プログラミングを始めたい人のガイド

(MacOS 9.2以前のClassic 環境限定)
改訂第4版(2000年10月改訂)


第1段階:Hyper Card

マックでプログラミングをしたいというなら、 HyperCardから始めてみたらどうでしょう。自分の作った絵や音が自由にデザインでき、今読んでいるホームページのようにボタンをクリックすることで、次のページへ行ったり、絵や音を出したりすることが簡単にできます。


(1)節約コース
まずHyperCard 2.2(HYPER CARD 2.2lite-J)を用意してください。むかしは、全てのマックにこれが付属していたのですが、最近はHyperCardPlayer 2.3といって再生機能だけしかないものになってしまいました。プログラミングにはスクリプティング機能のある、HyperCard 2.2が必要です。自分のマックについていなかった人は Appleのサイトからダウンロードしてください。また@nifty の FMACHYP Lib 6- 1 にも置いてあります。

次にHyperCardの参考書を、大きな書店でマックの解説書が並んでいる棚をさがして見つけてください、たいがい2〜3冊はあると思います。自分で手にとって中味をみて、よくわかる本を買ってください。例題をあげてスクリプトを具体的に書いてある本のほうがいいでしょう。

はじめは参考書に書いてある例題などを、自分で実際にいれて動かしてみるとよいでしょう。ある程度わかってくれば自分なりにアレンジしてみましょう。実際に作業をしたほうが理解するのが早くなります。


(2)本格コース
フリーのHyperCard2.2Liteでは、モノクロのボタンや絵しか扱えないなど色々な制限があります。カラーを使ってみたいという人は、Apple社から製品版の日本語HyperCard2.3-Jが発売されていますので、これを検討してみてください。

製品版には、便利なユーテリティやきちんとしたマニュアルがついてきますので、参考書にたよらなくてもHyperCardを習得することができます。 詳しい製品情報はApple社のホームページにあります。


どちらのコースでも、ある程度のレベルに達したら、他の人の作ったHyperCardのスクリプトをのぞいてみましょう。自分の作りたいと思っているものに似ているのがあれば、そのスクリプトをまねて作るのが近道です。

HyperCardはカードの集まりで情報を表わし、これを「スタック」とよびます。@niftyのFMACHYP(マッキントッシュ ハイパーメディア フォーラム)Lib 4 (4番ライブラリ)にはスタックがたくさん収められています。わたしの『じゃんけん(JKP 1.0)』や『TypingWars』もよろしければ参考にしてください。


ハイパーカードでスクリプトを書いてみて、興味がもてるなら、プログラミングをする適性があるといっていいでしょう。もしめんどくさいばかりで、まるで興味がもてないようなら、プログラミングはさっさと見切りをつけて、人の作ったソフトを利用することを考えましょう。

ハイパーカードはなかなか奥の深いソフトで、そうとう複雑なことでもできるようになっています。たとえば、「ハイパーカード・パーク」というサイトをみてください。

それでも限界を感じるようになったら、第2段階に進むときです。


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