きり金


古い仏像彫刻や仏画に見られる、金箔で作られる文様が”きり金”という。
細い線は髪の毛位であり、丸や四角、ひし形などで構成していく。


先日、金沢八景にある古刹、称妙寺で見つかった仏像が鎌倉時代に活躍した、大仏師運慶作である事が判明した。
その小さな仏像にも、このきり金細工が施されて、まだ金色が見て取れます。
古くからある日本の伝統工芸なのです。


仏像彫刻をしていて、このきり金細工の事がわかった
このきり金のカルチャースクールがすぐ近くの川崎駅ビルにあることは、本当に仏のお導きではないでしょうか。
教わらないわけに行かないでしょう。それで、通い初めて約1年。

我が先生は、きり金師の黒木先生です。

教室は、通い始めたころは4〜5名の生徒がいたのですが、今は生徒が2人だけで寂しい。
興味がある方は見学に来て下さい。お願いします。

川崎は遠いという方は黒木先生へ直接メールを送って、相談されては如何でしょうか?
きり金を教わる所は全国でも数か所と思われます。

黒木先生のメールアドレス
kirikane.japan@yahoo.com

 初めて立体彫刻した大黒さまに切り金を施す、
練習中のものです。

 まだまだ終わりそうにありません。金箔の線と菊花紋が解るかな? 









 詳細

















まだ終わりません


  背面からの写真














以下、黒木先生の作品

かなり古い仏像にきり金が施されています。

仏像は玉眼が入った、由緒正しい仏像です。
但し、台座と光背は時代が新しい。

 
 全体のお姿


 像長は20p位


 次の機会に実測予定

















仏像の拡大


 
 












   衣と袴や光背に見える金で輝く文様がきり金です。

   1本の線の太さは0.3o位か? 俗にいう、髪の毛の太さ。   










    





   

 お体の肩から背に     
 かけての文様を
 拡大で見てください。


 漆仕上げに彩色?
 その上から、金箔のきり金で文様を作る。

 実に美しい。












台座光背



 台座、光背ともにきり金が施され、        
 一分の隙も有りません。

 すばらしいですね。









  箔押しの練習

金沢に本社があり、南青山に支店がある「箔一」で体験教室を受けた。
丁寧に教えてもらい、純金箔や純銀箔、箔貼り用の接着材を購入

家でひょうたんに金箔を貼ってみた。

金色は奇麗だがイメージとちょっと違った。
まだ練習が足りないようだ。


仏像の持物などを、しわが無いように貼りたいものです。


   

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