2012年3月7日 板倉弘実

速報です。

クロンビ岩、爆破強行 !
発破用火薬搬入阻止―正面衝突
道知事、「公有水面 工事中止命令」を出すか?

 6日。
 西帰浦警察署長が、クロンビ岩爆破申請を許可した。

 7日、午前3時。
 カンジョン村会館のサイレンが鳴り、村民と活動家たちが工事現場に駆けつけ、爆破用の火薬の搬入阻止行動を始めた。
 トラックの進入路に車を駐車させ、その車と自分の身体を鉄の鎖でつないだ。
 首都圏からの500余人の戦闘警察隊と、道内から動員された警察官、計1,000名が、手当たり次第に住民を逮捕、連行した。
 ハンギョレ新聞が、「ズボンを脱がされて逮捕された住民」の様子を伝えている。
 著名な作家、文化人たちが、抗議の声を上げている。
 野党の大統領選の最有力候補の、ムン・ジェイン氏(蘆武鉉財団理事長)が、「李明博政府に基地建設工事の再検討を要求する。事業が1~2年遅れても、安保が崩れてしまうことはない。最初に、蘆武鉉政府が決めたということを工事強行の口実にしないで欲しい」と語った。

 海軍は、火薬を舟で持ち込んだ。
 カンジョン村に住みついているフランス人平和活動家のベンジャメン・モレ氏とカメラマンが乗ったボートが、五隻の警備艇に囲まれて、転覆した。

 午前11時20分。
 爆破が強行された。
 続いて、夕刻まで、6回、爆破を行った。

 午前。道が緊急対策会議を開いた。
 「公有水面管理並びに埋め立てに関する法律第52条」に基づき「15万トン級クルーズ船2隻の、同時入出港の可能性(国防部はそれが可能だと説明してきた)の判断など、問題点、疑問点が明確になるまで、工事中止の行政命令を出すことすことを検討した。
 「従って、済州海軍基地工事について、10日後、聴聞会を経て、公有水面埋め立て工事が停止される可能性が出てきた}(漢拏日報電子版、3/7)。

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