(このページに出ている団員は現在学校の先生となり活躍している者・ 役所に就職・各企業に就職と元気いっぱい活躍中と聞いています その中一人が現在コーチとして活躍している、あれから早40年かーーー いつまでも元気でやれたらなーーと思う今日この頃、卒団生のみなさん 団は続いているから、指導者として活躍してくれる日がくることを待っている、 今年74歳になった、あまり遅いと間に合わないかもなーー。) おーー少年野球 その7 1番バッター「お願いします」と言ってバッターボックスへ このバッターボックスへ入る瞬間に監督のサインを見る、この出来 不出来がこのバッターの打撃に大変に影響する、、 監督「脩しっかりボールを見ていけよ、ストライクをしっかり打てよ」 〃 「あかんだろーストラスクを見逃したら、なんで手をださんだ? ほんではちょっともう打てえーせんわー、 こらーほんな高い球になんで手を出すんだ、なんじゃそりゃー よーしよー見た」 ベンチからはかっ飛ばせー宮島という応援が元気よく歌われる 選手とベンチが一体になった瞬間、 監督「よーし、よし、よし、よー選んだ、おもいきり一塁へ走れ、サイン しっかり見よよ」 足のある選手には、必ず盗塁のサインを出す、2盗、3盗と 少年野球は兎に角走る、打てんでもフォーアボールが3塁打に なる、 監督「裕平一発かませよ、あーあーなんでだー、なんでストライクを そー簡単に見逃すだー、1.2だぞーノーアウトだぞー、、 サインVだ、解ったか、わかったらよーアンサーせんかい」 スクイズ見事に決まって1点先取、足のある裕平ここは一つ 監督「近徹力むなよ、肩の力抜けよ落ち着けよ、あせるなー」 ヒットエンドランカンウト1.2絶好球、おもいきり良く振った 見事な空振り、キャッチャーからの送球素晴らしかったが足の ある裕平間一髪セーフ、 監督「徹あかんてそんなに力んだら、なんでそー力むんだ、 力んだらバットがちょっとも出てこんだろうー、 力はあるんだからよー当てれば飛んでいくからな、」 2.3外角いっぱい及び腰で三振、 1アウトランナー2塁、バッター4番亮ここんところ一寸当りが とまっている、 監督「亮ランナーをかえすバッティングをやれよ、大きいのいらんぞー」 ピッチャー1球目を投げた低い、亮おもいきり空振る、 監督「ワンバンしとるがやー、そんなの振っとたら当たらんわー よーーボールを見てセンター返しで打て」 2球目中途半端なスウイングでボテボテのショートゴロ ランナーを進めることも出来ずそのまま 5番下村にかかってきた、下も一寸今一の感じだ、 監督「下ストライクだけしっかり打てよ、よーく見てな、 なんだー木のバットじゃないのか、いいのかそれで ま、よければいいけどよ、」 下絶好球を見逃して、難しいボールに手を出して 平凡なサードフライに終わる、 審判「走って走って交代交代、キャッチャー代わって受けよよ はい7球」 監督「誰かキャッチャーの道具付け手伝ってやれよ、早よー せんかー、走って走って」 亮 「ボールバック、セカンドいくぞー」 〃 「1回の裏しまっていくぞー 」 いつも元気な声が出て要の役割を十分果たしている、 腰もよく降りて後逸が少なくなった。 監督「延最初からストライクでいけよ、打たれてもいいからな ファーボールだけはあかんぞー」 少年野球では、ファーボールとエラーの多い少ないによって 殆ど勝敗を決する、打つことはそうは打てない、取られた点は そう簡単には取り返せない、 ピッチャー次第でどうにも変わる、 今日の延すこぶるいいようだ、亮のリードもいいようだ なんとかなりそうだ、 延に対する応援が上田のよく通る声で絶えることなく続く 延の顔つきすばらしい、よくもここまで成長したものだ、 セカンドを徹にしてから、内野全体が絞まって見える、 これでもう少し打てたら優勝も夢ではなかったろうに、 こんなときこの子供たちの入団してきた時の状況が頭に浮かぶ なぜだか知らないうちに涙がにじむ、 長いことやってきて毎年ふっと思い起こされる瞬間でもある、 亮「本部長、」 大きな声で我に返るチェンジになった、無得点 監督「いいか、いつもの通りピッチャーに向かっていけ負けるな いっぱつ声を出して打席に立てピッチャーを見よよ」 徹「しまっていくぞー、点を取るぞー」 1回から試合終了まで行われる様子である、 今日は7回まで行った結果は11:2と勝利したが やはり打てない、相手ピッチャーが交代してから、少し打ったが ものたらない、打つことはむつかしい、 14年度の最終戦が12月1日に行われる、6年生にとっては小学生 での最後の公式戦となる、 なんとか勝たしてやりたい、そして永い人生の中にいつまでも 残るものにしてやたりたい、 人生に必ず終焉がある、その時が満足いく人生であったと 思いおこされるものであってほしい、 いままでもまたこれからもいろんな人々と交流して成長し続ける 団員それぞれに自信をもって世の中におくりだしたい、 20数年間少年野球に関わってきて今年60歳の還暦を迎えて の団活動今年ほど充実して楽しく、幸せな年はなかった、 こんな楽しい団活動がいつまでも続けられることを、 願って第1項から第7項までの少年野球活動序説を終了する。 長い間のご愛読ありがとうございました、またの機会がありま したならその時またお会いしましょう。 さようなら。 その6 いよいよ今回からは各試合の戦いぶりについのお話です、何せこの地区 には地元の春日井市軟式野球連盟所属の学童部があり少年野球のメーン になる連盟、その他に我々の足元にある高蔵寺ニュータウン少年野球連盟 とこの東海地区の団地のための連盟として東海団地少年野球連盟とがあり 勢い試合数も相当の数に上る、 一回戦敗退という事態になっても概ね13試合ほどあり(6年生主体試合) 5.4年生の試合が5年生以下の教育リーグ戦を入れて15試合ほど、 各大会に一つでも勝っていくと相当の試合数になる、勢い子供の体調や身体の ことが心配される、とわいうものの試合数は減ることはなく増加傾向にある、 必然的に選択しての参加が要求される、が、連盟の発展のためには 所属チームは義務的に全試合の参加を要請される、 指導者の資質と責任感がともに要求され密度の濃い練習と少ない練習で もっとも効果の上がる方法を採り入れなければならない、 時は平成14年7月21日梅雨もあけていよいよ盛夏、ファイトの沸きあがる 今日は春日井連盟所属チームで八幡クラブと6年生の練習試合、 5年生以下の教育リーグを少年野球の専用球場の松河戸の河川敷で行う ことにした、 学校へは通常通り8:00に集合して、全員集まってからのランニングを今日は いつもより少な目の5周で切り上げて全員ご父母の用意した車にそれぞれ 分乗して出発時8:20分、目的地までは概ね20分程度で到着する、 予定通りの時間に到着した、 グランドに入る前には必ずおおきな声で「お願いしまーす」とのキャプテンの 号令ではいるが、今日はすでに入っている者もいて出足から乱れる、 常にキャプテンを中心にした行動が要求される団の規律にすでに反していて 今日の試合の結果が悪いであろうことが予想される、 夏の日照りが相当きついことが予想されたため、安江コーチ所有のテントを 装備する、これが大変ありがたかった、なぜならこんな日には必ず2.3人は ダウンする、そして案の定ダウンした者がいた、 テント張りに夢中になっていたが近藤コーチ、伊藤コーチの機転でキャッチボール を開始してくれていた、こんなことがやはりいままでもほしかったひとこまでもある、 6年生の練習試合をはじめにやるため、先発する選手のノックとトスバッティング を急いでやる、その間に当然ピッチャーの投球練習もやる必要がある、 延田(ピッチャー)と亮(キャッチャー)にそれぞれ指示して、ノック、とトスの指示 大変忙しいひと時でもある、 ノックはいつもより少ないがゴロ、フライなど先発メンバーのみおこなう、 他の者はその後ろに立たせてカバーをさせるが、なぜかはるか向こうに抜ける 「こらーなにやっとんだーー、しっかりカバーせんかい」と大きな声を出す時でも ある、 このグランドの外野は(レフト側)雑草が生えているため捕球がなかなか難しい ゴロは特に、それでも「しっかりとらんかーー」という掛け声を発することになる これはやむを得ないボールに食らいつくことがひつようだから、 左右にふってのゴロの捕球に飛びついて捕りにいくもうすでにユニホームは 洗濯が楽しくなるほどのものになる、 選手一生懸命にいわれたようにがんばる自然こちらも力が入る、 ひとと通りやって、トス安江、竹内両コーチに投げてむらって先発メンバーの トスが始まる、 バント3、トス5、バスター2といつもより少なくやる、 試合時間がせまっていることにもよる、 「徹ピッチやっとけ」、「近藤さんーーキャッチャーたのむよ」 親子でのピッチングとなったがコーチとしてお願いしているから十分だ、 八幡の監督の榎沢さんより「伊藤さんまーボチボチやろかー」 「ごめんごめんもう一寸もう終わるでよーー」 そうこうしてトスも終わっていよいよ試合の開始準備、 試合球2個と交換用メンバー表をキャプテンに渡し先後攻を決めるための ジャンケンこちら先攻と決まった、後攻からシートノックにはいる、 いつもより時間をかけてのシートとなったが、いつもどおりに終わった、 審判こちらから塁審2名(安江、竹内)主審八幡から、 審判の「集合ー」の声で、 両チームの選手(メンバー表記入者) 「キャプテンのいくぞー」の掛け声で 「おーー」の声とともにホームベースをはさんで整列し、審判より注意事項を 聴いて審判の「始めます」の声と同時に両チームより相手チームと審判に 「お願いします」の挨拶によって守備、攻撃とにわかれる、 ピッチャーの投球練習は初回は7球,2回以降は3球、 攻撃側は監督より攻撃についての指示があたえられる、 ピリッとした空気が流れる瞬間でもある、 「リラックスしていけ、サインをしっかり見よよ、」といつもの言葉、 打者バッターボックスへピッチャー 審判を見る、 「プレイボール」 この続きは又の機会に その5 前回はノック及びピッチャーそしてキャッチャーの和と練習の厳しさ をお話しました、今回はその続きです、 「それじゃーランナーをつけて試合と同じようにやるぞー」 「野中、勝也、高地、伊澤、伸矢、ランナーにつけ」 「ランナーも試合と同じように一生懸命やらなーあかんぞー 練習にならんでなー」 このランナーをつけてのノック、まさに実践形式での動きが要求される ランナーもその気になっての動きが必要で、盗塁や離塁の仕方野球が 解らないとなかなか出来ない、 この練習では塁審もつく、ランナーの動き、守備の動きその都度一つ一つ 説明し理解させる、これが重要だ、 この練習がおおよそ1時間は続く、一日の練習の終わりが近づく、 「よーしあとチェンジにになったら終わるぞー」 「勇矢しっかりとらんかー、しっかり握らんと落とすだろうー、 ベースから離れてもいいから、後ろへやらんように勘考せなー」 「いかん、いかん徹なんで、はよベースにはいらんだー、それじゃー アウトに出来んだろう、それから脩後ろにカバーにはいらなあかんぞー あんまり近づくな、少し距離をおけよーー」 「よーし達也そうだそうだ、捕ったら絶対離すなよ死んでも離すな 達也だいぶん上手くなったなー、もう一寸だなんとかレフトやれそうだぞー」 「キャッチャーフライ亮どこへーー」 「よーしランナーもういいーーぞ守備につけ、あがるぞー」 「亮3球目転がせよ」 「安江さんあげてー」 全員守備について最後のノック、殆どの者は3球で終わる、 前途有望かまだまだな者は3球ではなかなか終わらない、全員が終わるのに 時には1時間近くかかる、 ノック最終はライト守備これがまたなかなか難しい、不慣れな者はここに集中 させる、フライ一つ捕るのにも忍耐、忍耐そして努力ここでの特打が先に繋がる、 最後はキャッチャーフライでしめくくるが、キャッチャー予定者3名がんばって ほしいものだ、 「みんなーおわったなー終わったらベーラン(ベースランニングの縮版)だー」 このベーランもなかなか上手くならない、一塁への駆け抜けそして内を見る 一連の動作6.5.4の相当慣れているものは実に上手い、これまでになるには 時間がかかる、 ましてや二塁の滑り込みやホームへのヘッドスライデイングなど難しい 練習をあまりしない上での練習はいつもながら心配の種、 それでもやらなければ実践が要求しているから、 「今日はホームへのスライディングはここからやれよ、うまくやらんとベースに 着かんぞー、」 このスライディングは今から10年ほど前は冬季にやっている石段登りが終わって から、岩成西公園のグランド((砂場グランド現在は犬などの糞や小便場となっている) でのトレーニング中に重点的によく練習したものだ、 今はその練習も殆どなく先輩などのスライディングを見て覚えることとなっている、 先での公園の話を少し、この公園は本来グランドとしての機能ある施設になる予定で あったそうですが、施設が出来てから移り住んだ方々のグランドとしての利用は 反対ということで、やむなく砂を入れてなんだかよくわからない空地として放置され いつのまにか犬などの格好の排泄場所に変革したようで、無駄な費用が利用された 産物として今でもその寂しさを漂わせているところです、 さてこのスライディングの上手下手とでは勝敗の行方を大きく左右することにもなる、 先にも書いたがこの少年野球では四球が二塁打、三塁打にもなる、 これはいかに上手く盗塁できるかどうか、いわゆる滑り込みがいかに上手く出来るかに かかっている、相当程度は走ることの速いことが条件ではあるが、いかにうまく スラィディングするか、これが成功の鍵となってくる、 少年野球ではヒットなしで点はいくらでもとられるしとることもできる、 走って走って滑り込んでまた走ってそれで一点、 そのために練習最後はこのスライディングで締めくくる、 また練習で使用したグランドの整備、いわゆるトンボがけ利用したものは 後をきちっとしてかえさなければならない、これも団員が心がける重要な一つ グランド整備終了後は全員グランドに利用させてくれてありがとうの感謝をこめ 横一列に並んで「ありがとうございました」とあいさつ、 その後に私からの来週の予定やら小言など少し、 「来週は開会式があるから学校へ7:00集合7:30には出発する、 土曜日は早く寝て遅れるな、それと毎日トレ−ニングをやっておけ、 やることはわかっているな、ピッチ、キャッチをやる者はほかにやることが があるぞーー」 一通りお話をして終わる 「みんなしっかりやっておけよ、これで終わり」 キャプテンの徹「ありがとうございました」全員あいさつが、終わるかどうかというまもなく おやつに向かって脱兎のごとく、盗塁もあんな調子でと思う瞬間でもある。 この5話で大体の練習模様がでました、いよいよこれからは試合模様を 飽きのこないように展開しましょう。 その4 打つことの楽しさや当たった時の感動などは終生心のどこかに 残りふっとした時に懐かしく想い起こされる1ページになるもの、 長すぎるトスの時間で喉が渇き緊張感が抜ける、 このとき が、 危険な瞬間でもある、 一通り全員のトスが終了したが実に2時間ほど費やした、 「みんな終わったか、喉渇いたかそうかほんなら、ちょぼっとだけ 休憩お茶飲めよ、」 こんなひと時が実に楽しいもの、 「さあーやるぞー、6年生を中心にしたチームと低学年のチーム に別れて練習する、伸矢と伊澤向こうへいってバッテリーを組め」 「安江コーチ向こうをたのむよ、こっちは平松、竹内の両コーチで 後はあっちへ行ってやってちょ」 「いつもの守備位置につけよ」 「古川レフトへまわれ、」 「よーし亮セカンドへ投げてみよよ、」 「もうちょっとセカンドベースより投げな、4.5球やってみろよ」 キャッチャーの守備や動きについては、平松コーチより 詳しく説明や指導がおこなわれた、 亮のキャッチャーとしての動き相当上手くなった、 試合ではなかなか刺せないが、これはピッチャーとの連携による、 「延よもうちょっとけん制を入れよう、少しやってみな」 「おいおいだめだめもっといい球を投げな、けん制暴投じゃなんもならん ぞ、」 「亮セカンドへ投げよよ、おーい近徹はよーはいらんかやー、亮サイン 出しとるのか」 亮「うんこーやってる」とサインを示す、 「おーいセカンドもショートもサインを見たら直ぐに動かなあかんぞー ほんなもんよランナーより遅かったら話にもならんぞ」 「上手くやれるまで練習だ」 「裕平カバーせなあかんぞー、ほんでもよ、あんまり近づくな後ろにいく とどもならんでな」 「おーおーそうそうそんな調子だ近づくのもそこらへんだな」 「田村も勝也も少しは動けよカバーにはいらないかんでな」 「よーーし亮そこまでだ、さーあーノックをやるぞ」 亮「ピッチャー投げるんだよね」「おー投げるんだ」 「延投げるんだって」 「ランナーはまだつけんからな」 このノックで、動きやらスローイングなどチェックする、 特にサード、ショートの動きは目をはなせない、 内野ゴロはとにかく前進して捕る、捕って投げる投げ終わったら 次の守備機会に入る、 カバーにまわったりする、この一連の動きは相当に慣れて、野球をある 程度理解しないと瞬間ボーとしてへまをする、 そのミスが失点につながる、野球は点捕りゲーム沢山点を捕って できるだけ失点は少なくする、この失点を少なくすることのために ノックの雨を降らすことがある、時には50、100、200、300本ノックとなる それも遅い球や強烈なノックなど実戦を想定して工夫凝らして やることになる、 時には捕球動作の実技やスローイングの実技をやることとなる瞬間でも ある、 この指導の良し悪しが試合での珍プレーか好プレーかの泣き別れにもなる、 このノックの最中はなんとかなんとかという思いで、疲れも忘れてうちまくる 20.30名からのノックともなると相当の球数になる、 だどもやらねばならない、 「下もっとダッシュだ、いくぞーもっともっと前前へ、とってからのリズムもっと 動けよ、とまるから暴投がでるんだ」 「ベースよりはとにかく反応せんと捕れんぞ、横へ飛んでとにかく止めよ 抜けたら長打になるからな」 「o.k上手い上手いよう捕ったそれぐらい反応すればグッドだ」 「脩いくぞー、一寸深いなもう一寸前でええぞー、」 「よーしよう捕った、あれーなんでそんな球なげるんだー、あのなーー 投げるときの手の動きそれではあかんわ、離す位置とスナップが さっぱりだ、だからキャッチボールをやるんだろうが、 ワンバンでもいいからベース上に投げよ、せっかく上手く捕ってもなんもならん もったいないからなー、キャッチボールの時少し意識してやってみろよ」 ここんところの試合で好捕するがスローイングのまずさで失点を積み重ね 勝てる試合もそれで負けという結果となることが多い、 打つことも大切だが、守りがボロボロだと野球にならん、 攻めることより守ること守り抜いて勝ちにいくこれが岩成野球だ、 このノックに掛ける時間は一番多いがそれでも失策はなくならん、 そのためにもノックまたノックもうひとつノックこれでもなくならん、 それが野球だ、 だから面白い、試合はミスが少なかったチームが必ず勝つ、 なんとかミスの少ないチームに仕上げたい、 期待する団員には過去も今でもとにかく口やかましく指導する また指導を通りこしてよく怒る、その団員はまたよく目につく、 なんとかならんものかと自然に力が入る、その状態が日々続く、 それを乗り越えて、 「ランナーつけるぞー」 「ノーアウト ランナー一塁でいくぞー」 「おーいピッチもっとダッシュせんかいや、ピッチャーも投球後は野手だでな」 「よっし下それでいいうまい、うまい」 「ランナーも試合の時とおんなじにやらなあかんぞー、練習用では 練習にはならんでな、試合の時のようにおもいきってやれ」 このノウアウトランナー一塁のケース、 ピッチャーの動きがものすごく重要となる。 少年野球では一塁ランナーは80から90%まで盗塁でセカンドへ行く、 それからのバントでワンナウト三塁、スクイズで一点という作戦が 標準的にある出される、 ピッチャーの俊敏な動きがどうしても必要となる場面だ、 キャッチャーがセカンド盗塁を刺すのはなかなか難しい、が果敢に阻止 するために送球する、この時セカンドベース付近に野手がどのタイミングで 入るか、.・・・・・これがまた難しい、 キャッチャーからサインを送るタイミングと、セカンド、ショートの 慣れや不慣れによって決定的にそのタイミングが狂う、 そこには、ピッチャー、キャッチャーからの信頼とチームワークからくる あ、うんの呼吸これがまた難しい、 これがきっちりきまればすべて上手くいく、 そのためには土にまみれ、涙を流し、汗を流し、血の出るおもいで 練習してこそ出てくるものだが、 なかなかそこまでは出来ない、まっ、いっかとなる、いいことはないが、 時の流れだ、後ろを見たら誰もいなかったということになりかねん、 その時どきの流れにそって鍛えあげていくことも、指導者としての資質 ともなる、そのときに使う言葉 切磋琢磨・・・・好きな言葉の一つ、 シャークス野球はいつも楽しく爽やか野球であることだ、 練習はまだまだ続く明日の栄冠を目指して永遠に、 今回はここまで続きはまたの機会に。 その3 トスバッティングの大切さは、団員それぞれがわかっている はずだが、いつの間にか遊びになっている、 バットにボールを当てる、どのタイミングで当てる、 ピッチャー返しが出来ているかなど、前号につづいて展開する、 「なー下よもう少しボールをたたく位置をかんがえたらどうや、 全部差し込まれたようになちょるぞ、ティーバッティングの球を 打つようにやったらどうだ、そうすらあーぜってぁー打てるで」 「浅井そうりきまずようボールを見てたたけよ、いかんまんだ 力がはいちょる、なんでそうりきむんだ、そんなにりきんだとて なんの役にもたたせん、それとよ、アッパーになっとるで、 ダンスイングにしてみよよ、そうそうそのダイコン切りそれで いいんだがやぁー、」 ピッチャー役のコーチ陣疲れてきたようだ、伊藤さん変わるわー 私めの出番、コントロールまあまあの投球が出来る、 相当打ちやすい、コントロールがいいから?なんちゃって、 「上田しっかりボールを見て打てよ、少し早めにバットをだせよ そうそうそれそれそれでいいんだーー、 上いいじゃんか後はインパクトをもう少し強くすれば結構いける かもな、がんばれ、よーーし次と交代だ」 「次は誰だーー、キャッチャーもいけよーー 勝也いくぞーー、おっ、バントいいぞ、ドラックバントやってみよ そうそううまいぞ、こんなら試合に使えるな、チャッンスがあったら 出そう、はい次はトス なんでこんなボール空振るんだよく見とらんと とても打てんぞ一寸タイミングが遅いんだー、 もっと早くバットを出してみな、まだ遅いいかんいかんそれでも 遅いって、勝也自分で思っていることよりもっとはやくせんと、 ピッチが投げたらバットを振るつもりで出さな、 言ったとおりやってみろ、どやあたったやろう、 まっすぐのボールばっかりだから、ボールが来たとこへバットを 出さぁーいやでもあたるんだから、 どうやわかったかやーー」 勝也「・・・・うーーん」 ・・・・・・・・・・・・・時はながれる、 この勝也は今年6年生大変ユニークで私のお気に入りの一人 私の中に決して忘れないであろう名言がひとつそれはこれ 「大人の気持ちがわからない」 なんか考えさせられるこの言葉実にすばらしいではないか、 勝也に続いて裕平 「裕平いくぞーー、ドラッグバントで左右にちらせ、足があるから それをいかさないかんがやぁー、 ひでえーアッパーになとるぞ、だめだそれじゃー もっとバットを上にもっていけよ、 もっともっとグリップを上げろ、そうそうそうだ、 よっしいいぞー、ナイスバッティングいまのを試合に出そうぜ 試合にはなかなか出んもなー、たのむでーー」 みんな終わったかーーおわったらここへ集合せよ、 「そこへ座れ、もうちょっとはなれて、 いいかここにベース、ここがバッターボックス ベースとボックスの間13センチ、たつ時はベースより一杯に立て 早い球、遅い球によってピッチャーよりにたったり、キャッチャーよりに たったりして工夫することだ、 このボックスは75.75の150センチからなっいてるから これを上手につかうわけだからな、 何べんでも言うわけだが、ボールはバットでたたくわけだし、 それもバットの太い部分にあてなければうまくいかん、 そのためにはバットに当てる自分なりの感じを早くつかむことだ、 それがまあまあできるようになったら、今度はいかに早くバットを 振るかにあるやろーー、 そのために毎日50〜70回ほどの素振りをすることだな、 これも本当にボールをたたくつもりでやらにぁー意味がにぁーー、 ものすげーきついがよーやらにぁー、 こんだけやるとな、とにかくハアーハアーと息が上がるはずだ それでもがんばってやることだ、 遊びでやっていてはとても打てんし、当たっても飛んでいかん、 やる気でやってみろ、結果は必ずついてくるからな」 こんなお話が20分ほど続いた、 投げては打たせ捕らせ、投げ方、捕りかた、打ち方前回に続いての 特訓が活動日には必ず行うメニューの一つである、 この中で子供たちの元気で溌剌とした姿ほど頼もしいものはない、 この関りは体力、気力、生命のある限り続く、 この岩成シャークスに栄光あれ、 続きは次のステップとなる、ノックと2組にわかれてのホーメーション などの基本の練習となる、 この続きはまたの機会としましょう、 その2 前号のあらすじ 少年野球の一日の活動で基本のキャッチボールの方法について、 投げ方、捕りかたについての指導を中心に展開し基本動作も終了し 次に進む局面を向かえたとこであった、 「ほんなら小休止お茶を飲め」ころあいを見計らっての給水は必要不可欠 そのほどさかげんを適当に、 「さーーやるぞ、バット、ヘルメットをきちっと並べておけよーー」 「整理整頓は必ずやれよーー」 「それじゃー3箇所でトスバッティングをやる」 「ピッチャー、キャッチャーから打て、バント5球、トス10球、バスター5球 でやること」 「ピッチャー、キャッチャーの者はトスが終わったらピッチングをやれ」 「延 終わったらグランドを走って、タイヤを引っ張てそれからだ」 「亮 も一緒にやれよー」 この走ることやタイヤを引っ張ることはピッチャーやキャッチャーをやる者は がまんをさせるためには絶対必要なものだ、 特別体力がにわかに増進したり逞しくなったりとは思えないが、 がんばろーーという気持ちを持たせるこのことが第一とかんがえる、 延田の元気な声が「タイヤ引きまで終わりました投げていいですか」 亮から「70球だよねー」と「おーーそれでいい30,40ぐらいやっておけ」 この30、40とはワインドアップで30球セットで40球をいう、 「平松つやんピッチングを見とってくれよ、あとから伸矢、上田、高地、浅井と 何人かいくでよーー、しっかり見とってくれよ」 平松コーチ「おーーー」 この平松コーチはここ5.6年頓挫しておったが25.6年前からよき補助者として 団の発展に寄与してくれた、今後ともヘッドコーチ、副本部長として 活動してくれることを期待している、 トスバッティングをどうもよく理解していない者が多い、大きなものを打って 喜んでいるあんなんじゃーーとても試合になったら打てん、 「おーーいやめやめ集合、ピッチングやっている者はいいぞーー」 「ちょっとバットをかせ、 あのなーいつもいっているようになんで ピッチャー返しのトスをやらんのだや、打ちやすいボールを投げているん だから打ててあたりまえだろ、だからだよ! バットにしっかりボールを当てるタイミングを自分なりのものをそこで つかむんだよ、バッティングホームはなんだっていいんだから ただボールをしっかり当てるそしてピッチャー返しをするそんだけできれば 試合には必ずあたるから、」 ここで少し実技を交えての説明が延々と続く団員も一生懸命に聞き入る、 「ちょっこっとだけでもいいがわかったかや?」 「・・・・・はい」 とこころもとないが理屈よりも数やることだ、 「よーーしはじめるぞーーしっかりやれよーー」 実はこのトスバッティングがもう一つ難しいところがある、 投げ役となるコーチがあまりトレーニングや練習をしてないことによる コントロールが今一の点だ、なんせ相手は小学生打ちやすいボール を投げほしいがこりばかりは当事者の自覚にまかせることしかない、 こんなときふっと昔を思いだす、大勢のコーチがいたころは自分自身が 投げることは殆どなかった皆コーチまかせでよかった、 皆よくやってくれたことをこのごろよく思い出す、 いかんいかん昔は昔今は今だ忙しい中協力してくれるスタッフに感謝感謝、 「田村もう少しバットを早く出して自分の体の前で打てよそうすらー、 さしこまれることもないだろうから、あのなー打ったボールがよー左へいく ようになったらもう大丈夫だからな、自信を持って元気よくやれよ相変わらず 静かだなーー」 「おっ、翼すごいじゃないか、ものすげーー振りだなーハッハッハッハッだめだよ それじゃーまだまだ無理だからしっかりボールを見て確実にバットに当ててみな、 そうそうそうだよ感がいいな先が楽しみだ」 「陸 そんなに足がバタバタと動いたらバッティングは出来んぞもう少し辛抱して やれよ、こりゃー手を離してはいかんといっとるだろうーー、 手を離したらよあぶにぁーでいかんわ、また離したわからんやっちゃなー いかんちゅうに、」 トスバッティングの消化時間約2時間もう少し省力化をはからねば、 トスバッティングはまだまだ続きます、 この続きはまたの機会にそれでは左様奈良。 その1 午前8時団員の集合時間、数人まだ現れない、 「 おーーいこんてつー」まーいいから走れと、本部長の声 ハイという返事に続いてこんてつの「みんな集まれいくぞー」 全員揃った元気よくグランド10周、 私めも一緒に走るが2周がいっぱい歳には勝てんなーー、 ランニング終了、キャプテンのこんてつより「全部やるんですかー」と大きな声 「おーー全部やるんだー」 この全部とは、ラジオ体操。、二人一組になっての体操数種類。腹筋、背筋、腕立伏、 そして柔軟体操だ、 終了後 キャプテンの「本部長のところに集合」の声全員集まる、 そこで今日の練習を始める前のお話を少々、 このときに団員の様子を見るその都度様子は違う、 試合がある時の目が 試合に出られそうな団員の目が輝いて見える、 練習だけの日、全員がうまくなりたい為に早く練習がやりたそう、 その中には落ち着きのない者やちょっと寝不足気味の者、ちょっと疲れ気味の者 そりゃーまあーそれぞれの顔模様がある、 一通り心構えを話してキャッチボールからスタート、 全員グラブ振りを約5回程度やるこれは腕の振りをしっかりさせるために行う、 続いて帽子をとってお願いしまーーすと挨拶。 礼 短い距離からのスタート 約10分 少しさがって 約10分 塁間 約15分 中投 約10分 短い距離(ランダンプレー) 約 3分 この間に団員に投げかた捕りかたなど徹底指導、 特に低学年でまだよく投げれない者は壁当てをやらす、 このキャッチボールの出来不出来が野球の上達を大きく左右する、 時間をかけての練習が続く、 「おーい亮しっかり捕らんかい」 「なにやっとるんだ こんてつ! ボールの離した方が少し早いだろう、 ちょこっと辛抱せんかい」 「後ろにボールをやるなーー」 「またやっとる、体でボールを止めろ、ちょこっと痛いだけだ、 はよ走ってボールをとってこんかーー」 「なにやっとるんだーーはよ戻ってこんかーー」 「もっと大きな声を出してやらんかい、だちゃかんなーー」 「声を出せーー」 「おーい田村出しとるか、 ボソボソとなんじゃいそりゃーー」 「伸矢もっとボールをしっかり握って離すところを一定にせよよ、」 我がチームの貴重な左腕、 もっと逞しくなってくれと叱咤激励すれども? ま、 いっか ! 裕平、勇矢、皐也、延田、勝也6年生の面々、 しっかりやろうよなーー、 力はバッツ、グーーにあるんだから、 「やめーー、なんじゃーそのやりかたはそんなんじゃーランダンプレーに なってもどうにもならんわ、」 「おい亮と延やって見ろ」 「そうだあーいうふうにやるんだー、そうだろ中にはランナーがいるんだから まっすぐ投げらぁーランナーに当たるそのためには動いて動いて投げなーー 解ったかーー」 団員の声いつものはーいという返事、本当に解っただろうか? 「解ったらもう一度やってみろー」 全員始める が とたんにボールは後ろへなんじゃこらぁー、 「ほんなら今から10回連続やれたとこはやめていい」と目標立ててみた、 あれれれというまに上手くいって全員終了、 なんだーやらぁーやれるんだがやー と ひとり言、 全員終了したので挨拶 礼 (礼に始まって礼で終わる) 「さーー次はとの声」 丁度時間となりましたつづきはまたのお楽しみです。