2012年3月29日 板倉弘実

皆様
気候も、政治も、「普通でない状況」が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
下記のように、済州(カンジョン)海軍基地報告集会を開催します。
(当初、4月29日を予定していましたが、都合で変更しました)。
県内からカンジョンの済州海軍基地を訪問された9人の方の報告をお聞きして、意見交換をしたいと思います。
ご参加いただき、平和、軍事基地、日韓市民の友好・連帯などの問題について発言してくださいますよう、また、団体会員、知人の皆様に紹介してくださいますようお願いします。
チラシを配布していただけるようでしたら、ご連絡ください。
よろしくお願いします。 (私は明日から、7回目のカンジョン訪問をします、板倉)

3月29日
報告集会実行委員会(板倉弘実)

 


済州(カンジョン)海軍基地報告集会
 【A会場】 5月12日(土) 13:30〜 高校会館 (234-2216)   
 【B会場】 5月20日(日)   13:30〜 ひとミュジアム (283-2251) 
  ▼ 済州海軍基地の報告
  ▼ 意見交換
  ▼ 相談 
(1)「海軍基地反対、済州との友好・連帯のつどい」((カン)東均(トセンギュン)村会長さんなどを招待して)
(2)済州島平和の旅
(3)「詩と版画(上野誠、森貘郎)と写真 による日本国憲法と松代大本営展in済州」
  参加費 500円
  主催 報告集会実行委員会



情報
 《ハンギョレ新聞電子版3/27》
検証合意にも「知らんぷり」海軍、昨日も9回目の爆発
〈要旨〉
 済州道庁は、「第二次シミュレーション(クルーズ船の出入港について、海軍が単独で行った)は公正性と客観性欠けるので認めることができない」としてきた態度を変更して、軍が行ったシミュレーションの結果を、政府、軍、道庁、道議会、カンジョン村が参加する「検証会議」で検討することに合意し、結果が出るまでの工事の中断を求めた。
 けれども、海軍は昨日も爆破を強行した。
 また、海軍基地阻止と平和の島実現のための汎道民会議が、「ケイスン(防波堤建設のための巨大なコンクリートの塊)」を運搬中のバージ船が漁船と衝突し、2隻を没させた事件について、船舶安全法違反で告発し、仮処分を申請してたいたにもかかわらず、この日、基地建設事業体であるサムソン建設がケイスンの運搬、投入作業を強行した。
 カンジョン村会は、済州道が要請していた「第2次シミュレーション結果の検証チームへの参加」を公式に拒絶し、ウ・グンミン知事に、動揺することなく、「公有水面埋め立て免許取り消し」「絶対保護地域の解除取り消し」を行うことなどを要求した。
 済州道議会も、検証チームへの参加を拒絶した。
 済州大学島のA教授は、「政府と軍が国家安保事業を推進する過程で、地方自治体と地域社会の意見をこのように徹底に無視した例はない。取り返すことができない状況をつくろう(住民の反対意思をくじくために)としている」と語った。


《MBCTVニュース 2012/3/27》
済州海軍基地工事用 「Floating Dog (パージ船)」運行中断
〈要旨〉
27日。国土海洋部は、「済州海軍基地の海上工事用の Floating Dogについて、船舶安全検査を受けさせるための期間について協議中」であることを明らかした。
国土海洋部の関係者は、「普通、このような船舶安全検査は40日くらいかかる」と語った。
基地建設事業体の関係者は、「安全検査を受けるため、ケイスンの移動の準備を止めた」と語った。

《同 3/23》
李正姫、候補辞退宣言、野党連帯新局面
〈要旨〉
 野党の候補単一化の予備投票の過程での不正問題で、激しい攻撃にさらされ、野党の選挙連帯が座礁に乗り上げる危機にさらされていたが、統合進歩党の李正姫共同代表(元、民主労働党々首)が立候補を辞退したので、野党連帯、統一候補への支持率が回復されつつある。
 (政権与党は政党名を改め(セヌリ党)、支持率が急落している李明博大統領の「対北朝鮮政策」、経済格差などの是正、大統領の実兄、国会議長などの大物議員の立候補辞退などで、野党第一党の民主統合党と肩を並べるまでに支持率を回復した。支持率7%ほどの統合進歩党を含む「野党候補の単一化」を実現すれば、野党の勝利が可能になる。李正姫共同代表の立候補辞退の決断が、野党の連帯野・共同消滅の危機を救った)

《韓拏日報 3/27》
ネティズン、「経済難の平和博物館を救おうろ」募金
タウン・コミニケイション、来月21日まで「希望の年」を通じて

〈要旨〉
 済州平和博物館(旧釜岳平和博物館)が財政難に陥り、日本の公明党、他の宗教団体(創価学会)と売却交渉をしている報道が伝わると、日帝の侵略国主義の象徴的存在である遺蹟を日本に売り渡すことへの批判が高まった。釜岳の遺蹟が個人所有で、公的な支援が得られないので、有志が募金活動をはじめた。26日までに、8341 名が6375,117ウォンを拠出した。
 李容根館長は、「言論界だけではなくて、全国から関心を寄せられているので、売却交渉をいったん中断する」と語った。
 (李容根館長は、トラックの運転手出身で、「韓国(日本国憲法)9条の会」の会員。松代を2回訪問するなど、韓日交流にも熱心だった。平和博物館の展示の方法が科学性に欠け、経営が商業主義的だとする批判があった。「批判だけしていないで、よくなるように協力すべきだ」とする声もあった。昨年、野外の朝鮮戦争展示場をつくり、国防省から延坪島砲撃事件の砲弾を借りて展示し、「国防省の手先」などとする強い批判があった。今回の募金運動で、平和研究者、活動家が、展示内容、運営などについて援助、協力するシステムができることが期待される)。

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