ペルセウス座流星群(2007/08/12)



今年も流星群の季節がやってまいりました。

そう、8月と言えばペルセウス座流星群です。 今年は新月、そして快晴、という条件が揃った これ以上ないぐらいの好条件なので期待が持てました。

という訳で0時から多摩川に寝そべって見ようかな、と計画していましたが、23:30頃からうつらうつら し始めてしまい、気が付いたら0:30。多摩川、はやや遠いので近所に田んぼがあったことを思い出しました。 実は柴崎は多摩ナンバーということもありかなり田舎なのです。少し歩けばなんと小さいながらも山もあります。

チャリで5分程走り田んぼに到着する直前に、いきなり最初の流星が見えました。これは期待が持てそう! 田んぼに到着すると、さすが、辺りには全く光源がなくほぼ漆黒の闇でした。 新月ということもあり、かつて無く星々が見えます。ここは東京?

観測を開始します。5分程眺めていると早くも3つぐらい流星を見つけました。こんなにあっさり見れるなんて素敵。 最高条件の触れ込みは伊達じゃない。以前ふたご座流星群を見た際は、はっきりと見える流星の他に、うっすらと 筋状に無数に見える流星も見えました。きっと今回も見えるはず。

この筋状の流星を見るには、完全に目を闇に慣れさせる必要があります。闇と一体化する、言わばトランス状態のような感じ。 集中して目を凝らしていると段々見えてきました。うっすらと筋が無数に走っています。間違いない、これは流星です。

流星とは彗星の撒き散らしたチリの中を地球が通過し、チリが大気圏に飛び込んでくる際に発生するものです。 無数の筋が見えるということは正にチリの中を地球が通過している証拠。普段は体感出来ない、宇宙における地球、 という存在を実感することが出来ました。

今回は、はっきりと見えた流星は10分間に8個。ずっと見ていればもっと見えたと思いますが、結果には満足したので帰宅。 帰って早速国立天文台の報告ページに投稿しておきました。

次は12月のふたご座流星群!


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