CARBON プログラミング Nib ベース派

MacOS X の登場以来、この新しい OS で動作するアプリケーションを自作しようと、いろいろ奮闘してきました。
しかしながら今までは、資料が十分整備されていなかったり、開発環境が高額であったりとアマチュアには手が出しにくい状況がつづいていました。今年(2002年)の初めあたりから、日本語で読める本や書類もかなり整備されてきて、MacOS X プログラミングがようやく私にも手の届くところに来た感じがあります。

ところで、MacOS X プログラミングの手法には大きく分けて、Cocoa を使う方法と Carbon を使う方法があります。
このうち Cocoa は NEXTSTEP からの流れを引き継ぐ流儀で、 Objective-C か Java のプログラミング言語で記述したソースファイルを Project Builder でビルドし、ヒューマンインターフェースをオブジェクト指向の Interface Builder で構築します。 

これに対し Carbon は Classic MacOS の流れを引き継ぎ、言語は C または C++ 、ヒューマンインターフェースを(これまでは) ResEdit 等を使って構築していました。

さらに Carbon を使う場合でも、いくつかの流儀があります。
(1)開発環境として Code Warrior を使うか、Project Builder を使うか
(2)新しい Carbon Event Manager を使うか、古い Classic Event Manager を使うか

私が今勉強に使っている本『入門 Carbon 』(Apple Computer, Inc.著、オライリージャパン発行、ISBN4-87311-069-6、\3,400)では Project Builder を使い、新しい Carbon Event Manager でアプリケーションを構成するやり方を説明しています。

この流儀は、私のように過去に C 言語でMacintosh のプログラミングをした経験があるが、MacOS X 用の実行コードをはきだす(最新の?)Code Warrior を持っていない人に向いています。
なんといっても Project Builder や Nib ファイルを扱う Interface Builder は MacOS X を買うといっしょについてくるのですから、これを使わない手はないですよね。

そこで、この流儀を名付けて『CARBON プログラミング Nib ベース派』ということにしたいと思います。

以下このページでは私が試行錯誤で見つけた、『CARBON プログラミング Nib ベース派』のTIPSをいくつか紹介いたします。



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