2006年の活動報告


11月18日

支援物資を寄付(支援物資をジャマイカに届けてくださる方、ご連絡ください!)

今年2006年も、ボランティアの皆さんにお願いしたり、私達が持っていったりと、たくさんの支援物資をジャマイカに届けました。9月にジャマイカで写真を撮影するために行かれた方にも衣類、玩具をたくさん持って行っていただきました。ボーイズホームでその玩具を持っている男の子の写真などをここで紹介させていただきます。

ぬいぐるみは、たくさんの方に支援していただき、倉庫に収まりきらないくらい集まりましたので、受付を終了させていただきました。皆様のご協力、本当にありがとうございました。

現在、支援物資をジャマイカに行くときに持って行ってくださる方を募集しております。出発日時に合わせて、関西国際空港や成田空港にゆうパックで送りますので、チェックインの時にスーツケースと一緒に飛行機に預けていただければ結構です。よろしくお願いいたします。

4月にボランティアの方にウオルトリーホームへ持って行っていただいたぬいぐるみ(事務局で送る前に撮影) 9月、ボーイズホームで寄付した玩具を手に(写真家の方撮影) 9月に持って行っていただいた文房具やぬいぐるみ 7月、代表の三宅と事務局長の平松がウオルトリーホームを訪問

11月6日

国連NGO WFWP Jamaica モラル教育を支援

皆様からのご支援により、今年はジャマイカを支援する会とWFWPと共同で、US$1,500をWFWP Jamaicaの行っているモラル教育に寄付することができました。ありがとうございました。

「One love, One life, One man, One wife」といつも声の限りに訴えるサーモン講師。

シングルマザーが60%といわれるジャマイカでは、一人の女性が何人もの男性の子供を次々と産んでいる場合が少なくなく、家庭で子供たちが、母親父親の両方から愛情を十分に受けているとは思えない状況です。だからこそ、「One Man, One Wife」(一人の男性(夫)に一人の女性〔妻〕)と叫ばなければらなないのです。

特に父親不在の現実が、青年を犯罪に走らせる原因にもなっているという見方をするジャマイカの国会議員もいます。正しいモデルとなり、正しい方向へ導いてくれる父親の存在が男の子には特に必要です。

WFWP Jamaicaでは、キングストンの事務所や学校。コミュニティーの集会などで、ジャマイカの家庭再建も目指してモラル講義や勉強会を行っています



貧困地区のセントフランシス・ベーシック・スクールを支援

今年もセントフランシス幼稚園にWFWP大阪第七、第十三連合と共同で、毎月US$120を寄付しました。今年で6年目になるこの支援に園長もとても感謝しています。

今年8月セントフランシス・ベーシック・スクールの園長と 今年7月に卒園した園児たち 将来何になりたい?



ジャマイカ・ナショナル孤児院の4人の子供に学費寄付

1999年から毎年、ナショナル孤児院の4人の子供に学費を寄付しています。2006年7月31日、今年も昨年同様、ピーターゲイ、サマンサ、アビゲールの4人にWFWP大阪第七連合および第十三連合と共に、US$1,000を寄付しました。

■館長からの4人の子供たちに関するレポート■

ピーター・ゲイ・ロス(1989年2月12日生 現在17歳)
エクセレンシア・ハイスクールの11年生を終えた。彼女は学校新聞のスポーツ部門担当で記事も書いた。またソフトボール部と女子サッカー部のメンバーであり、サッカーチームは今年全国高校女子サッカー試合で優勝した。彼女は今、サッカーの技術を上達させようと熱心に練習している。そして、体育の教師になるためにフォースター・カレッジ体育教育学部に願書を提出した。孤児院の他の子供たちとも仲良く過ごしている。

チェリシー・スミス(1989年4月11日生 現在17歳)
キャンピオン・カレッジ(ハイスクール)の11年生を終えた。まだ、将来何の職業に就きたいかは決まっていないのだが、大学を受ける資格を得るための試験を受けたいと思っている。メソデイスト教会青年部のメンバーであり、コーラス部にも入っている。勉学においても社交性においても優れている女性である。

アビーゲール・コーク(1995年1月15日生 現在11歳)
エクセレンシア小学校の6年生。今年は昨年と比べると成績が落ちてしまった。アビーゲールは2007年3月の試験で良い中学校に入れるように他の子供たちと補修を受けている。孤児院では行いも良く、他の子供たちとも仲良く過ごしている。

サマンサ・テーラー(1992年5月22日 現在14歳)
セント・アンドリュー・ハイスクールの9年生。学校では水泳部と陸上部に入っているが、勉強においてはもっと努力が必要である。孤児院では、一週間に4日のホームワークセンターに参加している。メソデイスト教会の青年部に所属し、プロビデンス・メソデイスト青年コーラス部に入っている。サマンサは典型的な十代の女性で時々おしゃべりが過ぎることもあるが、普段は行いも良く礼儀正しい。


皆様からの支援物資を寄付

今年8月、皆様から支援していただいた沢山の物資を持参し、各施設に届けることができました。また、皆様が支援物資と共に寄付してくださった切手(約3万円分)でプレトリアロード・ユナイテッド幼稚園に6箱の物資を郵便の船便で送ることができました。

貝塚市立第五中学校の皆さん他、多くの方々から送付いただいた文房具、タオル、玩具などを寄付しました(=写真)

SOS孤児院 マスターシード孤児院

7月23日

 6月2日 大阪府貝塚市立第五中学校の総合学習で、ジャマイカのボランテイア活動について学習している5人の生徒に当会の福田スタッフから、ジャマイカの生活やボランテイア活動内容を説明しました。皆、真剣に話に聞き入っていました。23日にはその学習の内容をクラスで発表したそうです。そして生徒たちも何かボランテイアをしようということでジャマイカの子供たちのために文房具を集めてくれることになりました。
 
このようにホームページを通じて問い合わせをしてくれる中学生や高校生も、今回で6件目となり、インターネットによって支援の輪が広がっていることは大変うれしいことです。

(文責:福田香織)

「中学校の総合学習の授業でジャマイカのことについて調べているので、お話を伺いたい」という依頼を頂き、6月2日、大阪府貝塚市内にある貝塚市立第五中学校2年2組を五十嵐と福田が訪れました。私達の中学生時代(26〜27年前)には、このような少人数に別れて各班で調べたいことを決め、その分野について教えてくれる人とコンタクトを取って話を聞いたり、資料を集めて最終的に発表していくという、生徒主体の授業スタイルはありませんでした。ましては、ジャマイカではまともに学校に行けない子供達もいます。「あなた達は本当に恵まれている」ということ。「中学2年生という時は小学生の延長線上にある中学1年生とは違って、物事のとらえ方、考え方も、問題の処理の仕方も解決していく力も大きく飛躍する時だし、頭も心も柔らかく、どんどん吸収していく大切な時なので、その時出会った人でも物でも全てに対して一生懸命に取り組んで欲しい」ということをお話しました。すると、最初から最後まで、本当に熱心に一生懸命ジャマイカの話を聞いてくれました。時間いっぱい一生懸命お話しました。レゲエが大好きという男子の為に、ボブ・マーリーのONE LOVEの歌詞を日本語で紹介もしました。

また、後日、同校の皆様からジャマイカの子供達の為に、支援物資の文房具をたくさん送っていただきました。早速、当会のメンバーが今月末に現地に届けます。来月、その様子も報告できればと思います。

貝塚第五中学校の皆様 本当にありがとうございました!!
文化祭でチャリティーコンサート(もちろんレゲエ!!)が実現できたら、またその時はよろしくね!!


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貝塚市立第五中学校2年2組の皆さんからお礼のお手紙をいただきましたので、一部ご紹介します。

本当にありがとうございました。昔よりレゲエが好きになりました。(阪口浩也)

お忙しい中、本当にありがとうございました。ジャマイカには3万人ものエイズ患者(100人に一人)がいるなんて知らなかったので、びっくりしました。他にも今まで僕が知らずにいたことをたくさん知ることができました。本当にありがとうございました。また五中に来て下さい。(合田優斗)

ジャマイカのことについて、すごくいっぱい知れて良かったです。特にレゲエのことがわかって嬉しかったです。今度僕らのところに本当のジャマイカ人が来てくれたら本当に嬉しいです。僕は、福田さんが言われた「中学2年生はいろいろなことがある」という内容の話を聞いて、勉強をもっと頑張りたいと思いました。ジャマイカでは、5人の兄弟がいたら、全員、父親が違う家庭もあると聞いて本当に驚きました。実際に行かれた時の写真も見せていただき、働いている子供達がいたり、ジャマイカってすごいなあ・・・と思いました。僕は今までジャマイカといったらレゲエしか知らなかったけれど、今回いろいろな知識を得ることができました。本当にありがとうございました。(畑中章吾)

ジャマイカについては何も知らず、名前すら知りませんでしたが、“社会”や“総合”で学習したことと同じようし、かつてたくさんの人々が人権を無視されたんだと知り、とてもびっくりしました。イギリスに植民地支配され、奴隷としてむりやり連れてこれらた人々、最近やっと独立したのに、今でもつらい思いをしている人がたくさんいるんだと思うと胸が痛くなります。ジャマイカは悲しい歴史のある国だと思いました。だけど今、ジャマイカが少しずつ改善しようと努力していると聞いて良かったです。今まであまりボランティアについては関心がなかったけれど、私も大人になったらそういう活動をしたいと思います。今回お聞きしたことを皆に伝えて、すばらしい“総合”の発表にしたいです。本当にありがとうございました。(家藤由乃)

ジャマイカでは、ごはんがクラッカーと水しかない、親がいない・・・などなど、とても貧しい生活をしている人がいて、そんなところにボランティアをして行けたら、とてもやりがいがあるだろうなと思いました。レゲエも最初は「ただの歌やろ」と思っていましたが、平和の気持ちが込められていることを知り、「良い歌なんだな」と思いました。今回教えてもらったことを忘れずに、今たくさん勉強してこれからの人生を悔いのないようにし、人の役に立つことをしたいです。本当にありがとうございました。(濱塚麻綾)

たくさんのお話を聞けて良かったです。本当にありがとうございました。親の愛情を受けないでさみしく育った子供が、ジャマイカにはたくさんいるんだな・・・と思いました。私達ぐらいの年でお母さんになる子がいるって聞いた時、少し感心しました。でも、孤児院にすぐ入れてしまうんだと知ってがっかりました。ジャマイカはレゲエなどでとても明るい所だというイメージが強かったけれど、実際そればかりではないということがわかりました。(中村忍)


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ジャマイカの皆さんへ

私達は中学校の総合学習で国際理解について学び、ジャマイカを支援する会の福田さんと五十嵐さんにお話を伺いました。そこでジャマイカの現状を知り、私達も皆さんの力になりたいと思いました。そこで私達も、ジャマイカを支援する会の人達のように支援物資を送ることにしました。約一週間でこれだけの量が集まりました。少しでも皆さんの役に立てればと思います。是非使ってください。

貝塚市立第五中学校 2年2組2班

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6月18日

5月にmiwaさんとhitomiさんというレゲエファンの女性がジャマイカのウオルトリーホームを訪問してくださいました。その際、皆様から送っていただいたぬいぐるみもダンボール1箱分持って行ってくださいました。写真からも子供たちの喜んでいる様子が伺えますね。本当にありがとうございました。


昨年2005年9月にレゲエフリーペーパー B−AS−H!magazine ((C)ASLANmovement)のSTAFFによって作られた「REGGAE STYLE」という冊子が宝島社より発行されました。 その中でレゲエアーテイストの方々が提供してくださったグッズを誌上チャリテイーオークションで販売し、その収益金を当会を通してジャマイカの子供たちのために寄付するという企画を立ててくださいました。
そして、先日その収益金を当会の郵便口座に振り込んでいただきました。
 
この「REGGAE STYLE」の中で誌上チャリテイーオークションをしてくださることになった経緯をASLANmovement の担当者の方に伺ってみました。
 
普段からレゲエを聴く人ならともかく、レゲエをJ-POPとして聴く人の多い昨今ではレゲエ風J-POPだけを見て、それがジャマイカの音楽なんだと思われることも少なくありません。本当は、ジャマイカは海外からの多くの支援が必要なほど不安定で、奴隷制度や貧しい環境を背景に持つ国あり、レゲエとは、その背景ありきの‘陽気さ/楽しさ/面白さ’で、成り立っている音楽だということを、ジャパニーズレゲエが目的でREGGAE STYLEを購入するユーザーに知ってほしいと思いました。

陽気で楽しいと言われるレゲエミュージックの背景をきちんと認識した上で楽しんでこそ、レゲエへの、ひいてはジャマイカへのリスペクトになると考えました。ですので、REGGAE STYLEのコンテンツを決定していく段階で、「ユーザーがジャマイカを認識するための記事ページ」を重要視し、「読者個人がジャマイカに関わること」をテーマに、チャリティオークションのページを設けました。そして、ジャマイカを支援する会さんへご協力をお願いした次第です。」 

というジャマイカやレゲエをリスペクトする深い内容のご返事をいただきました。企画して下さった方々、グッズを提供してくださったアーテイストの方々、応募してくださった方々、グッズを購入してくださった方々、本当にありがとうございました。