから この公園を 想い出に刻んどかなきゃ なんて ないから 今日も 公園の入り口に 差し掛かってんのに ちょっと 楽しげに いたずらっぽく? 公園の外堀を廻って行こう〜 _____________________ 調理パンの具の気持ち パンの外を見上げれば 希望に満ちた 暖かい光が差し込む なのに僕は食べられて 終わっちゃうんだ〜ヨ _____________________ ミスティ 私を見てと 霧深い中で叫んでも きっと それは ただの独り言 ミスティ _____________________ 光 光のしっぽから 質量を得たかのように 剥がれ落ちる まるで しずくのよう 拍手を待つかのよう 何にでもなれそうな そんな想いで? はがれ落ちてゆく 素敵な一度だけのショー _____________________ ホワイトイルミネーション 見事な光の宴にも 立ち止まるには寒過ぎて やり過ごすには 眩過ぎて こんな思いが 毎年繰り返される 毎年 毎年 セピアに赤を混ぜると 紫になる そんなありそうなうそに 今年もだまされそう _____________________ 思い出の初恋 壊れかけの石段が見える 行きは 上り 帰りは 下り いつからなの? 空き地になった 言霊のお届け先 広げた事のない想い出は 空からじゃ見えない _____________________ クリスマスの遊び どなたのダウンから 抜け落ちたのかの 羽毛が 降り頻る綿雪を ふわふわと 友達にしちゃってる そんな クリスマスの夜 メリークリスマス _____________________ 空き地の時間 みごとなコスモスの苑も 刈り取られ 忘れられてた小さな池が顔を見せる でもなんか恥ずかしそうだな がんばって がんばって 何本かの 刈り取り忘られたコスモスが その池を隠してあげようとたなびく がんばって! がんばって ! 素敵な景色 _____________________ 浮いて行く ず〜っとあこがれてた あの青空に舞い上がる それが今出来てる 嬉しい 下を見ると彼が泣いてる 何で泣いてるんだろう やっぱり戻ろうかな でも もっともっと空高く舞い上がりたいし でも戻ろう彼を泣きやまさなきゃ えっ どうしたんだろう 戻れない え〜っ?! あ〜そうだ あたしは死んだんだった それで 戻れないんだ _____________________ 龍の背中 長く伸びた龍の背中を走る キラキラと太陽の光を 足元まで 伸び反射する 浅瀬の海にあらわれる 一筋の 竜の背中 そして 空高く舞い上がりたいのかい? それとも 海深く潜りたいのかい? なんて言われたら いや いや あの地平線までつながってる今が とっても素敵でって _____________________ 戻りたい 戻りたいのと 抜け殻にセミが 手伝ってあげようか 気が合いそうだし ひゅ〜 _____________________ 春近い公園 あ〜だめだめ この公園の魅力はね こっちから入ってさ あ〜違う違う こ〜う ぐる〜っと周る様に そうそう ここはこういう風に道が出来てるからなの ここんとこは 幅はこれぐらいだったかな 彼女と2人で横に並んで歩くと楽しいかもね 出る時はね まだいるだろう皆に挨拶できるように そっちからこっちに来るように出るのさ 分かる? 「あのさ なんとなく分かるけどさ 雪が解けてから もう一度言ってくんない」 それって もうすぐ? だよね?! 「だよね!!!」 _____________________ 2人の曲に 歌詞のない曲に歌詞をつけて 思い出の曲の出来上がり でも 曲名は変えない 合言葉だから _____________________ 夜桜 灯篭が支配する世界 白くも桃色を浮き立たせ 怪しい気持ちにさせる まるで灯篭に書かれた文字が 誘いの呪いのように浮き出る 振りほどき かろうじて家路に向かおうとする者あらば これでもかと 池に映る橋までもが 「この真っ赤な橋を渡らねば帰れぬぞ〜」 物の怪の春のお楽しみ 夜桜縛り _____________________ 素敵な建物 素敵な建物がある 恋をした 建物に いつしかその建物は 喫茶店になり 中からこちらを見れる そんな建物に生まれ変わった 閉店時間にも帰らなきゃ 僕のもの? ひゅ〜 _____________________ 浅川マキ 木目の格子の入ったガラス戸を開けると いつもの喫茶店がある カウンター席に座る 黒で決めた娘が 「今日からあたしが浅川マキよ」 と、言っても 誰の心にも響かない ひざ掛け代わりのコート そんな様が似合う頃に また会おう と、言った僕の言葉も様にならないな〜 今 ふっ と笑ったマキさんが ガラス戸のきしむ音で オチをつくってくれたような _____________________ 夏秋冬春 照りつけるぬくもりが花々を謳歌させる 太陽よ ありがとう 散りゆく、留まる事無く去りゆく潔さ 風よ ありがとう 行くも戻るも魅力無し 白い静寂な景色 雪よ ありがとう 抑えるな!芽生えるぞ!想いもつぼみもあらわな姿をさらす 命よ ありがとう _____________________ つくし 皆さん 僕’つくしです そうあのつくしです 僕を食べ物だとは 思わないでいいです ただ’ただ’ そこに、いるだけです 本当に それだけですから _____________________ 屋根 屋根には 何物も残ってちゃいけないの? 誰かが そう言うの? 屋根の引っかかりに留められた人形が ばつが悪そうにしてるものだから もうすぐ 風に誘われて さよなら なのにね _____________________ ただいま 大きな花の上に 小さな花の 小さな小さな花びらが舞いおりる ・・・・おかえり _____________________ シロツメクサ シロツメクサ達の誘い 私達の仲間はこれだけ 今日は何を編んでくれるの 小高ければ小山を作り 周りに何もなければ土に浮かぶ 小島のように振舞う シロツメクサ達 しかし それだけではない シロツメクサ この名を特別なものへと 張り合わせる2人がいれば 4つ葉のクローバーをあげよう 魔力を秘める やがて張り合わせた思い出が 朽ち果てるまでに 思い出の抜け殻を伝い 何かが再生する _____________________ 夏の公園の蛇口で どこにでもある景色に今日は 「あの向こうに海があるのさ」 と言ってしまった 本当にありそうで 今のうちに真水を確保と 公園の水のみ場を探す ごっくん ごっくん 水は飲んだ 服が濡れた サンダル履きの足も濡れた 汗もけっこうかいてる 太陽はまぶしい う〜ん 満足 今日はこの辺で 満足 あの向こうに行かなくっても 満足 熱い夏の日の突如現れる 心の蜃気楼 _____________________ 1ページ TOP 8ページ 7ページ 6ページ 5ページ 4ページ 3ページ 2ページ |