登録外品種 さ行〜な行
幸ノ華 (さちのはな)
![](img481.jpg)
葉組みやや粗めの常葉は、乳白色の曙斑を現し、平性と言うより少し下垂して、
半球形の姿に成ります。
珊瑚閣 (さんごかく)
![](img482.jpg)
「古今独歩」または「錦孔雀」の変化種とみられ、葉形は同じで立ち性ですが、
葉は短めで鮮やかな萌黄色です。
紫峰 (しほう)
![](img483.jpg)
玉織姫の色彩変異種と思われ、葉形や斑は玉織姫と同じですが、秋には茶紫の
色合いを見せます、また玉織系品種が肥料を控えた管理で部分的に現す、
玉織系特有の小さな茶色も全般的に多く現します。
秀麗 (しゅうれい)
![](img484.jpg)
|
一説では金麒麟の変化種とも聞き
ましたが、株が若い時には詰んだ葉で、
説にうなずけない事もないのですが、
成長するにつれて葉は大きくなり、
金麒麟とは似ても似つかぬ大葉物に
なってしまいます。
右の画像は成株の画像です。
、
この様に成株では中葉と言うより
大葉の部類に入る程に成って
しまいます。
|
|
![](img485.jpg) |
|
祥鳳
![](img486.jpg)
分岐の少な目の檜葉形の大葉で、萌黄葉種ですが緑強めの色合いです。
彗星 (すいせい)
![](img487.jpg)
錦昇龍系統の変化種のようですが、平性で黄緑色の地色に、淡い黄色斑を現します。
翠鳳 (すいほう)
![](img488.jpg)
墨獅子の変化種のようですが青葉物で、墨獅子の様な紅葉はせず、
秋にも目立った変化を見せません。
瑞鳳 (ずいほう)
![](img489.jpg)
錦木の細葉変化種です、本種も準固定種で、先祖返りの特性を持ちます、
以前は「平和錦」の名も持ちました。
瑞柳 (ずいりゅう)
![](img490.jpg)
細身で葉組み粗めの常葉で、地色は淡緑色です。 数年前に本種に曙斑を現す個体を
頂いたのですが、私の棚では残念ながら、未だに斑の出現は見られません。
砂子獅子 (すなごじし)
![](img491.jpg)
葉形色彩とも金襴織に似ていますが、金襴織より下葉の葉先が薄く細く葉組みも粗く、
巻き込む特性があります。
近年普及し始めた「笑獅子」と言う品種は、本種と異名同種だと思います。
墨絵ノ誉 (すみえのほまれ)
![](img492.jpg)
墨絵龍の変化種で、扇形の特徴有る葉をやや下垂させ、半球形の葉姿に成ります。
墨絵龍 (すみえりゅう)
![](img493.jpg)
数少ない巻柏書籍のなかで、昭和45年に発刊された、「よみがえる古典植物 いわひば」の
著者のお一人であられる岡村氏が、胞子発芽を試み、その中から選抜して墨絵龍と名付け、
著書「よみがえる古典植物 いわひば」の中で紹介している品種です。
星座 (せいざ)
![](img494.jpg)
明星からの胞子発芽品種と言われ、麒麟獅子を思わせる葉形葉姿に、
暁星の様な斑を僅かに現します。
千紅錦 (せんこうにしき)
![](img495.jpg)
やや立ち性の常葉で青葉ものですが、秋には葉全体を紅に染める事が有ります、
「事があります」とは無責任な話ですが、紅孔雀などとは違い、その年の気候や
管理環境などで、全く紅に染めない事があるのです。
私の環境では、未だ数度しか染めた事が無く、その原因も把握できずに居ます。
また「西ノ有明」と同様に、葉先を飛散させる特性も有します。
双龍の斑 (そうりゅうのふ)
![](img496.jpg)
![](img497.jpg)
葉形葉姿や曙斑は、「双龍」にほぼ同じですが、双龍同様の曙斑のほかに、
白や淡黄色の刷毛込斑(固定斑)を併せ現します。
大王獅子 (だいおうじし)
![](img498.jpg)
分岐少なめで葉組みの粗めの、萌黄の常葉を下垂させます。
大白晃 (だいはっこう)
![](img499.jpg)
白晃麒麟の太葉変化種です、白晃麒麟より葉幅が広く大葉ですが、色彩はほぼ同じです。
大納言 (だいなごん)
![](img500.jpg)
黄門殿が斑載り良く、遺伝性を持って変化したものです、水戸黄門様の官位は中納言
であったことから、その上の「大納言」を冠して付けた名前だと聞き及んでいます。
立富士 (たちふじ)
![](img501.jpg)
![](img502.jpg)
静岡のあるお方から、随分前に頂いた品の子どもです、常葉に手葉を交える葉姿が、
富士之華に似ている事から、この名が付いたものと思います、我が家での斑のりは
今一ですが、温暖な環境なら、富士之華と見紛う色彩に、成るのではないかと思います。
富士之華との違いは、手葉先の分岐が多い事で見分けが付きます。
地球宝 (ちきゅうほう)
![](img503.jpg)
緑地の常葉に白刷毛込斑を持ち、一見友白髪を思わせますが、比して葉組みがやや粗く、
やや立性です、また斑も黄色味を帯びた白と、純白の2色が見られます。
また本種は、斑の無い葉を挿し芽すると、斑の無い苗になり、斑の有る葉を挿し芽しても、
過半数が斑の無い苗に成り、無斑の苗を育成しても、斑の出現は殆ど期待できません。
綺麗な刷毛込斑を持ちながら、あまり普及しない要因なのでしょう。
中国ノ華 (ちゅうごくのはな)
![](img504.jpg)
普及率も高く、人気品種ですので、私の下手な講釈は不要と思います。
夏期に夕立が多く過湿な私の棚では、根が傷み易く上手く行きません、
肥料を控えて乾燥気味の管理が良さそうです。
長寿 (ちょうじゅ)
![](img505.jpg)
葉元の方は常時暗赤茶色なのですが、小苗の時は白牡丹を思わせる、詰んだ葉姿で
葉重ねも良く、その詰んだ葉重ねが邪魔をして、赤茶色が目立ちませんが、
成長するにつれて大葉になり葉姿も乱れ、赤茶が目立つようになってきます。
天女ノ舞 (てんにょのまい)
![](img506.jpg)
平性の常葉の萌黄種です、葉形は一般的な檜葉形で、特別記憶に残る葉形では
ないのですが、白味を感じる萌黄色は、本種特有の色彩で記憶に残ります。
天明冠 (てんめいかん)
![](img507.jpg)
葉組みの密な整った檜葉形で緑の地色の葉を、葉先から半分ほど黄色に染めます。
「丸葉蜀光」また「丸蜀光」の呼び名もあります。
常盤獅子 (ときわじし)
![](img508.jpg)
色彩特徴等は「常盤ノ光」に同じですが、葉の丈はやや長めで、
下垂して細めに成った葉先を巻き込みます。
栃木ノ華 (とちぎのはな)
![](img509.jpg)
花車の変化種と云われています、花車より葉幅は広く、分岐は少なめで若干大葉です。
強い陽射しでは葉焼けを起こし易いようですので、中日での管理がお勧めです。
登竜 (とりゅう)
![](img510.jpg)
古い銘鑑を辿ると、昭和初期の銘鑑に「登竜」の文字が見られます。
その登竜が本種であるのかどうかは、確認する術が有りませんが、
細身の一本葉と、葉先を分岐させた手葉を極少し有します。
本種の特徴を解りやすく言うと、手葉の極々少ない「燕尾」と言った所でしょうか。
女峰 (にょほう)
![](img511.jpg)
葉幅の広い萌黄の常葉は、葉肉も厚めでやや立ち性の大葉です。
私の目では、「女峰」の名とは裏腹に、力強い雄雄しさを感じてしまいます。
親ページへ戻る
トップ・メニュー
![](img002.gif)
|