登録外品種 は行


梅宝 (ばいほう)

梅宝には二つのタイプが有ります、
画像の品は白晃麒麟の様な白斑を、
葉全体に載せるタイプですが、
これとは別タイプで、葉形は同じで
葉先に少し複輪状に斑を載せる
タイプの品もあります。

斑載りの性質は全く異なりますが、
どちらも梅宝と言われています。

斑乗りの少ないタイプも、一鉢ある
はずなのですが、アップする為の
撮り置き画像がありません。




白凰殿 (はくおうでん)


白綾の太葉変化種で、斑の感じは白綾と同じですが、葉幅が広く葉組みが粗く
分岐も少なめです。


白銀 (はくぎん)


玉獅子の変化種で、白の小さな刷毛込斑(固定斑)を、葉全体に乗せています。
強日管理よりは中日以下の管理の方が、地色の緑と白斑のコントラストがハッキリ表れます。

本種を挿し芽すると、斑を持つ芽と全く持たない芽になって発芽し、数芽の株を育成すると、
玉獅子と白銀が混在する株に成ってしまいますので、見分けられるように成った時期に、
株分けして組み換える事に成ります。


白鷹 (はくたか)


白牡丹の変化種のようで、葉の感じも曙斑の感じも、何処と無く白牡丹を偲ばせますが、
葉は白牡丹に比して凹凸があり、白牡丹より一足早く、黄白色の曙斑を現し始め、
葉全体に斑を深めます。


白鳳 (はくほう)


本種の特徴は一芽の中で、曙斑を深く現す葉と現さない葉が生じ、地色の緑と斑色の白で
染め分ける事です。 基本的には後眩みの春の曙斑なので、夏以降は緑を戻しますが、
深く乗せた斑は画像の様に秋まで残ります。 ただ管理や環境で染め分けない事もあり、
染め分けていない個体は、白鳥との識別は極めて困難です。


白龍 (はくりゅう)


細身で肉厚の葉肌の荒い龍葉と、龍の葉先を分岐させた手葉が混在し、
白に近い曙斑を深く乗せます。


芭蕉扇 (ばしょうせん)

葉形は玉獅子そのものですが、
管理環境によっては、右画像の様に、
暁の様な黄色を深く乗せるようです。

「ようです」とは、その様な個体を
2〜3度見たのですが、残念ながら
我が家では、それを再現する事が
できません。

右の画像は随分前に、ある方の
お棚で撮影させて頂いたものです。




白晃龍 (はっこうりゅう)


白晃麒麟の細葉変化種です、葉元の一本部分が長い葉もあり、名前に「龍」を用いたものと
思われます。
細葉変化種の多くがそうで有る様に、本種もその例に漏れず準固定種で、先祖返りの特性を
有します、挿し芽発芽時および育成中に、その多くが先祖返りをして、白晃麒麟に戻ります。


華染 (はなぞめ)


以前は珍品コレクターだった私は、10年程前に有る書籍で本種の存在を知り、是非とも
欲しくなり早速入手したのですが、残念ながら私には、「墨流」との判別が出来ません。


幡龍 (ばんりゅう)


錦昇龍系の変異種なのでしょうか?、葉形からはその様な印象を受けるのですが、
葉幅は広く、葉丈は中葉と云えるほど短めで平性です、白に近い曙斑を表します。


曳馬ノ華 (ひくまのはな)


発祥地の地名が名の由縁のようです、本来はもっと深く斑を乗せるようですが、
我が家ではこの程度の斑乗りです。


非噴泉 (ひふんせん)


随分以前に入手したのですが、我が家の家風に合わぬのか、さっぱり大きくなりません。
立性の一本葉が殆どですが、分岐の少ない手葉を少し交えます。



姫綾 (ひめあや)


白綾の細葉変化種です、準固定種のため、挿し芽発芽時および育成中に、
その多くが先祖の白綾に戻ります。


姫古金 (ひめこきん)


古金襴の細葉変化種なのでしょうか?、細身ですが色彩その他は、名の如く古金襴を
思わせますが、古金襴には無い下葉を巻き込む特徴が有ります。

また固定種のようで、私の経験では古金襴に戻ったものはありません、しかし発芽率が悪く、
思うように繁殖出来ません、私が入手したのは随分前の事なのですが、その後もあまり
見かけないので、繁殖には何方も、ご苦労をなさっているのではないかと思っています。


姫龍 (ひめりゅう)


錦昇龍系の変化種のようですが、葉幅は狭く繊細な感じで、地色は黄色味を帯びた淡緑で、
色合いともに柔らか感じですが、葉丈が結構長くなり、大葉と言うほどに成ってしまいます。


白虎 (びゃっこ)
 

右の画像の上段は普通の金猛虎で、
下段が「白虎」と呼ばれるものです、
違いがお解り頂けるでしょうか。

北関東では通常どちらも「金猛虎」で
扱われていますが、人によっては
「白虎」と称して、区別する方も居る
ようです、私もその一人です。

区別する理由として、葉形はほぼ同じ
ですが色彩はまるで違い、
根の性質も違うようです。

株が若い内は色彩の相違以外は
さほどには感じませんが、年月を
経て持ち込むと、上のタイプの品は
葉も長めになり、根幹もある程度
しっかりした株に成りますが、
白虎と言われるタイプの品は、
根が太い根塊に成り難いようで、
各芽が細い根幹でヒョロヒョロと
伸び上がり、葉もさほど長くは成らず、
貧弱な株立ちに成ってしまいます。

私の個人的な見解ですが、白虎と言われる品種は、色彩や性質その他から、
朝日滝の太葉変化種ではないのかと思っています、ただしその確たる根拠はありません



不二ノ旭 (ふじのあさひ)


古い銘鑑を遡ると、天保14年に「不二の旭」、万延元年及び明治31年には「富士の旭」の
名が見られます、しかし本種がその継承種かどうか、確認する術はありません。
斑やその他、雲井鶴に似ていますが、葉幅が狭く葉組みも粗めです。


平成錦 (へいせいにしき)


細身で葉組みの粗い短葉で、葉形は一見「玉姫龍」を思わせる形ですが平葉で、
白晃麒麟の様な白斑を乗せます。


紅孔雀龍 (べにくじゃくりゅう)


年数を経た株は、その名の通り、龍を感じるような、葉元の一本部分の長い葉を持つ
のですが、株が若い時には殆ど見られず、葉がチョット粗くなった紅孔雀の様な葉姿です。


紅ノ華 (べにのはな)


隙間の少ない檜葉形の青葉物ですが 秋には暗紅色に紅葉します、
紅孔雀ほど冴えた紅には成りません。


宝生錦 (ほうしょうにしき)


隙間の少ない整った檜葉形、平性の大葉で黄緑の地色に、
黄白色の曙斑を淡く広く表します。


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