久しぶりに三鷹国立天文台の定例観望会に行ってきました。
今回は「ミザール/おおぐま座ζ星(多重星)」でした。多重星というのは肉眼での見かけ上 2つ重なったように見えるものと、実際に連星として重なって見える2つのタイプがあります。 今回は連星ではなく、見かけ上の多重星でした。ミザールは、おおぐま座の北斗七星のひしゃくの柄の部分に当る 下から2つ目の星のことです。空気の綺麗なところでは肉眼でもぶれたように、多重星となっているのが分かるそうです。 古代では兵士の入隊試験時の視力検査に用いられたという話もあります。東京ではちょっと厳しいかもしれませんが、 今度チャレンジしてみようと思います。 この日は幸いにも晴れ、観測することが出来ました。まずは50cm望遠鏡にてミザールを観察。望遠鏡では、 はっきりと離れているのが分かります。ミザール(2.4等星・78光年)が多重星として見えているのはアルコル(4等星・81光年)が 並んでいる為です。望遠鏡ではくっきりと離れているのが見えます。また、ミザール自体は連星(ミザールA、ミザールB)でもあります。 メインのミザールの観察後、横に設置された8cm望遠鏡で木星を見せてもらいました。縞模様はさすがに見えませんでしたが、 木星の周りに衛星が4つ並んでいるのがはっきりと見え、感動的でした。(絶対望遠鏡買うぞ) しばらく天文に触れる機会がなかったのですが、やはりいいです。夏こそ星座を覚えよう! 国立天文台の定例観望会のページがリニューアルしました。(必見!) http://www.nao.ac.jp/about/mtk/StarGazing/ |
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