ピヨピヨ、あるいはピーヨピーヨという鳴き声に特徴があり、ピヨドリがヒヨドリになったのだろうという。

鳩を細くしたような体型。頭や胴体は灰色で、頬と翼が灰褐色。

飛び方に特色がある。２・３回羽ばたいて山なりに上がると、１・２秒斜めに滑空し谷を描く。それを交互にくり返すので、飛行の軌道が波形を描く。

冬の間は餌のある南に移動しているのか、あまり見かけないのですが、珍しく雪の枝先にとまっていました。

少し寒そうに「ふくらヒヨドリ」になっています

４月になるとピヨピヨと元気にさえずり始めます。

近くで聞くと甲高くうるさいほどです。

朝早くから、ホオジロやカワラヒワと競うようにさえずります。

身体が大きい分、声量があります。

我が家の裏庭の梅の枝に来て、咲き始めた花を見つめていました。

同じく梅の木に来てじっと庭を見ていました。

画面中程に黄色く見えるのは、１００メートルほど離れた大川の岸に咲く菜の花です。

桜の花が咲くと、決まってヒヨドリが集まってきます。

最初は、花びらを食べているのかと思ったのですが、花の蜜が大好物で、その蜜を吸い出しているのでした。

器用に吸っては次々に、新しい花に移っていきます。

庭の植え込みのボケの花にも来て、蜜を吸っていました。

この写真では枝の影になっているのが残念。

ここからの３枚は、至近距離での写真です。満開の桜の木に張り付いていました。

よほど花の蜜のとりこになっていたのか、近づいても逃げることなく、蜜吸いに熱中していました。

道ばたのドウダンです。
この直後に飛び立ってしまったのですが、その花の蜜も吸うのでしょうか

ヒヨドリも、いつも目の前に室根山を仰いでいるのです。

ヒヨドリというと元気な鳴き声ばかりが印象にあるのですが、けっこう黙って木の枝にとまっていることもあるのです。

尤も、オスとメスの区別がよくつかないので、これはメスなのかもしれません

散歩道の垣根にとまってこっちを向いていました。ほぼ正面を向いたアップの写真。

なかなか堂々としています。

頭と顔の灰色の羽毛と、腹部のまだらな灰色の羽毛に特色があります。

ヒヨドリは何と言ってもその鳴き声に特徴があります。

以下の５枚の写真から、春から夏にかけて空に響き渡る、ピーヨピーヨという甲高い声を想像して下さい。

ヒヨドリも人間と同じく（？）、その接近にはいじらしい努力があるようです。

それもオスの方が一生懸命で、メスの方は「我関せず」とばかりに羽づくろいに夢中なのもおもしろいところです。

夏の日盛りには、さすがのヒヨドリの声もおとなしくなります。

悠然とそびえる室根山を仰ぎ、梢の上で何を感じているのでしょうか。

ヒヨドリも涼しさを求めて、こういう工夫をしているのかと思うと、楽しくなります。

ヒヨドリの飛翔です。

２・３度羽ばたいては、羽を閉じて１・２秒滑空します。
これは羽ばたいている最中。

真夏の陽光が照りつける昼下がり、桜の枝の葉陰でこちらを見上げたところ。

まぶしいほど、緑一色の世界です。

秋霧にかすむ山々と森を見下ろし、四阿の丘の梢と街灯の上にたたずむ２羽のヒヨドリ。

早朝ゆえの幻想的なな世界です。

静かに並んで梢にとまっている姿は、なぜか秋を感じさせます。

最後に、電線の上でヒヨドリが、羽づくりに励む姿を紹介します。