家族の夏

友達家族と夏のキャンプに行く事に
勿論漁火の見える小高い景色のいいところに場所を決めて
って、行く事になってる日の前の日に 急にうちの家内と僕が用事が出来て 「うちは次の日に行くよ」 と言ったらうちの子供たちが
一緒に行きなれて仲が良い家族なもんだから
「あたしたちも花ちゃんたちと先に行くよ お母さんとお父さんは後からゆっくり来て」
と小学3年と幼稚園の二人の子供が言うんですよ
そういう無理のかかった時っていうのは 重なるもんなんですが その時はまだ、そんな事を知らないみんななのです
昨日も 今日も 明日も暑い夏の
ある’家族のお話


次の日は夫婦2人をおいて行ってしまった 子供2人ですが、ま〜勝手が違いながらも 友達家族と楽しんだんですが
翌朝その家族に急ぎの知らせが飛び込むんです
どうする?おばちゃんたちは早く札幌に戻らないと ならないんだけど、
この時間だとあなた達のお母さんお父さんは こっちに向かってると思うけどね
で、シャキッと上の子が「お母さん達が来るまで あたし達で待ってる」と言うので 
キャンプ場の管理人に頼んでその家族はそそくさと
帰っていったのであります(大丈夫かな)
お姉ちゃん? お母さんとお父さん来るよね? と、既に心細くなってる下の子
管理人が「一緒に何かして遊ぼうか? それとも、あそこのブランコであそんでてもいいよ」
と言っても「ううん、いいの。来るから
あたし達がいないと分からないし」
と、気丈にいう姉(小学3年)の手を しっかり握る妹(幼稚園年長)


両親の到着を待つ事にした子供達ですが 待てど待てど着ません
ず〜っと2人は管理人棟の入り口から駐車場の方を見てます
今日帰る家族達は朝ごはんを食べてるところや テントを片付けてるところ
今日も連泊のところの子達は 遊技場で楽しそうに遊んでます
管理人に遊んでていいよ、着たら教えてあげるから と言われてますが、そんな気になれません
今日も暑くなりそうな夏の日
2人は入り口から外に出て でも入り口の階段のところに腰掛けてます 下の子は心細く泣きそうになってます
と、そこに聞こえてくる
聞きなれた犬の声が〜
やった〜


もしかして あの犬の声はゴンタ? そうゴンタでした その後ろに待った待ったお母さんとお父さんが
それはもう子供達も親も嬉しがってます こんな時って、もし会えなかったらとかって 不安がよぎりますからね
今からがこの家族のキャンプの始まりです
早速横幅が10メーターぐらいある 石作りの滑り台に子供達が行きましたよ 
「お父さん お父さん助けて〜」 と、でお父さんが下からいったら 滑っちゃって途中でいけなくなり
で、今度は「ゴンタ助けて」 と滑り台の途中で2人が呼びます
賢いゴンタは助けに向かいますが やはり途中でよつんばの格好で 止まってるお父さんのとこまで行くと
後は滑っちゃって なんとお父さんの背中にヒョイっと 乗っかりました
子供達が笑いながら ゴンタを抱きかかえに行きました(何だ行けるんじゃん/笑)
うん?
お母さんは少しばかりの日陰から出ようとしなくって 「○○ちゃんたち ジュース飲むかい?」と
ジュースの缶を差し出してますよ
暑い 暑い〜夏の家族


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