奥の細道 那須野篇(殺生石) |
---|
栃木県那須郡那須町湯元 |
平成14年(2002) 5月28日 |
元禄二年(1689) 六月六日 |
是より殺生石に行。館代より馬にて送らる。此口付のおのこ、短冊得させよと乞。やさしき事を望侍るものかなと、野を横に馬牽むけよほとゝぎす |
![]() |
どこやらでほととぎすが鳴いているよ、さあ、聞こえる方に馬を差し向けて、一緒に聞こうではないか
雑記
今回の探訪は平泉までを目標にし、那須まで高速を使う。黒磯の公園で茅葺民家を撮り湯元に上がる。未だ観光客のいない温泉(ゆせん)神社鳥居前に駐車し参道の石段を登る。ここは那須与一ゆかりの寺で参道には与一寄進の鳥居がある。また社にも奉納の弓矢があるという。 芭蕉句碑は神社手前の左側にある。また社殿前の広場には昭和天皇の歌碑があり、さらに進むと眼下に賽の河原が一望出来る処にでる。 殺生石に下る。九尾の狐が石に化け、近付く者に毒気を出して命を奪ったという伝説の地である。岩場の一角に芭蕉の句碑の碑が建つ。20年前に来た時は噴出していた蒸気は止まっていた。 それにしてもよく晴れてすがしい朝でした。 |