地植え風

水一滴さえ与えない完全管理放棄をして早5年、小さな鉢内でまだ頑張って生き
続けている巻柏達を見て、何とも可哀そうに成り、今更なのですが多少でも、
水分補給ができればと考え、鉢から抜いて地表に並べ、根鉢の底が地面に触れる
様にして、そこから多種の水分が上がる様に、一応地植え風に模様替えをしました。

地表の水分が吸収できるようになり、鉢植えのまま放置していた時よりは、
随分元気が出てきたようです。

でも思わぬ問題も出てきました、それは巻柏が湿気を得たことにより、病原菌が活動を始め、
高温期にはあちこちで病気が発生し、たちまち広範囲に伝染する場面も見られました。

また草が生え、伸びた雑草に巻柏が埋もれてしまい、時折伸びた草を取る必要が生じました。



もう少し早くこのようにしていたなら、それほど傷む事も無かったでしょう。

また完全管理放棄に耐えられず、枯死消滅してしまった品種も数ありますが、
それらの品々も、或は生き延びて居られたかも知れません。 

でも、こうなる事は解っていながら、何もかもが面倒になってしまったのも事実なのです。




画像右上の一角は、私が最初で最後の登録をした、龍王獅子苗の生き残りです。





鉢から抜いて地表に並べた時には、完全乾燥で葉が巻いていたため、
品種などの見分けがつかず、何にも構わずに並べたために、
 品種も入り乱れた状態で、何が何だか分からなくなってしまいました。




あなたは品種が何だか解りりますか?、私はもう何が何だか分からなくなってしまいました。




えっ!「何が何だか解らないって、もしかして老齢性痴ほう症だろう」ってが!、
・・・・・ かもね、でも おおきなお世話だ!



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