大川にかかる最初の橋から見下ろすと、鴨の家族が泳いでいます。
川岸に差す朝日がまぶしいぐらいでした。

別の日、橋の下で餌をあさる鴨です。
雨で増水した急流に潜って、何かを熱心につっついていました。

鴨は草食だそうですが、増水で水没した草でも食べているのか。

同じ橋の上の電線に、見たことのない小鳥がとまっていました。

全身が茶色で、朝日を浴びて輝いていました。

後で調べるとモズでした。

実り始めた田んぼの稲穂に、雀が群がっていました。

あぜ道にもたくさん雀が待機しています。

雀がとまっているのは、菊などの花を栽培する際、花が倒れないように両側から支える線を張るための台木です。
朝靄で煙るバックは、花を収穫後の畑。

四阿に向かう最初の階段を上ると、タデが群生しています。

これは「赤まんま」といわれる、イヌタデだと思います。

別名「猫じゃらし」

穂が朝日を浴びて金色に輝いていました。

８月にはまだ赤っぽかったすすきの穂も、白い毛をつけるようになりました。

もうすぐ「枯れ尾花」です。

春にはタラッポとして若芽を食べるタラノキの、花と実です。

白い花は８月から咲いていました。

９月も下旬になると、このような黒い実をつけます。

この実は、健胃、強壮作用があり、糖尿病にもよいとされているそうです。

９月になるとよく朝霧がかかっています。

薄いヴェールに包まれた室根山を見られるのも、早朝ゆえ。

四阿の下の栗の木の枝先で、「キユルルルルルー」というような変わった声でさえずる小鳥がいました。

早朝で薄暗く、よく見えなかったのですが、形からすると橋の上の電線にとまっていた小鳥と同じ。

やはりモズでした。

四阿を過ぎた小道の脇に、萩の花が乱れ咲いていました。

二百二十日の強風にあおられたせいだと思います。

ナナカマドの実が色づき始めました。

いよいよ秋の到来です。

平成の大合併で室根村が一関市に編入された弊害の一つ。

７市町村の合併で拡大した新たな市にとって、辺境の地の階段の手入れまでは目が行き届かないようです。

もとは村の体育館に隣接した、役場や保育所近く、村の家並みを見下ろせるこざっぱりした小公園だったのですが。

管理の行き届かなさのおかげ？で、こういうはっとさせられる景色にも巡り会えます。

９月になっても、まだ可憐な花を咲かせています。

藪の中にちらほらと、結構目につく花です。

森の暗がりでも、杉の落ち葉の間の真っ白な色が目立ちました。

初めて見るキノコですが、なんという名前なのか。

ヒマワリというとどうしてもゴッホの絵を思い浮かべるのですが、これは葉もよくしげり、茎も太くて背も高く、堂々たるものです。

今は草に覆われていますが、前は畑だったと思われる空き地。
今はすっかり野原になっています。

のり面に群生しています。

たぶんタツナミソウのなかま

ヤマシロギクとも言うそうです。

これもよく見る花で、やはり小道ののり面に群生しています。

夏からいたる所に咲いていますが、花期の長い花です。

小道の下ののり面に、無造作に横たわっています。ここも前は畑だったのかもしれません。

斜面を登り切った道路脇に咲いていました。
我が家の庭のはとっくに花期が終わっているのですが。

体育館の隣の運動場に、カラスが群れていました。

最初は５０羽ほどいたのですが、近づいてカメラを向けると半分近くが飛び立ってしまいました。

その運動場の外れに、オオマツヨイグサが群生しています。

バックの山が朝霧に煙っていたので、なんとなく撮ってみました。

写真でははっきりしないのですが、中央の奥に白いシュウメイギクが７・８本あります。

他は全部ピンク。

ナナカマドと並んで紅葉が早いのが、桜です。

木の葉にも秋の気配がただよって来ました。

田んぼも黄金色を増し、収穫の時期が近づいています。

秋と言えば、子どものころはよく栗の実拾いをしたものです。

今の子どもも栗拾いをするのかな。見たことはないけど。

珍しいオミナエシの群落。

朝日があたって黄色い花が輝いていました。

六道橋前の道路脇の、駐車場にしている空き地で。

道路際の民家の庭に咲いています。

名前はわからないのですが、けっこう大きな花です。

時々この川でアオサギを見かけるのですが、魚を捕るのを見たのはこれが２回目。

一枚目は魚をねらって身構えているところ。

次の瞬間、川にくちばしを入れて魚を捕ったのですが、それは撮りそこねました。

その直後、魚をくわえてこちらに向き直ったところ。

この横向きになった直後、２・３度首を伸ばしながら、魚を頭から呑み込みました。

背景の灰色はコンクリート製の堤防。

その後、悠々と飛び去っていきました。

雨蛙の表情がおもしろいので撮ってみました。

そのバラが開いたところ。

同じ路地に咲く花が、朝日を背に受けて透明に輝いていたので。