済州島での海軍基地建設問題に関する年表
●95年
 4月   :キム・ヨンサン大統領主宰の国務会議で、済州海軍基地の国策推進事業を決定。
●02年
 5月   : 済州ファスン港の海軍専用ふ頭について、海軍と海水部が協力。
 5〜12月: 済州海軍基地に関連し、賛否の論争。
10月31日:済州島「反対の立場」を表明。 * 世論調査の結果、反対が優勢。(賛成25%.反対58%)
12月26日:海軍基地事業が暫定中断。海洋水産省の「港湾開発基本計画」の反映を留保。
●05年
 3月24日:済州海軍基地(ファスン) 再推進計画がマスコミで報道。
 4月 6日:アントク面で非常対策委員会を結成。
 4月11日:アントク面・ファスン里で反対委員会を結成。
 4月29日:アントク面・サゲ里で反対委員会を結成。
 5月 3日:済州島海軍基地反対道民対策委員会を結成。記者会見を実施。
 5月20日: 済州島知事が、国務総理会議で、海軍基地建設を06月7月まで留保することを提案。
 6月 7日:済州島知事が、 懸案問題を理由に済州海軍基地関連論議の中断を発表。
 6〜7月 :国務総理室が、主観対策会議(2回)、 及び調整方向を決定。
        - 海軍:06月6月まで対外活動自制の後 基礎調査実施。
        - 済州島:06月7月以後に、海軍の基礎調査実施に協力。
10月28日:ウィミ地域で現地踏査。
       * ウィミ地域・水深及び地形調査結果: 海軍基地建設可能と判断。
●06年
 1月〜4月:ウィミ地域での海軍基地建設の可能性を検討。
        * 検討結果: ウィミ地域海軍基地建設可能
        * 規模: 埠頭 1,950m, 敷地 12万坪以上, 旋回場 600m
 5月17日: ウィミ地域・海軍基地誘致委員会の記者会見。
 7月12日: ウィミ地域・海軍基地誘致反対対策委が結成。
 7月26日: 06年事業予算が執行。(基本計画/調査予算 5.7億ウォン)
 7月31日: 海軍基地推進関連 T/F、 及び基礎調査協力の要請。(海軍→済州島)
10月13日: 基本計画調査に着手。
        *事前環境性検討着手併行
12月  : 国会が07年事業予算(20億ウォン) を編成。
* 防衛事業庁:一般会計中の済州海軍基地予算20億ウォンは、研究用役・用役費とするが、済州島の同意がある場合に執行する。
●07年
 3月   :海軍基地の既存候補地を含み、追加候補地の実事及び検討(2回)。
       *ファスン、ウィミ里、カンジョン洞、ウォルピョン洞、トサン里、エウォルウプなど8地域
 4月11日: 道知事が、海軍基地推進ロードマップを発表。
 4月12日: カンジョン村会で、海軍基地の誘致希望を発表。
 4月13日: 国防省長官が、済州島訪問で政府の立場を表明。
        * 済州島及び基地建設地域インセンティブ(700億ウォン) 説明。
        * 反対団体が抗議デモ、警察が46人を連行。
 4月26日: カンジョン村会が海軍基地誘致の記者会見、及び海軍基地誘致建議の公文書を発送。
 4月30日: 道知事道議会懇談会で、カンジョン村も候補地に含み決定。
 5月14日: 道知事が海軍基地誘致の決定、及び候補地でカンジョン村を発表。
 5月16日: 海軍基地建設による事前調査施行の要請。(カンジョン村会→海軍)
 5月22日: 済州海軍基地事業関連の通報。(済州島 → 国防省・海軍)
        - 済州道内 海軍基地建設の同意
        - 西帰浦市カンジョン村地域を最優先の建設対地で選定
        - カンジョン洞に対する基本計画/設計など用役業務着手
 6月 8日: 済州海軍基地建設地域の決定を通報。(国防省 → 済州島)
 7月12日: 「済州海軍基地阻止・全道民対策委員会」が結成され、記者会見。
 8月20日: カンジョン村会、 住民投票で海軍基地誘致反対を決定。
 ●08年
9月11日: 政府が、海軍基地を「世界的な民・軍複合型観光美港」として開発する方案を発表。
11月21日: 国防省が、国防・軍事施設事業実事承認を考試。
 ●09年
 4月27日: 国防省・国土海洋部・済州島が、海軍基地建設基本協約書(MOU)を締結。
 8月26日: キ厶・テイファン済州知事のリコールを求める投票。  投票率は11.0パーセントで無効。
12月17日: 済州島議会が、カンジョン海岸絶対保全地域の変更(解除)を 議決。
 ●10年
 3月17日: 国防省が、国防・軍事施設事業実事計画の変更承認を検討。
11月15日: 済州知事が、 カンジョン村海軍基地建設の収容入場を発表。
12月16日: 海軍基地建設反対記者会見で強制連行(46人)。 海軍基地の工事に着手。
 ●11年
 2月 9日: 海軍及び建設業社が、海軍基地予定地に現場事務所を開所。
 3月15日: 済州島議会が、 絶対保全地域変更同意議決に対する、取り消し意見案を上程し可決。
 5月   : 野党5党が、真相調査団の活動を開始。
 8月 4日: 野党5党が、真相調査団報告書を採択。 済州海軍基地事業の再検討を求める。
 8月14日: 警察が、海軍基地建設敷地施設保護要請によって、戦闘警察の人力と装備を増強配置。
 8月24日: カン・ドンギュン村会長が強制連行。
 9月 2日: 警察兵力が投入され、フェンスが設置される。

TOPへ戻る