再掲  2017年6月1日私のデータ

高脂血症で、ナイアシン内服中の方が10人?くらいおられますが、皆さん同様の経過です。



2010年1月13日糖質制限前  中性脂肪 120mg/dl  HDLコレステロール 39mg/dl LDLコレステロール 158mg/dl

2015年8月12日糖質制限4年9ヶ月 中性脂肪 65mg/dl  HDLコレステロール 48mg/dl LDLコレステロール 156mg/dl

2017年5月30日糖質制限5年6ヶ月 (ナイアシン1日2グラム程度内服中) 

中性脂肪 69mg/dl  HDLコレステロール 60mg/dl LDLコレステロール 138mg/dl



HDLコレステロール値(いわゆる善玉)が人生最高値でした。







再掲  2017年7月12日海外の医療

マレーシアで病院にかかられた方にお聞きしました。

(マレーシアは、英国医学らしいです。)



@糖質制限をしていると話したが、理解があった。

A妊娠がわかってから、鉄剤{ 600 mg/day ferrous sulfate (120 mg/day elemental iron)}、葉酸、マルチビタミンの処方。 貧血があったわけではなく、フェリチンも測定せず、一律にこの処方なのです。



日本の医療が(悪い意味で)ガラパゴス化しているのでしょうか?

ちなみにこの方は、この量の鉄は多すぎて飲めなかったそうです。

(フェロミア(50) 2T の場合、鉄分は100mg/日となる。)







2017年12月30日

再掲2017年7月7日 喘息の治療法・・・オーソモレキュラー



藤川徳美先生FBより引用・・・この方法で効果があった方が一人おられました。



喘息の治療

Orthomolecular Medicine News Service、2005年8月9日



Abram Hoffer, M.D., Ph.D. Harold D. Foster, Ph.D. Bradford Weeks, M.D. Carolyn Dean, M.D. N.D. Erik Paterson, M.D.



重度の喘息をもつ患者は、特に男性[1]および子供[2]にてアスコルビン酸(ビタミンC)の血中濃度が低い。



安価で安全で便利なビタミンCを用いて効果的な喘息治療がすぐに行うことができます。唯一の必要条件は、必要十分量のビタミンCを摂取することです。食事による摂取量と低用量のサプリメントでは全く効果がありません。



多くの喘息患者を治療しているRobert F. Cathcart III、M.D.は、「喘息は、ビタミンCの腸耐性用量(bowel tolerance doses)によって最もよく救われると言います。運動後に定期的に喘息発作を起こしている子供は、大量のビタミンCにより喘息発作の攻撃から逃れることができます。これまでに、ウイルス性疾患の発症に関連した喘息発作の患者はすべて、この治療によって改善されてきました。」[3]











あなたが喘息症状の緩和を望むなら、これを試すことを検討してください:

ディスカウントストアに行き、1,000 mgのビタミンC錠の大きなボトルを購入してください。費用は15ドル未満です。



あなたが朝起き始めると、30分ごとに1,000-2,000mgのビタミンCを摂取し、1回の軟便が出るまで続けます。この投薬量で15時間後に便が緩んでいない場合は、30分ごとにビタミンCを3000mgに増やしてください。



あなたが軟便となったら、毎時2000mgのビタミンCに減らしてください。あなたはすぐにあなたのために適切な量を見つけるでしょう。ビタミンCの投与量をやや少ない量に調整して、軟便が改善し喘息症状を緩和するように用量を設定します。喘息のない通常の維持投与量は、等しく8回に分けて1日当たり15,000-50,000mgのビタミンCである。



喘息患者はまた、タバコの煙を避け、生活のストレスを最小限にし、ジャンクフード、肉および乳製品の消費を最小限に抑えるべきです。



覚えておいてください:



ビタミンCは、抗生物質、抗ヒスタミン薬、解熱薬、抗毒素薬、抗ウイルス薬を飽和(腸耐性)レベルに置き換えます。それは炎症を軽減する。



ビタミンは薬物として作用することができますが、薬物は決してビタミンとして作用できません。



References:

[1] Misso NL, Brooks-Wildhaber J, Ray S, Vally H, Thompson PJ. Plasma concentrations of dietary and nondietary antioxidants are low in severe asthma. Eur Respir J. 2005 Aug;26(2):257-64. "Low plasma concentrations of specific antioxidants are associated with more severe asthma. Increased antioxidant intake may help reduce the burden of severe asthma, particularly in males." PMID: 16055873

[2] Harik-Khan RI, Muller DC, Wise RA. Serum vitamin levels and the risk of asthma in children. Am J Epidemiol. 2004 Feb 15;159(4):351-7. "(L)ow vitamin C and alpha-carotene intakes are associated with asthma risk in children." PMID: 14769638

[3] Robert Cathcart, MD, "Vitamin C, Titrating to bowel tolerance, asascorbemia and acute induced scurvy", Medical Hypotheses, 7:1359-1376. PMID: 7321921 http://www.orthomed.com/titrate.htm









2017年12月30日 摂食障害について(8月28日再掲)

藤川徳美先生FBより

今朝の藤川徳美先生のFBより引用







4-2)、ビタミン補給は摂食障害を予防する

Orthomolecular Medicine News Service(OMNS)、2008年2月9日



Carolyn Dean, M.D., N.D. Damien Downing, M.D. Harold D. Foster, Ph.D. Steve Hickey, Ph.D. Abram Hoffer, M.D., Ph.D. Bo H. Jonsson, MD, PhD Thomas Levy, M.D., J.D. Erik Paterson, M.D. Andrew W. Saul, Ph.D



摂食障害は主にビタミン欠乏によるものです。 アメリカの10代の12人の少女の内1人が摂食障害に苦しんでいます。親は子供にビタミンサプリメントを提供することによって摂食障害のリスクを排除するのに役立ちます。



摂食障害は、特にビタミンB1(チアミン)の欠乏によって引き起こされる脚気の臨床的マーカーとして認められています。 [1] 摂食障害は、ペラグラ(ナイアシン欠乏症)の初期症状として一般的にも認められており[2]、ビタミンC欠乏による壊血病の既知の合併症でもあります。脚気や摂食障害は、高用量のチアミンを何ヶ月も治療してもしばしばうまく反応しないか、しばしば全く反応しないため、予防が特に重要です。しかし、原則として、高用量のビタミンサプリメントは、脚気によって引き起こされる筋肉量の減少およびペラグラによって引き起こされる皮膚病変の有効な治療法である。



ほとんどすべてのマルチビタミン、BコンプレックスのビタミンB1は、チアミン一硝酸塩またはチアミン塩酸塩です。チアミンのこれらの2つの形態を吸収する体の能力は、身体の2つの特殊なチアミン輸送タンパク質によって処理できる最大量によって制限されている[4]。 [5]。これは、効果的な治療のためには、経口チアミンの1日当たりの多くの用量が必要であることを意味する。アリチアミンと呼ばれる別の種類のチアミン分子は、はるかによく吸収されます。アリチアミンは標準のマルチビタミン製剤に含まれていないので、この特定の形態のB1を含むように再調整することを推奨する。



食欲不振などの摂食障害に対する従来の医学的アプローチは、典型的には、心理的/行動的治療、薬物療法、および食物群栄養学を含む。驚くべきことに、医師が摂食障害とビタミン欠乏を関連させることは稀であり、予防のためにビタミンサプリメントを勧めている医師はほとんどいません。



ビタミンサプリメント補給なしのダイエットはビタミン欠乏の原因となり、ビタミン欠乏は食欲不振につながります。ダイエットは、アメリカでビタミン/ミネラル欠乏の第一の原因です。欠乏症は栄養補助食品では完全に予防できます。集団の一部は、チアミンに結合するタンパク質に関連する遺伝的条件のためにダイエット中にチアミン欠乏になりやすい傾向がある[7,8]。チアミン欠乏の危険性は、加工食品を食べることによっても増加する。単純な炭水化物の過剰摂取には、チアミンの摂取量が増加する必要があります。ビタミンやミネラルサプリメントはカロリーを含まず、体重減少や??体重増加を起こさない。彼らは正常な食欲を促進するのに役立ちます。



Harold Foster博士は次のように書いています。

サハラ以南のアフリカのオープン試験とクローズド試験の両方で、HIV陽性の患者にはビタミン/ミネラルのサプリメントが与えられ、その一部の患者はエイズの後期段階にあったが、US RDAの2倍のアスコルビン酸と、US RDAの4倍のチアミンを補充したところ、ほんの数日後に食欲が改善した、と語った。



Erik Paterson、MDは次のように書いています。

「何年も間、10代の若い女の子が、拒食症となり、両親が悩んでいる姿を私は見て来た。彼女は何も食べなかったと認めたが、それは彼女が脂肪が増えるからだと感じていた。拒食症の少女に対して食事を摂るよう説得したが、彼女が拒否した。彼女は断固として拒否したので、彼女と契約を結びました。私は彼女がビタミン不足によって栄養失調になっており、それが食欲不振を招いていることを指摘しました。ビタミンサプリメント、特にビタミンCとビタミンB群のビタミンを飲むよう彼女と契約をしました。2週間後、彼女と両親は再診した時には食欲が回復していました。もう1ヶ月後には拒食症症状は明らかに消えていました。 [9]



1日当り少なくとも1,000mgのビタミンCと追加のビタミンB群を含むよく配合された毎日のマルチビタミンサプリメントは、食欲不振やその他の摂食障害の発生率を大幅に低減します。あなたが食欲不振の家族をケアするのを手伝っていて、あなたの医師がビタミンサプリメントを勧めていないのであれば、別の意見を聞いてください。



References:

[1] D. Lonsdale. Evid Based Complement Alternat Med. 2006 March; 3(1): 49-59.

[2] S. R. Roberts. "Pellagra: Its Symptoms and Treatment," The American Journal of Nursing, Vol. 20, No. 11 (Aug., 1920), p 885-890.

[3] L. Goebel. http://www.emedicine.com/med/topic2086.htm Last bullet in section on physical symptoms.

[4] D. Bender. "The Nutritional Biochemistry of the Vitamins," Cambridge University Press, 2003, page 151.

[5] V.S. Subramanian et al. "Vitamin B1 (thiamine) uptake by human retinal pigment epithelial (ARPE-19) cells:

mechanism and regulation." Journal of Physiology (Oxford, United Kingdom, 2006), Volume Date 2007, 582(1), 73-85.

[6] T.P.S. Nibber, "Reply to Dr. Lonsdale," Townsend Letter for Doctors and Patients, August-Sept. 2004.

http://findarticles.com/…/mi_m0…/is_253-254/ai_n6176277/pg_2

[7] B.H. Robinson, N. MacKay, K. Chun, and M. Ling, "Disorders of pyruvate carboxylase and the pyruvate dehydrogenase complex." Journal of Inherited Metabolic Disorders, 19, 452-62.

[8] D. Bender, "The Nutritional Biochemistry of the Vitamins", Cambridge University Press, 2003. Sections on Thiamine Responsive Pyruvate Dehydrogenase Deficiency (p 156) and on Maple Syrup disease (p 158).

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摂食障害は典型的な「質的な栄養失調」。

つまり、糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足。

過食は必ず、精製糖質です。

つまり治療としては、高タンパク+高脂質+低糖質食。

これが実行出来れば改善する。

ビタミンは、B50*3+C1g*3+E400IU。

重度の低フェリチン(鉄不足)、亜鉛不足の人も多数。

フェルム、1*夕、プロマックD、1*朝。

フェリチンが50を超えると代謝が良くなる。











2017年12月29日 腎臓結石について

奇蹟のマグネシウムより

腎臓結石とマグネシウム欠乏は、共通した原因を多数持っている。例えば、糖分・アルコール・シュウ酸・コーヒーの多い食生活である。ある重要な動物実験で示されているが、果糖を大量に食餌から摂ると、腎臓の石灰化が大幅に増大する。特に食事中のマグネシウム量が低い場合に、これが顕著となる。



 炭酸飲料中のリン酸は、体内のマグネシウムにも酷い仕打ちをする。骨をすり減らさせては、マグネシウムの備蓄を消耗させるのである。

カルシウムを溶解状態にとどめておいて、カルシウムが凝縮して結晶化するのを防いでいる のも、マグネシウムがもつ数多くの働きの1つである。



 脱水症状中にあっても、充分なマグネシウムがあれば、カルシウムは溶解したままでいる。したがって、腎臓結石については、マグネシウムこそが、中軸的な治療法法となる。

カルシウムを溶解させておけるだけのマグネシウムがない場合には、多種多様な石灰化がおきる羽目になる。

 具体的に言えば、結石・筋肉痙攣・結合組織炎・線維筋痛症・アテローム性動脈硬化症(動脈の石灰化)などである。



 直近の10年間に、480の複合結石が見られた55名の患者に対し、1日200mgの水酸化マグネシウムが投与され、2-4年にわたり追跡されているが、新たに結石ができた患者はわずか8名に過ぎない。マグネシウム投与を受けていない43名の腎臓結石患者のグループでは、直後の4年間に59%に新たに腎臓結石が見られた。さらに古い研究で、酸化マグネシウムとビタミンB6を使った例がある。これによると、149名について結石形成の減少があり、年間平均の結石形成数が1.3個から0.1個へと低下している。



患者は4年半、ないしは6年間にわたり追跡されている。別の研究では、56名の患者に、200mgの水酸化マグネシウムが1日2回投与されたが、2年後の成績では、55%で腎臓結石の再発がみられていない。マグネシウムを摂らなかった34名については、15名が2年後に再発している。











2017年12月29日 30代女性

花粉症、頭痛、肩こりの女性。フェリチン30.9 ng/mL

フェロミアを飲みだして約3ヶ月。 フェリチン 94.5ng/mLまで上昇。

 頭痛、肩こり、動悸の改善。

 今にして思えば、むずむず脚症候群もあったようです。(脚が気になって眠れないことがあった)

   糖質制限がしっかりできれば、来春の花粉症もだいぶ軽くすむのではないかと思います。






2017年12月29日 蛋白質について

藤川先生FBより引用・・・ 治療時には、体重*1.5〜2gのタンパク質が必要とのこと。



女性は全員プロテインを飲むべきだと思う

体重50kgの女性が健康を維持するためのタンパク量はプロテインスコア換算で50gとされている。

体重70kgの男性が健康を維持するためのタンパク量はプロテインスコア換算で70gとされている。

しかし、女性は毎月鉄とタンパク質を失うのでそれでは不十分。

BUNは女性の方が男性より圧倒的に低く、タンパク不足が深刻。



つまり、女性は男性よりも沢山肉を食べる必要がある。

しかし、女性は量が食べられないので食べているつもりでも全然足りていない。

”毎日、頑張って卵と肉を食べている”と言う女性もBUNは低い。

家のも自分の半分ぐらいしか食べられない。



タンパク不足を解消するためには、

1)毎日3食、動物性タンパクを食べること(糖質など食べる余裕はないはず)、

2)プロテインを追加すること。



プロテイン量はまず、体重の1/2g(50kgなら25g)。

タンパク不足のため一度に飲むと消化吸収出来なければ、少量に分けて頻回摂取。

少量から徐々に増量してゆく。



参照-1、食材のプロテインスコア換算、

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12238092337.html

病気を治すためには、体重*1.5~2gのタンパク質が必要。

この量が摂取出来れば、病気は半分治ったようなもの。



参照-2、BUN値、

10以下;著しいタンパク不足。

10~15;タンパク不足。

15~20;まずまずタンパク質は足りている。

20以上;十分量のタンパク質が摂取出来ている。

FB記事や本を読んで、高タンパク/低糖質食+プロテイン+鉄+メガビタミンをしている女性は、BUN20以上、フェリチン100以上の数値。

頭の回転が素晴らしく、体の動きも俊敏、肌が艶々、目力が強く、普通の食事をしている一般の患者とは一目で違いがわかる。



参照ー3、自分が飲んでいるプロテイン、

朝自宅にて、毎日メグビープロ30~40g、

昼クリニックで、時々ファインラボプロテイン20~30g。






2017年12月28日 岩田健太郎先生講演4



@ローレンスティアニーについて

70代になっても、「診断の神様」でいつづけるために、いつもニューイングランドジャーナルをぼろぼろになるまで読んでいる。

アメリカでは定年はない。しかし、有能でなかったら若くても首になる。


A今後、医療の透明性が高くなっていくことが予測される。

   透明性が高まってくると、医師にどのくらい能力があるか、一般人にわかるようになっていく。

 このようなことは、これまでの歴史でなかった。


B北アイルランドの整形外科医は、膝の手術がうまい。

 その理由は?  リンチされた場合は、膝を撃ちぬかれるのがお約束だから。


C中国は臓器移植大国

 どこからかともなく、フレッシュな肝臓が運び込まれてくる。





2017年12月27日 高感度インフルエンザ迅速診断検査システムの導入





この検査機器を導入しました。役にたつかな?

「高感度インフルエンザ迅速診断検査システム」は、写真の現像プロセスで用いる銀塩増幅技術の応用により、試薬中の金コロイド標識の周りで銀を増幅させて標識のサイズを拡大することで、試薬上に検体と試薬の抗原抗体反応によってできる判定ラインをよりはっきりと示すことができます。

一般的なイムノクロマト法の診断薬と比較して約100倍の高感度でインフルエンザウイルスを検出することが可能となりました。さらに、判定誤差を格段に低減させました。これにより、発症初期などのウイルスが少ない状態における診断精度を大幅に向上させました。分析装置はコンパクトな外形で設置場所を選ばず、簡単な操作で3分半〜15分で判定結果を得ることができます。





2017年12月26日 岩田健太郎先生講演 3



感染症治療の新しい見解

@肺炎は抗生剤投与3-4日でよい? 標準的には5-7日となっている。(レントゲン所見は悪くても良い。)

A急性胆管炎   従来は14日間の治療期間。 ドレナージが効いていれば、平均6日の抗生剤投与でよいらしい。(血液培養陽性でも)

B腹腔内感染。  従来は14日間が治療期間。ドレナージが効いていれば、4-5日でよいことがRCTで示された。








2017年12月26日 尿管結石



尿管結石の若い女性の患者さんを診察しました。

激しい痛みに驚かれたようです。

診断はそう難しくないケースが多く、治療も痛み止めですむケースが多いと思います。

問題は、その次です。

再発が大変多いこと。 

マグネシウムの摂取をおすすめしました。



再掲 2017年10月17日  骨粗鬆症とマグネシウム   

           奇蹟のマグネシウムより

(1)骨粗鬆症の予防と治療には、マグネシウムがカルシウムと同じように重要である。

(2)マグネシウムがカルシウムを血液に溶解させ、腎臓結石の形成を防ぐ。

(3)骨粗鬆症の治療にマグネシウムをとらずに、カルシウムだけを取ると腎臓結石を促進させてしまう。




・ カルシウムの吸収と代謝には、適正レベルのマグネシウムが欠かせない。

       ・マグネシウムはカルシトニンという特定のホルモンを活性化させる。

カルシトニンが骨の構造を維持させ、血液や軟組織からカルシウムを引き出して骨に戻す。それにより関節炎の一部と腎臓結石が予防される。

・マグネシウムは副甲状腺ホルモンと呼ばれるホルモンを抑制し、このホルモンによって骨が分解されるのを防ぐ。

・マグネシウムはビタミンDを活性体化させ、ビタミンDによるカルシウム吸収を促進させる。

・新しい骨の形成に必要な、ある酵素の活性化にマグネシウムが必要である。

・マグネシウムは活性カルシウムの搬送を制御している。



ビスフォスについて

 フォッサマックスにより顎骨に損傷が起きるという最近の報告が、この薬品、ならびにあらゆるビスフォスフォネートも、同じように骨をもろくさせることを証明している。フォサマックスは、破骨細胞、すなわち骨を作り直してくれる細胞を破壊する。それゆえ、フォサマックが骨の破壊を防止すると想定されているのである。

 ところが、製薬会社は破骨細胞がもっている骨を作り直す機能を考慮にいれていない。  

      フォサマック投与後の骨のX線写真をみると、カルシウム量が増えているように見えるかもしれないが、再構成させる能力がなければ、骨の内部構造がさらに無秩序となり、もっと脆弱になるため、実際には前よりも簡単におれてしまうことになりかねない。  








2017年12月26日 薬剤師から見たコウノメソッド処方について



認知症治療研究会会誌1 4巻より引用



今後の実践薬剤師の使命・・・笠間市立病院薬剤師 松本 明男



@製薬会社の宣伝ばかりに踊らされず目の前の患者の状態を見る。

Aコウノメソッドを学ぶことにより認知症に気づけるだけでなくキャラクター分類までできるようになる。

その上で不適切な処方を防ぎ正しい治療につなぐことができる。

B薬の効果や副作用を知り医師への処方提案をし正しい薬の説明や使い方、副作用の兆候を患者家族や介護者に適切なアドバイスや相談に乗ることができる。



まとめ

@コウノメソッドは認知症の画期的な薬物療法である。

Aコウノメソッドに精通することは薬の専門家である薬剤師にとって今後の認知症患者爆発の時代に強力な武器になる。

B薬剤師は科学者である。サプリメントについても頭から否定せず文献等を検索し科学者として判断する。

C現在全国の薬局の数はコンビニよりも多い。コウノメソッドを共通言語として医療と介護をつなぐ担い手になれば真のかかりつけ薬剤師になれると確信している。

Dそのためにも多くの薬剤師がコウノメソッドを学び、実践薬剤師になられることを切望している。








2017年12月25日 ビタミンCサプリ内服による喘息の改善



現在は、C4g程度の内服ですが、安定しておられるそうです。

あんなに長年悩まされた症状が・・・とおっしゃられていました。



2017年9月7日再掲

40歳代女性

以前から気管支喘息があり、週に2回ほど夜中に目が覚めてメプチンエアーの吸入を行っていた。

ステロイドの吸入はしたくないので行っていなかった。

ビタミンC2000mgを1日8回のペースで内服を開始したところ、夜間の発作がなくなった。

現在、1日2000mgを3回内服している。

使ったのは、アイハーブで購入したナウ社のビタミンC。

少しゼロゼロする時があるが、あまり気にならないとのこと。

この方は糖質制限はしておられません。








2017年12月25日 藤川徳美先生情報。



23日藤川先生FBより引用・・・動画は必見!! 広島弁がナイス!!。



日本カウンセリングサービス社長と対談しました

会社概要;
http://nico.team/company/profile/

会社紹介;
弊社は現在、不安・パニック専門のカウンセリング機関として、クライアントさまを支援させて頂いております。

現在、約2万5000人のメルマガ読者がおり、毎月1000名づつ増加しています。

また、有料のコミュニティーなども運営しており、積極的な情報提供をしています。



インタビュー記事;
http://nico.team/%E3%80%8C%E3%81%86%E3%81%A4%E3%83%BB%E3%8…/

動画;
https://vimeo.com/246365418/7d85b1332c

会員のアンケート;
https://jp.surveymonkey.net/results/SM-SLZT7RST8/








2017年12月25日 岩田健太郎先生講演 2



感染症治療に関すること

@ペニシリン系の薬を点滴で使う場合・・・4回投与、マックスドーズで。

 ペニシリンのような時間依存性の薬を2回で投与すると、本当の効果が発揮できない。

 量や投与用法をしっかり設定しないと、アセスメントできない。



Aメロペンなら3回投与

B膿瘍の中には抗生剤が入っていかない。ドレナージが最重要。

C画像所見(レントゲン、CT)は必ずしも病状とは一致せず、悪化してみえることがある。

 全身状態で、効果の判定をする。

DMICは、低いほどよい、というわけではない。 Sなら良い。

E緑膿菌は、殺さなくて良いときには、殺さないことが大切。

他の菌も、殺さないでよいものまで殺さない。

Fアミノグリコシドは膿瘍の中で失活する。










2017年12月25日 マルチビタミンでシミが消えた?



70代の女性からお聞きしました。

 4年くらい前から、ポポンS 6T/日を3年間継続したところ、頬の部分の大きなシミが突然消えたそうです。

 日本製のマルチビタミンで、量はそう多くないですが・・・。



 今度、写真をみせてくださるようにお願いしました。








2017年12月24日 岩田健太郎先生講演



テーマは「タイムマネジメント」と「感染症のケーススタディ」でした。

呉での講演でしたが、九州大学、大分大学、大阪大学などの学生がたくさん話を聞きにきていました。

病院の研修医の先生が10数人くらい、開業医はたぶん私だけでした。

タイムマネジメントの話は、病院の部長クラスの先生に聞かせたい話でしたが、誰もいませんでしたね。

 土曜の朝だから、忙しい先生方は休みたいですよね。





     岩田先生の話は、正に正論。正しいと思います。

(ですが、今の医療現場の状況から考えると、受け入れられないでしょう。働き方が改善するのは30年後か?)

 数ヶ国語を操り、36歳で神戸大学の感染症科の教授になり、いろんな種類の本を書いている異能の人、話もわかりやすく、面白かったです。

 外国で多様な価値観に触れ、視野を広げたことが、有能さの理由のひとつでしょうか?







@日本の医療現場では、タイムマネジメントが問題として認識されていないほど、状況がひどい。

A会議が長い。外国人の教授を連れてきても、すぐに辞職して国へ帰るに違いない。

B日本の医者は経験主義に基づいて仕事をしている。ある時から、勉強をやめ、人の話も聞かなくなる。

C多くの先端医学は英語で書かれている。英語の情報をとれないとダメ。現在、医者の能力はすなわち情報収集能力。









2017年12月22日 学習障害(LD)と診断されている6歳の男の子、3ヶ月で劇的改善



昨日の藤川徳美先生のFBより引用



H29.9、30代後半の母親が、学習障害(LD)と診断されている6歳の男の子と共に受診された。

男の子は第三子で、上の2人の発達は問題なし。

第一子、第二子の妊娠中は貧血は指摘されなかったが、第三子の妊娠中は貧血を指摘された。

自分のFBの記事を読み、本を読んで、少し前から高タンパク/低糖質食を開始している。



母親、

喉が詰まる、気圧が低いと体調が悪い。

BUN18.0、フェリチン23。

Nowアイアン2~3錠、B50、C、Eを開始。



男の子、

学習障害(LD)と診断されている。

言葉の遅れがあり、発語が不明瞭。

手先が不器用で、読み書きが苦手。

不注意(気が散りボーッとしている、よく転倒する)。

疲れやすく体力がない。

体幹が弱く協調運動が苦手。 BUN18.7、フェリチン20。

アドバンストフェロケル2~3錠、B50、ナイアシン、C、Eを開始。



*他県の方で毎月の通院は困難なので、処方薬は使用せずサプリメントのみ使用。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

H29.12再診、

母親、

元気になり疲れにくくなった。

BUN26.9↑、フェリチン89↑。

Nowアイアイン継続。



男の子、

劇的に元気になった。

友人との会話が上手にできるようになりコミュニケーションが良くなった。

体の動きがしっかりして、走れるようになった。

勉強に集中出来るようになり、根気も続くようになった。

漢字テストの点数が大幅に上がった。

BUN26.7↑、フェリチン167↑。

母親が「メガビタミングループ」で勉強し、ナイアシン500mg*2+ナイアシンアミド500mg*2を飲ませていると言う。

現在のフェロケル2~3錠を隔日1錠に減らすよう伝えた。



「メガビタミングループ」は下記。

https://www.facebook.com/groups/1727173770929916/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

解説;

妊娠出産毎に母親の鉄が枯渇して低フェリチンとなる。

つまり、第一子より第二子、第二子より第三子で低フェリチンとなる。

当然子供も鉄不足となるが、男の子は女の子より鉄不足に対する耐性が低いので、低フェリチンでLDやADHDになる。

実際ADHDの男女比は、3~4:1。

当院を受診しているADHD、LDは全員母子共に低フェリチンであり、逆に低フェリチンでないADHD、LDは診たことがない。

母親がしっかり勉強して高タンパク/低糖質食をきっちり行っている。

初診時BUN18、3ヶ月後26、素晴らしいとしか表現出来ない。

ナイアシンをはじめとするメガビタミンも回復を後押ししているはず。

これから3ヶ月後、半年後が楽しみだ。



当院では、この治療によりADHD、LD回復例が多数。

きっちり出来れば全員が回復する。

メガビタミンを併用した方が回復が早い。








2017年12月22日 糖質制限による尋常性乾癬の改善



患者さんからお聞きしました。

40代女性。

膝や肘などに湿疹ができて治らないので、呉市の橋本皮膚科を受診。

http://www.hashimoto-c.jp/goaisatu/index.html



 尋常性乾癬の診断を受けた。

 シンプルに、糖質制限をすれば改善すると説明された。

 言われたとおりにすると、すぐに改善した。

 また糖質を食べだすと出現する。

 再び糖質制限を開始すると改善。



   私が診察したときには、大変きれいな状態でした。

 すばらしい皮膚科のドクターですね。

 (私の診たところ、鉄不足、亜鉛不足、ビタミンD不足、タンパク不足もあるようでした)








2017年12月21日 冷え性について

山本越郎さんのFBより引用

血管の約90%はコラーゲンでできている!!



以下引用

身体は温かいのに、手足の先だけが冷えてしまう末端冷え性の方がいらっしゃると思いますが、なぜ手足の先などの末端だけ冷えてしまうのでしょうか?

紹介記事にあるように、末端冷え性の方は、手足の先にある毛細血管が衰えていて(ゴースト血管と言われています)、熱を運ぶ血液が身体の末端に行き届かなくなり、手足の先などの末端が冷えてしまうのです(upset絵文字>_<)

末端冷え性は、若い女性に多くみられることから、老化に伴う毛細血管の衰えよりも、栄養不足による毛細血管の劣化が主要因になります。

血管は約90%がコラーゲンでできていて、コラーゲンの働きにより、柔軟性や弾力性を持っているため、コラーゲン不足になると血管の95%以上を占める毛細血管が衰えてきます。

特に手足の先などにある末端の毛細血管は、元々血液により栄養が届きにくいため、一番に劣化が始まりやすく、その結果末端冷え性になってしまうのです(upset絵文字>_<)

コラーゲンは、たんぱく質を元にして、ビタミンCと鉄を使って作られます ので、鉄たんぱく質不足の多い女性に末端冷え性が多いのも分かりますよね(^^;



【大切な役割を果たすコラーゲンを増やすには?】

http://yasashikuikitai.blog.fc2.com/blog-entry-893.html

またたんぱく質不足は、筋力を低下させ、末端での血流を悪化させますので、さらなる末端冷え性の原因にもなってしまうのですね(upset絵文字>_<)

加えて、糖質の摂りすぎによって糖化が進むと、ダメージを受けやすい毛細血管の劣化が始まってしまいます(upset絵文字>_<)



【シミやシワの原因は糖質の過剰摂取!】

http://yasashikuikitai.blog.fc2.com/blog-entry-926.html

従って、炭水化物中心で肉やたまごなどの動物性食品が不足している食生活を行っていると、糖質過多・鉄たんぱく質不足となり、糖化やコラーゲン不足によって手足の先の毛細血管が衰え、末端冷え性になってしまうのですね(upset絵文字>_<)

このような食生活を続けていると、全身の95%以上を占める毛細血管の劣化が進行していき、全身に栄養と酸素が届かなくなってしまいますので、肌や、肺や肝臓などの臓器、ひいては脳にまで悪影響が及び、様々な病気や老化が進行してしまうのです(upset絵文字>_<)



ぜひ末端冷え性の方は、糖質を控えてたんぱく質や鉄・ビタミンCなどをしっかり摂る正しい食生活に改めるとともに、むくみの原因にもなる足の筋力低下を、ウォーキングやスクワットなどの適度な運動で強化し、寒い季節につらい末端冷え性の改善を図っていきましょうね(^O^)/

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http://kikoukairo.com/archives/1874








2017年12月21日 リバスタッチパッチの副作用

簡単認知症の診断と治療より

 リバスタッチには、ブチリルコリンエステラーゼを阻害する作用があります。これは、血清中のコリンエステラーゼであり、経時的に採血をして測定すると血清ChE低下が認められます。

 血清ChE値の以上低下を認める場合、過量投与ににり患者さんの健康状態を害していることがあります。短期的には問題ないのですが、1年以上の長期でみると、明らかな副作用がなくても体力を奪い、予後を悪くする原因になります。



 リバスタッチパッチを使用する場合には少なくとも半年に一回は採血を行い、ChE値を測定し、異常低下を認める場合には減量したほうがよいと思います。








2017年12月20日 2017年10月分 抗生剤の感受性 広島市医師会臨床検査センター 



大腸菌への感受性・・・すごい耐性率です。特にニューキノロン。

クラビット 49%耐性

オゼックス 60%耐性

ジェニナック 46%耐性

バクタ   21%耐性


フロモックス 39%耐性

ロセフィン 30%耐性

ホスミシン 8%耐性 








2017年12月20日 誰が第二次世界大戦を起こしたのか



ハーバート・フーバー元米国大統領の大著(裏切られた自由)のガイドブック的な本。

米国の英雄FDR(フランクリン・デラノ・ルーズベルト)の外交の本質にせまる。








2017年12月20日 日本内科学会雑誌より ペラグラの1例



4月29日再掲



2017年4月29日ペラグラとはどんな病気か?

「統合失調症は、潜在性ペラグラである」と藤川先生は言われてます。

 でも、ペラグラってなに? 私は見たことがありません。

 内科学会雑誌にペラグラの症例報告がありました。この方はアルコール中毒ではないようです。

 (日本でのペラグラの報告は数十例とまれ。アルコール多飲の報告が多い。)

そのかわり、異常に糖質を偏食していたようです。

精神的な問題で、若い頃から苦しまれていました。



 以下引用 日本内科学会雑誌 106巻4号

ペラグラの1症例   八幡 芳和 他

要旨



 ペラグラは3D(dementia, daiarrhea, dermatitis)と表現され、主としてビタミンの一種であるナイアシンの欠乏により発症する疾患で、食糧事情の改善された現在では極めて稀な病態だが、本症例は単純糖質を主とした特殊な偏食による状態で発症した。



診断、治療には精神神経症状や消化器症状など全身的な代謝障害の1つに、本症名称の皮膚科疾患が位置づけられていることの認識が重要である。

始めに

 ペラグラは、皮膚症状を伴う多彩な消化器や神経症状を呈する複合性ビタミン欠乏性の慢性疾患である。VB3ともいわれるナイアシン(ニコチン酸・ニコチン酸アミド)が主に不足しての病態である。

  語源的にはイタリア語でpelle(skin), agra(rough)としてざらざらした皮膚を意味し、とうもろこしを主食とするイタリアの貧民に認められ、報告された。

 日本ではアルコール依存症に伴う貧しい食生活での症例が多いが、本症例では精神的家庭的な事情から、一人暮らしでさらに単純糖質を主とした特殊な嗜好形態の偏食が持続していたことからの発症で、極めて興味深く、若干の考察を加えて報告する。



症例

 患者 41歳。男性。会社員。 主訴 体重減少、脱力、寝たきり、全身皮疹、せん妄、幻覚、意欲減退。

既往歴 学生時代に自律神経失調症といわれた。

また、27歳頃、家族内不和にて精神的カウンセリングを受けたことがあるが、いずれも詳細不明。

生活歴 地元から都会の文系大学に進学。一人暮らしが始まり、喫煙、飲酒をしない生活から偏食(砂糖、甘いジュースなどを極めて好む)傾向となった。 卒後帰省し、会社に就職後は事務関係の臨時職として仕事をしたが、実家には帰らず、会社の寮に居住した。

現病歴 20XX年夏、就職後も同様に家人との協調性の乏しさから、偶然寮に訪れた家人が、全身の皮疹や無気力、力が入らない、また、意識障害として時々不穏発作や異様なものが見えるなどの幻覚症状など状態不良に気づき、近医皮膚科を受診させた。 

アトピー性皮膚炎として、プレドニゾロン20mg/日を開始するもさらに悪化。 入院となる。

中略

 (入院後、全身状態不良で76日目に死亡。)









2017年12月19日 ペラグラの精神症状

藤川先生のFBより

プレペラグラ(あるいは潜在性ペラグラ) の人がたくさんいると考えれば、おのずとナイアシンの使い方がわかりますね。





以下引用

溝口徹先生が3年前にブログに書かれていますね

http://orthomolecule.jugem.jp/?eid=1075



ナイアシンが欠乏することによる精神症状

発症前期症状

・倦怠感、疲労感

・不眠

・食欲不振

・不安

・抑うつ気分 などの神経衰弱症候群




進行期症状

・心気念慮

・被害観念をともなう不安・苦悶状態・錯乱状態

・罪悪感からの自殺念慮



さらに進行したとき

・せん妄

・意識障害

・混迷

・緊張病状態

・錯乱状態



昔の精神科のドクターは、ペラグラ精神病と統合失調症の違いについて注意深い観察をしています。

ペラグラ精神病の場合には、統合失調症と比較して・・・・

・疎通性が保たれ

・現実感があり

・統合失調症特有の冷たさや固さを欠き

・対人接触が良好である と記載されています。

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ナイアシンは、ピルビン酸→アセチルCoAの補酵素

ナイアシンを補酵素とする代謝酵素の確率的親和力が先天的に低い場合、精製糖質過剰摂取によりナイアシン不足となりやすい

そうなると好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)に入れずATP不足になります



軽度のナイアシン不足では、 不眠、不安、抑うつ

上記症状+光線過敏症
ならナイアシン不足が疑われます

うつ病の2割にナイアシンが有効と言われています



重度のナイアシン不足は、被害関係妄想、緊張病症状、精神運動興奮

これは統合失調症の症状そのものですね

現在の精神科医でペラグラと統合失調症の鑑別診断を考えている人は一人もいないはず

そんなこと精神医学の教科書には全く書かれていないからです



やはり、 精製糖質過剰摂取→統合失調症=潜在性ペラグラ










2017年12月19日 ビタミンCによる鼻水の改善。



2歳と3歳の男の子。膝裏などに軽い湿疹がある。

毎年鼻水がずっと続いていた。(鼻汁抗酸球テストが陽性で、アレルギー性鼻炎といわれている)

ビタミンCを毎日1g内服しだしてから、改善。(同時に糖質量のセーブとB50コンプレックス1Tも開始した。)

すごく楽になった。鼻水が出だしたら、2gへ増量するそう。



抗生物質よりずっと効果があるそうです。

このようなご報告は、大変勉強になります(感謝)。










2017年12月19日 シロスタゾールの副作用

認知症の簡単診断と治療より



シロスタゾールで一番多い副作用は頻脈です。ついで頭痛、ほてり感などです。

プレタールはその薬理学的特性で、心臓の仕事量を増やします。そのため稀に狭心症や心不全の悪化、不整脈の悪化をまねくことがあります。




 出血性のリスク

 消化管出血などのリスクがある場合は、もちろん使用を控えたほうがよいでしょう。

 ただし、脳内出血リスクは低用量アスピリンよりはかなり少ない。

 いずれにしてもプレタールには、既存の認知症治療薬のような神経伝達物質のバランスを崩すような重大な副作用はありません。内科の先生であれば使い慣れた薬であり、認知症をを専門としないプライマリケア医でも使いやすい薬です。












2017年12月19日 難聴対策





分子栄養学のすすめ(三石 巌著)より



難聴は、高齢者の大問題ですね。なんとか予防できるよい方法はないのでしょうか?







以下引用



 聴覚ビタミン  A・B1・コリン

 聴覚ミネラル  ヨード・亜鉛



難聴が高音部から始まるところをみると、神経束は、外側からだめになっていることが分かります。私はこれを、神経束が外側から活性酸素に攻撃をうけた結果だろうと推測しています。

 このように考えると、中高年者の聴覚防衛策としては、前記のビタミン・ミネラルのほかに、活性酸素対策が必要だという結論になります。



・・・ビタミンE・C  ポリフェノール、フラボノイドなど












2017年12月19日 神経系の働きとビタミン





分子栄養学のすすめ(三石 巌著)より

認知症の方にはB50コンプレックスを!!



以下引用

ビタミンB1が不足すると・・・食欲不振になる。怒りっぽくなる。記憶力が減退する。音に過敏になる。



ビタミンB2が不足すると・・・うつ状態になる。



ビタミンB6が不足すると・・・集中力が低下する。暴力を含む異常行動が現れる。



ビタミンB12が不足すると・・・集中力が低下する。記憶力が減退する。知覚障害がが起きる。手足がしびれる。



ニコチン酸(ナイアシン)が不足すると・・・いらだちや不安感が起きる。怒りっぽくなる。不眠になる。



パントシン酸が不足すると・・・知能が低下する。



ビタミンCが不足すると・・・知能が低下する。



ビタミンH(ビオチン)が不足すると・・・うつ状態になる。幻覚が現れる。












2017年12月18日 ランダマイズドコントロールスタディについて







本日の藤川徳美先生のFBより



当たり前のことであるが、両群間の治療成績に圧倒的に差がある場合にはRCTを行うのは全く意味がない



RCT(二重盲験試験)は、例えば新薬Aと以前からある薬B(もしくはプラセボ)の効果・安全性を検証する方法で、治療者、患者ともにどちらの薬が投与されているかがわからないような仕組みとなっている。



医学界ではこの方法が最も信頼出来る検証方法とされている。



いわゆる、EBMで最良のエビデンスと言われるのがこれ。







実際は、データが操作されたりして、信頼出来ない内容も多いという問題点があるのだが、ここではこのことについてはこれ以上述べない。



ポイントは、RCTが行われるのは、通常の臨床場面ではAとBの効果・安全性の違いを容易に発見出来ない場合であり、それを数百例〜数千例で検証するというものである。







精神科医で最初にRCTを行ったのはホッファー。



1951~1953年に、統合失調症患者に対して、ナイアシン、ナイアシンアミド、プラセボのRCTを行った。



結果は、ナイアシンへの反応率70%、ナイアシンアミドへの反応率70%、プラセボへの反応率は30%と圧倒的な差が出ている。



後年、ホッファーはこのような圧倒的な差が出る治療法においてRCTを行うのは非人道的であり、非倫理的であると述べている。



つまり、圧倒的な治療成績の差が出る治療法においてはRCTを行うのは全く意味がない。



糖質制限Vs.カロリー制限。

湿潤治療Vs.消毒とガーゼの治療。

鉄タンパク不足を改善する治療Vs.鉄タンパク不足に関与しない治療。

ナイアシンによる統合失調症治療Vs.ナイアシンを使わない統合失調症治療。




こんなRCTなんてあり得ず、自分が被験者の場合、絶対後者のグループなどには絶対に入りたくない。







このような治療に対して、”エビデンスはあるのか”、”エビデンスを出せ”、と言うのは全くトンチンカンなことがわかるはずだ。



臨床医なら自分でこの治療を行い、自分の目でその効果を検証すれば良いだけの話。












2017年12月18日 夏井睦 新しい創傷治療より



本日の投稿より



https://ameblo.jp/4rotary・・・・投稿された方のブログのアドレス







 私は胆嚢癌進行度ステージVb、深さがsi(上行結腸浸潤) 癌で術後の2年生存率10%(以降変わらず)から無事5年目を迎えた経験者です。(胆嚢癌ステージVbで検索されれば早めに自分のブログがヒットします。)



 胃癌の手術であれば、通常3週間から1ヶ月程度の入院になると思いますが、点滴による栄養管理は1週間程度だと思うので、そんなに気にする必要は無いと思います。



 もし、どうしてもと言う事であればブドウ糖点滴ではなく、イントラリポス輸液の点滴をお願いしてみても良いと思います。



 あと、病院食についてはちゃんと食べられる様になった時点で、主食の米飯は断るか、残すようにして糖質の少ないおかずだけを食べるようにして、その分、売店で売っている物を足して食べられれば良いと思います。



 他に転移巣が無ければ退院後はスーパー糖質制限食で、残念な事に転移していた場合は断糖・ケトン食をお勧めします。



 私の場合は術後1ヶ月くらい後の病理検査報告書で癌であった事が分かったので、術後の点滴も普通に受け、病院食も気にせず食べていましたが、癌である事が分かってから現在まで徹底したケトン食を続けています。












2017年12月16日 「食育健康サミット」への反論。



http://koujiebe.blog95.fc2.com/



江部康二先生のブログに上記がありました。

(権威筋の先生は、一般人がよほどバカだと思っているようです。根拠のないことを平気で説明しておられたようです。)





東京新聞

日本医師会と米穀安定供給確保支援機構 主催の「食育健康サミット」

人気呼ぶ低炭水化物ダイエット 栄養偏り“隠れ肥満”も

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201712/CK2017121202000182.html



【ご飯やパン、麺類などを控える「低炭水化物(ローカーボ)ダイエット」。体重を減らす効果があるとして若い世代を中心に人気だが、医療関係者の間では「健康を損なう危険性がある」との声が強まっている。 日本医師会と米穀安定供給確保支援機構主催の「食育健康サミット」が十一月、東京都で開かれ、医師らが炭水化物を控えることの危険性を強調 した。】
















2017年12月16日 【鉄欠乏と学習能力】



奥平智之先生のFBより引用







従来、鉄欠乏として鉄欠乏性貧血 のみが疾患として考えるべき状態であり、貯蔵鉄枯渇は「潜在性」鉄欠乏であって、疾患ではない疾患前状態であると考えられてきました。



しかしながら、貯蔵鉄枯渇(#貧血のない鉄欠乏)では、既に最大酸素摂取量が低下しており、組織呼吸や代謝を担う機能性鉄が減少している「欠乏症」であることが明らかとなっています[4, 5]。



Lozoff らが米国のアフリカ系乳児 77 人の鉄栄養状態と精神発達の関連を調べた調査では、貧血のない鉄欠乏では、鉄欠乏性貧血よりは軽度であったが、#精神発達の遅れ が見られました [6]。



貧血のない鉄欠乏がある 16 歳女性73 人を対象に、鉄補充の比較対照試験を行なった結果、『単語記憶数を指標とした認知能の有意な改善』 がみられたという報告があります[7]。



また、胎児期に母体が鉄欠乏食を摂取したラットから生まれた仔ラットの脳の海馬ではシナプスの興奮伝達が低下しており、『鉄欠乏による学習能力の低下』の原因であるとされます[8]。



このように貧血のない鉄欠乏であっても正常な組織の機能を果たす上で必須な機能性鉄の減少が存在することは、鉄欠乏のない鉄欠乏が女性の半数を超えるわが国においては、深刻な問題です。







4) Zhu YI, Haas JD. Iron depletion without anemia and physical performance in young women. Am J Clin Nutr 66 : 334-341, 1997.

5) Hinton PS, Sinclair LM. Iron supplementation maintains ventilatory threshold and improves energetic efficiency in iron-deficient nonanemic athletes. Eur J Clin Nutr 61 : 30-39, 2007.

6) Lozoff B, Clark KM, Jing Y, Armony-Sivan R, Angelilli ML, Jacobson SW. Dose-response relationships between iron deficiency with or without anemia and infant social-emotional behavior. J Pediatr 152 : 696-702, 702 631-693, 2008. 7) Bruner AB, Joffe A, Duggan AK, Casella JF, Brandt J. Randomised study of cognitive effects of iron supplementation in non-anaemic iron-deficient adolescent girls. Lancet 348 : 992-996, 1996.

8) McEchron MD, Paronish MD. Perinatal nutritional iron deficiency reduces hippocampal synaptic transmission but does not impair short- or long-term synaptic plasticity. Nutr Neurosci 8 : 277-285, 2005.

Biomed Res Trace Elements 20(1): 30-38, 2009
















2017年12月15日 栄養療法による統合失調症の改善



藤川徳美著「うつパニックは鉄不足が原因だった」より引用







(症例)男性 発病後4年が経過した統合失調症が、高タンパク・低糖質食+ナイアシン+鉄でほぼ完治



 30代前半の男性です。平成24年ごろから口数が減り、ほとんどしゃべらなくなりました。1日中横になって過し、仕事にも就いていません。人目に敏感で幻聴があり、幻聴には反応しています。他院を受診して統合失調症と診断され、抗精神病薬エビリファイ(12mg)の処方を受けましたが、痺れが出て中止しました。



 当院への初診は平成28年5月。両親に伴われて受診しましたが、表情は硬く、頑なです。 治療の必要性を説明しても、返事はそっけなく、「病気ではないから」と拒否します。自分が病気だという意識は乏しく、「クスリは飲みたくない」といいますが、「眠れない」「感情を表現できない」とも言い始めました。私のFacebookページを見た父親の勧めで、3ヶ月前からナイアシンを飲み始めているといいます。







 ここで少しだけナイアシン(ビタミンB3)についてご説明します。ナイアシンはもともと体内にあるビタミンですが、栄養療法の創始者、カナダのエイブラム・ホッファー博士は、「統合失調症は糖質を減らし、ナイアシン3gとC3gの処方で治る」 と言っており、それを踏襲して当院でもナイアシンを処方しています。



 ナイアシンはいきなり服用すると、末梢血管の拡張作用作用によるフラッシュ(皮膚の発赤、かゆみ、発熱など)と呼ばれる反応が出ます。 危険な副作用ではなく、1時間ほどで消えますが、初めての方はびっくりしますから、できるだけ少ない量から初めて1週間ぐらいで慣らしていきます。(女性の場合には100mgぐらいから始めます。フラッシュはしだいに出なくなります)。とはいえ、統合失調症の方は、このナイアシンフラッシュが出にくいのが特徴です。







 さて、男性の症例に戻ります。典型的な統合失調症で、本人の病識は乏しく、拒絶も強いため、治療を軌道に乗せるのは難しいかもしれないという印象がありましたが、まずは高タンパク・低糖質食を説明し、エビリファイを処方(前医では12mgでしびれが出現、当院では3mgで処方)しました。血液検査ではBUN:10.6、フェリチンは74と、明らかにタンパク不足、またフェリチンも男性としてはかなり低いですので、鉄剤フェルムも処方しました。



 1ヶ月後の平成28年6月には、本人は一人で来院しました。クスリはきちんとのんでいるそうで、また、米・パン・麺類は食べておらず、肉や卵を食べているといいます。ナイアシン(1日3g)も続けていました。幻聴は人目はあまり気にならなくなったといい、表情も落ち着き、笑顔がみられます。疎通性(話や意思が通じる度合い)も改善していました。



 7月には、表情もすっきりして、疎通性も非常に良くなり、「今後は友人の仕事を手伝う予定だ」といいます。また、今月中に海外旅行に行く予定とも話してくれました。エビリファイは半量に減らしました。



 8月、エビリファイ減量による病状の再燃もなく、旅行は楽しかった、体調もよく、頭がクリアになったといいます。高タンパク・低糖質食は継続し、またナイアシンも続けています。 診察場面では、統合失調症らしさはまったく感じられなくなりました。



 発症後4年経過した統合失調症が3ヶ月でこんなに良くなり、私もうれしく思いました。この症例も鉄・タンパク不足、また糖質過多もありました。男性では、BUNは15以上、フェリチンは100以上が標準だと考えています。 統合失調症の方は、もともと、「鉄・タンパク不足+糖質過多」の状態に対して脆弱な体質を持っておられるのではないかと思います。












2017年12月15日 白澤先生の本







  ケトジェニックダイエットアドバイザー:鷲見恵子さん母娘の記事も紹介されていました。



娘の祐加さんは、ベーテン音楽コンクール(中国地区:バロックコース中学生の部)で最優秀賞 をとられたそうです。

すごいですね。












2017年12月14日 ビタミンE欠乏症



デビッドソン内科学

 ビタミンE欠乏症がヒトで起こることは非常にまれで、未熟児や吸収不全においてのみ報告されている。ビタミンE欠乏症では、軽度の貧血や歩行失調、視野暗点をきたす。 ビタミンEは3,200mg/日 まで摂取しても安全である。(これは推奨摂取量の1,000倍である)

 ビタミンEが多く消費される食生活の国では、心疾患の発症率が低い。しかし、ランダム化比較試験では、ビタミンEや他の抗酸化剤による心疾患の発症予防効果は証明されていない。







MSDマニュアル

食事によるビタミンE欠乏症は発展途上国でよくみられる;先進国の成人ではまれであり,通常は脂肪の吸収不良による。主な症状は,溶血性貧血および神経脱落症状である。診断は血漿総脂質に対する血漿α-トコフェロールの比率の測定に基づく;比率が低ければビタミンE欠乏症が示唆される。治療はビタミンEの経口投与からなり,神経脱落症状があるか,または欠乏症が吸収不良によるものであれば,高用量を投与する。







ウィキペディアより

未熟児において、溶血性貧血、深部感覚異常及び小脳失調の原因となることが知られている。生体膜で活性酸素が存在すると脂質過酸化反応により過酸化脂質が連鎖的に生成され、膜が損傷し、赤血球では溶血が起こるなど生体膜の機能障害が発生する[8][要高次出典]。また、不妊症や筋萎縮症、脳軟化症の原因となるといわれているが、植物油に豊富に含まれているため通常の食生活で欠乏する事はないと言われている  












2017年12月13日 医師はなぜ栄養について知らないのか



藤川徳美 「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」 より



旧パラダイム



@一部の捏造論文を除き、現在の医学理論は正しい

A先進国では栄養失調はない

B慢性疾患は原因不明なので、完治させることはできない。

C投薬で症状軽減、寛解を目指す。





新パラダイム



@医学部で習う理論がすべて正しいとは限らない。

A厚生労働省が推奨する「バランスの良い食事」では、程度の差はあれ、全員質的な栄養失調になる。

B質的な栄養失調を改善させれば、多くの慢性疾患は完治可能である。

C投薬量は大幅に減らせる。 投薬が必要でなくなり、完治する人も多い。












2017年12月13日 Total 25-hydroxyvitamin D levels predict fracture risk: results from the 15-year follow-up of the Japanese Population-based Osteoporosis (JPOS) Cohort Study







伊木雅之先生の論文より(あさイチでも上図が紹介されていました)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28243705







J. Tamaki 1 & M. Iki2 & Y. Sato3 & E. Kajita4 & H. Nishino5 & T. Akiba6 & T. Matsumoto7 & S. Kagamimori8 & for the JPOS Study Group



2017年10月21日 JPOS研究の主任研究者の近畿大学医学部公衆衛生学伊木雅之教授が第17回日本骨粗鬆症学会学術振興賞を受賞しました。JPOS研究を初めとする長期にわたる骨折、骨粗鬆症に関する疫学研究が評価されました。



2017年3月1日 JPOS研究で、ビタミンD不足がその後15年間の骨折リスクを上げることがわかり、国際雑誌Osteoporosis Internationalに掲載されました。












2017年12月13日 日本人のビタミンD量



今朝のあさイチで、ビタミンDについて特集をしていました。

「手のひらで日光をあびれば良い」、という感じでしたが、それでは不十分です。

やはり、自分のビタミンD量を知ることがファーストステップではないでしょうか。







2017年6月19日血清25-OH-VitaminDレベル  



2015年より職員健診(研究用)などで、2016年10月からは、在宅や施設入所の高齢者を中心に調べました。(2017年6月17日調べ)



平均値 14.7 ng/mL (検査人数 138名 平均年齢 65.2歳 男性28名 女性110名)

世界的に正常の基準とされる 30 ng/mL以上の人は0名。

20 ng/mL以上 14.5%(20名)。

10-20 ng/m、71%(98名)。

10 ng/mL以下の極端な欠乏の方は14.5%(20名)でした。





女性 90代 平均 14.7 ng/mL (N=4)

80代 平均 13.5 ng/mL (N=3)

   70代 平均 14.2 ng/mL (N=18)

   60代 平均 14.9 ng/mL (N=22)

   50代 平均 13.6 ng/mL (N=11)

   40代 平均 14.3 ng/mL (N=17)

   30代 平均 16.4 ng/mL (N=5)

   20代 平均 16.0 ng/mL (N=3)





男性 90代 平均 9.3 ng/mL (N=2)

80代 平均 13.9 ng/mL (N=3)

   70代 平均 15.1 ng/mL (N=3)

   60代 平均 19.4 ng/mL (N=10)

   50代 平均 16.0 ng/mL (N=5)

   40代 平均 16.1 ng/mL (N=3)

   30代 平均 17.6 ng/mL (N=1)

   10代 平均 24.5 ng/mL (N=1)












2017年12月12日 ナイアシンで今年は冷えない。



ナイアシン400mg/日の内服で、今年ははだしでも足が冷えないそうです。



例年と全く違う状態に、ご主人がびっくりして、自分も内服開始されたそうです。



 色々役立つナイアシン!!  












2017年12月12日 Cさえ有れば助かる命



小西 伸也先生FBより引用 





  アスコルビン酸(ビタミンC)、1Kg で1500円ほど。

江戸時代に、Cを1Kg持って行けたら、数十名の命を救えます。



日本人の平均寿命が50歳を超えたのは1947年になってからです。

江戸時代の平均寿命は30〜40歳。


庶民より栄養状態の良い将軍家ですら、生まれた子どもの半分は5歳までに死亡していました。

たとえば、12代将軍・徳川家慶(いえよし)。

男女合わせて27人の子どもがいましたが、成人まで生き残ったのはただ1人。

のちの13代将軍である徳川家定のみです。



江戸時代、ちょっとした風邪で生命が奪われました。

風邪から肺炎のパターンも多かったでしょう。



乳幼児の半分以上が死んでしまう江戸時代。

死因の主なものは感染症。風邪、肺炎、麻疹。

麻疹は「命定め」と言われてました。

この病気で死ななかったら大人になれる、という意味です。

七五三は、5歳まで死ななかった、7歳まで死ななかったという、喜びの儀式です。



また成人では、瘡(梅毒)が多く、

江戸内では本道(今で言う内科)の患者の半分は瘡でした。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

現代においても、肺炎は常に死亡率の上位に入ります。



高濃度のビタミンCで風邪が一気に治る例を見てきてます。

風邪を引くと治るのに3週間かかる人が、

1日に190gというとんでもない量を飲んで1日で治してしまいました。

C190gは大変な量ですが、抗生物質より遙かに負担は少ないです。

同じくヘルペスが簡単に直っています。



ステージ4の癌患者1500人で、10年後の生存率35パーセントという、アメリカのオーソモレキュラーのデーターがあります。

メガビタなしでは5年後の生存率0パーセントです。




現代は、動脈硬化による突然死が多いですが、

CとEのメガで予防できるでしょう。

糖質制限だけでは無理です。



これらは、信じる信じないではなく、

事実です。

事実を認識するかどうかです。



様々な食事法が存在しますが、

どのような食事法をしながらでもメガビタミン併用は可能です。

ベジタリアン+メガビタも可能です。

むしろどのような食事法より

最優先でメガビタを行うのが、

効率が良いでしょう。



江戸時代、アスコルビン酸で多くの命が救えたように、

現代も、癌、心臓疾患、動脈硬化、感染症、

多くの病気を簡単に安く予防、治療が可能です。



数千、数万のデータを俯瞰し、事実を知り、

信じる、信じないは別にして、事実に沿って行うだけです。



江戸時代は、不可能でした。

現代は、少し勉強し、実践するだけで可能です。

選択肢が与えられた、恵まれて時代です。



江戸時代、卵は貴重品でした。

今は簡単に手に入ります。

プロテインもサプリも手に入ります。

ありがたい時代です。



社会毒が増えた一方、

こういう貴重な商品が手に入りようにもなりました。



このような恵まれた時代、恵まれた国に生まれたことに

ただただ感謝。  












2017年12月12日 Robert F. CATHCART V, M.D.



Vitamin C The Real storyより 





"Actually, we can make more ascorbate than a dod, cat, ora rat, but in our chemical plants; we just have to have the brains to know how to take the massive doses mecessary in acute situations."      








2017年12月11日 人間観察



タクシーの運転手さん 





 毎日30人以上、月では1000人以上の人を運ぶ。

 自分からは、特別に話かけない。(目的のない会話)



 気楽な意見(話)でも、相手は気に入らない可能性はある。余分なことは言わないほうが無難。

 どこに地雷があるか、本当にわからない。

 野球の話は、相手がどこのファンか確かめてから。



 たくさんの人を乗せるので、その人がどんなタイプか、すぐに判断できる。

 中には、運転手に対していばりちらす客もいる。お酒のせいもあるが。

 ひどい酔っ払いをのせて、良いことは何もない。

 会社にクレームをつける客も最近は多い。

 得たいの知れない、おかしな客がたまにいる。 とても怖いので、すぐに降りて欲しい。



 興味深い話でした。私の仕事と共通点も多い。

何しろ、怖い人は嫌ですね。    












2017年12月11日 ビタミンCの働き



Vitamin C The Real storyより 





I will list only three very important roles, as you will read about the rest of them in this book:



Antioxidant(アンチオキシダント) ---Without antioxidants, we would slowly burn up from the oxygen in our atmosphere. It is essential that the body keep oxidation under control.



Collagen formation(コラーゲンの合成) --- Collagen is an important structural protein in the body's connective tissues. Lack of vitamin C is why, in scurvy, the collagen tissues brake down so severely.



Hisatamine scavenger(ヒスタミンの除去) ---Each molecule of vitamin C destroys one moledule of histamin. The bleedeing tissues and loosening of collagen fiberes in scurvy is caused by the massive buildup of histamine in the body, which does not contain enough vitamin C.












2017年12月11日 Head Impulse test



コモンディジーズの掘り下げ方より   

患者の頭位を急速に回旋させる際の頭位眼球反射を評価する方法。

頭位眼球反射は前庭機能が低下している場合に異常となるため、前庭神経炎など 末梢性急性前庭症候群では頭位眼球反射が低下する。

一方、中枢性急性前庭症候群では頭位眼球反射は保たれる。







患者は座位で、検者は患者の正面に立つ。

患者の顔面を両手で保持し、20度程度右(左)に回旋させる。

その状態で患者に検者の鼻を見続けてもらうように指示し、素早く頭位を正中に戻す。

頭位を戻した際、患者の目線がずれずに鼻を見続けていることができれば頭位眼球反射は正常と判断できる。







頭位眼球反射が正常=前庭機能は正常でありAVSの原因は中枢の可能性が示唆される→これをHITの中枢パターンと表現する。



頭位眼球反射が異常=前庭機能が低下しており、AVSの原因は前庭神経、前庭にあると考えられる。





前庭神経炎の場合、患側方向に頚部を回旋させた際には、末梢パターンを生じる。反対側では中枢パターンとなるため、左右差を確認することも重要である。












2017年12月10日 CANCER AND VITAMIN C



VITAIMN C: The Real STORYより引用   

一般的な癌にたいするビタミン療法。(癌のターミナルステージはのぞく)





A typical redox-synergy therapy based on vitamin C is given here.

This would be considered a standard approach for most cancer patients who are not in the final stages of the disease.







Vitamin C(as L-ascorbic acid), dyanmic flow level, at least 3 grams, five or six times each day, providing a daily total of 20 grams or more(>90 percent bowel tolerance). Liposomal formulations are highly recommenced.



R-alpha-lipoic acid, 200-500mg with each dose of vitamin C(up to 5grams total oral intake).



Vitamin D3, 4,000 IU per day.



Selenium, 800 μG per day(as methylselenocysteine). This level of selenium intake corresponds to the U.S.goverment's "no observed adverse effect level"and is the maximum intake considered safe of any side effects.



Absorbable magnesium, 400-2,500 mg per day(as magnesium citrate or magnesium chelate).



Very-low-carbohydrate and low-calorie diet.



Lots of flesh raw vegetables.












2017年12月10日 急性前庭症候群



コモンディジーズの掘り下げ方より引用   





その1 ほかに神経所見を認めない、回転性めまい、眼振患者の病歴では血管イベントリスクの評価が重要。血管イベントリスクが高ければ脳梗塞を疑うべき



その2 末梢性、中枢性の鑑別にはHINTS PLUS が有用。 特にHIT は感度、特異度共に良好であり、知っておくべき所見である。



その3 AICA梗塞では内耳梗塞を併発するため、HITでは末梢パターンを呈する。その場合は難聴の有無に注目することが鑑別に有用となる。



その4 脳幹病変の頭部MRIは感度不十分と心得よ。特に1CM未満の症梗塞では半分以上を見落とす。評価するならば2-3oの thin sliceで。












2017年12月9日 気管支喘息患者に安全な薬剤



クスリのリスク(上田剛士著)より引用   





気管支喘息患者の9% が、アスピリンに過敏症がある。



湿布や液体経皮消炎鎮痛剤 でも発作が起こる可能性があるが、MS湿布(サリチル酸メチル)の安全性は高い



少量のアスピリンを安全に服用できていても、アスピリン過敏症を否定するものではない



10r/sを超える高用量アセトアミノフェンの安全性は高くないが、コックス2阻害薬の安全性は高い



コハク酸エステルステロイド(プレドニン、ソルコーテフなど)の急速投与は避ける



ミント、安息香酸、アルコールの摂取で、発作を誘発することがある












2017年12月9日 乳幼児の熱傷の原因について



   夏井睦先生のブログより引用





この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1208-1



 クリニックの患者さんの4割ほどが乳幼児ですが,そのほとんど全てが熱傷患者さんです。乳幼児熱傷の受傷原因,受傷メカニズムはここを見れば一目瞭然ですが,ちょっとまとめてみます。



1. 【飲食物による熱傷が多数を占める】

テーブルの上の味噌汁,コーヒー,紅茶などは子どもにとっては全て凶器となります。

「手が届かないと思って置いていた」と後悔される親御さんが多いです。「手が届かない範囲はない」と考えるべきです。子どもは触りたいと思ったらどんな手段を使ってでも手を伸ばして,ひっくり返します。

「手が届かない高さだと思って油断していた」という反省も多いです。つかまり立ちが始まると,手が届く高さが日毎に増していきます。乳児を甘く見てはいけません。



2. 【炊飯器の蒸気,加湿器の蒸気】 子どもの手が届く高さにある炊飯器,加湿器は凶器です。

従来型の軟膏ガーゼによる熱傷治療では,水蒸気熱傷はあっという間に深くなり,植皮まっしぐらです。



3. 【ティファール電気ケトルとその類似商品】 極めて危険な凶器です。

受傷パターンとして多いのは「テーブル・キッチン台の上でお湯を沸かしていて,子どもがコードを引っ張って落とす」です。

ティファールはコードと台が一体型のため,コードを引っ張ると台も一緒に動き,しかも本体にストッパーがないものが多いため,広範囲熱湯となります。日本の家屋は電源コンセントが低い位置にあるためです(ヨーロッパではコンセントが高い位置にあるため,同様の事故は起きていないそうです)。



4. 【ウォーターサーバー】 ストッパーなしで熱湯が出るタイプは凶器。



5. 【ヘアアイロン】 パターンとして多いのは「使い終わったヘアアイロンを手が届かない所に置いていたのに,子どもがコードを引っ張って落とし」が大半。



6. 【アイロン】 パターンとして多いのは「アイロンを使っている時に来客(電話)があってちょっと目を離したスキに子どもが」が多いです。












2017年12月8日 エビデンスについて



   本日の藤川徳美先生のFBより引用





本当に良い治療は、二重盲験試験を行わなくても、誰の目から見ても圧倒的な効果が出る治療です。



糖尿病に対する糖質制限食、傷の湿潤治療、鉄タンパク不足の治療、統合失調症のナイアシン治療、など。




これらの治療でプラセボ投与群を設定するなんて、非人道的な研究となってしまい、患者の正しい治療を受ける権利を奪うことになる。



多数の患者で僅かの差しか出せないEBMなんて必要ない。



しかし、”EBM”、”エビデンス”を連発する何も考えていない医師頭(石頭)が大多数。












2017年12月8日 高齢者に対する向精神病薬



   クスリのリスク(上田剛士)より







コリンエステラーゼ阻害薬はわずかな認知機能改善効果と、食欲低下、嘔気、めまい、疲労感、誤嚥性肺炎といった副作用を天秤にかけて処方を行う。



非定型抗精神病薬は、転倒や肺炎リスク増大と、本人・介護者のQOLを天秤にかけて処方を行う。



睡眠薬は効果よりも有害事象を2倍生じやすいので、睡眠への理解を促し、生活指導、認知行動療法を優先する。












2017年12月7日 過食と拒食 3



  人間と動物の病気を一緒にみる・・・・医療を変える汎動物学(ズービキティ)の発想 より引用





  皮肉な話だが、拒食症をわずらう動物というのは、考えたこともない、探してみようとも思わない場所のひとつにかくれているかもしれないのだ。



それは養豚場だ。



たくさんの社会的ストレスがかかると、 えさを食べるのは自分で制限する雌ブタがでてくる。たとえ、同じ群れの仲間がふつうに食べているときでもそうなる。



その雌ブタは体重が減り続け、とうとうがりがりになる。



それは、背骨がくっきりと浮き出た背中ですぐに特定できる。







・・・・ヒトもブタもそのまま食べずに餓死する場合がある。







・・・・・・この疾病にかかったブタは、普通なら食べるえさをほとんど食べない・・・・・代わりに大量のわらを食べるぶたもいる、と述べる。



それは、拒食症患者のあいだでよくある癖とも似ている。



患者は栄養豊富な食べ物を避けて、レタスやセロリなどおなかがいっぱいになるが、カロリー的にはよくないものばかりを食べるようになる。




















2017年12月7日 目先の利益にとらわれない



 本日のたがしゅう先生のブログより引用

興味深い内容でした。







先日、医者に依存したパーキンソン病は良くならないという厳しい意見を記事にしましたが、 何を言うたがしゅう、実際にL-dopaを中心とした神経内科医による投薬治療で患者の症状は確実に改善しているではないかという御意見があるかもしれません。



確かに症状は良くなっています。神経内科医としてその現場を私も確かに目の当たりにしてきました。



しかし同時に、その治療を続けていった先の顛末も約10年の神経内科医経験により肌で感じてきました。



薬で良くなったかに見えたパーキンソン病患者の症状はその後年単位で悪化していき、 最終的にドーパミン神経系の過剰適応(ジスキネジアなどの不随意運動)や消耗疲弊(薬に無反応で無表情持続開口寝たきりの状態)へとつながっていくのです。



それでも何もしないよりマシではないかと思われるかもしれませんが、 人生のトータルの生活の質で言えば何もしなかった方がドーパミン神経系が長持ちした可能性は否定できません。



今は薬を使うことが当たり前の世の中なので、全く薬を使わなかった場合にどうなるかという事は意外とあまり知られていないことだったりするのです。この構造は抗がん剤の世界にも当てはまります。



よしんば薬を使う方が生活の質が上がっていたとしても、現代医療のアプローチでパーキンソン病が根治した症例を私は知りません。



根治を目指せない以上、たとえ症状が良くなったとしても、それは本当の意味で「良くなった」とはやはり言えないと私は思います。



西洋医学によるパーキンソン病治療は、選択肢が拡がったと言えど、いずれも根治に根ざしていない対症療法に過ぎないのです。



私達は合理的でない生き物ですので、 何も考えなければついつい目先の利益にとらわれがちです。



薬を使って症状は良くなれど5年で寝たきりとなる人生を送ったとして、 もしも薬を使わなければ多少の身体の不自由を感じながらも20年は生きられるとすれば、 薬を使って良かったと心から言えるでしょうか。



薬を使わなければ支払わなくて良かった医療費も、薬を使わなければ何か他の有意義なことに使えたかもしれません。 今5年、20年という設定は完全なる私の空想で根拠はありませんが、 人生は一度きりなので本当の所はどうなるか誰にもわからないのです。



しかし折角私達は前頭連合野が発達し、人為的に知恵を絞り出すことができるのだから、 目先の利益にとらわれずに、もう長期的な目線でどう生きるかを考えてみてはどうでしょうか。



今の症状が苦しければその症状を取り除くのと同時に、 なぜそのような状態になったのか、どうすればその問題を解決することができるのか、 仕事優先になり過ぎていなかったか、我慢をし過ぎていなかったか、他人に気をつかいすぎていなかったか 今までの自分の生き方を振り返り俯瞰的に考え直してみることです。



そうすればパーキンソン病を根治するのも夢ではないと、 私は本気で考えています。












2017年12月6日 抗生物質のバイオアベイラビリティ



 コモンディジーズの掘り下げ方より引用



ペニシリン系はアモキシシリン(サワシリン)ならば7割程度



セフェム系は第一世代が9割と良好(セファレキシンなど)。第三世代(セフゾン、メイアクト、フロモックスなど)は経口投与する価値無し。



ニューキノロン系はどれもバイオアベイラビリティは良好。



他、テトラサイクリン系、リンコマイシン、メトロニダゾール、ST合剤(バクタ、ダイフェン)は良好。












2017年12月6日 過食と拒食2



 人間と動物の病気を一緒にみる・・・・医療を変える汎動物学(ズービキティ)の発想より

 

 



捕食の脅威はさまざまな動物の代謝速度を上げ、危険に即座に反応できるような準備態勢をとらせる。

体のエンジンをフル回転させれば、血中や筋肉中でのエネルギー代謝が高まる。

ところが、エンジンの全開状態を維持したければ、すばやく燃焼するエネルギー源が必要になる。

単糖類などの炭水化物はそれにうってつけだ。

葉物に含まれる長鎖脂肪酸や、蛋白質の複合分子に比べると、それらの化学結合は簡単にばらばらになるため、腸内での分解プロセスが少なくてすむ。

体は即効性のあるエネルギー補給に糖質を利用するのだ。







 摂食障害を研究する精神医学者は、過食症の患者は、たんぱく質や葉物を過度に消費することがほとんどないのに注目する。

バッタのように、彼らは食べまくる対象を・・・ときには強迫的な情熱で・・・砂糖など、単純糖質にしぼる

(ストレスでどか食いする人で、あとから吐いたり下剤を使う代償行動をとらない場合は、こうした限られた物ばかりを食べるのはやめて、どんな食べ物でもひたすら食べるときがある。)







食べ物、物品、ペットの動物を強迫的に自分の手元に集める行為は、現在では、強迫性障害の1つとして考えられている。

強迫性障害は、不安を伴う摂食障害など、いくつかの精神疾患と関連がある。

 臨床医は、神経性無食症の患者の大半が、強迫性障害や社会恐怖症などの不安障害に苦しむことも知っている。












2017年12月5日 AST, ALTの上昇を見たときに



 コモンディジーズの掘り下げ方より



 AST:ALT=<2:1 ならば肝細胞障害、さらにASTがALTより低ければ、数日経過している



 AST:ALT=>2:1で、他の肝細胞障害を示唆する検査異常があれば、肝細胞障害+α



 AST:ALT=>2:1で、他の肝細胞障害を示唆する検査異常がなければ、肝細胞障害以外 多いのはCPK上昇や溶血に付随するもの







 ※肝細胞障害単独において、LDH がASTを上回ることはない。



   ※AST:ALT=>2:1となる肝細胞障害ではアルコール性を考える。ASTは300-400を超えない程度の上昇










2017年12月5日 過食と拒食



  人間と動物の病気を一緒にみる・・・・医療を変える汎動物学(ズービキティ)の発想より

 

  ところが、獣医学のデータを詳しく調べてみると、驚きの事実を発見する。ヒトの摂食障害と重なるような食行動がさまざまな種で見られるのだ。 

 

 動物は、むちゃ食い、隠れ食い、夜間の過食、大量の食べ物のためこみ行動をふつうに行っている。神経性無食症と神経性大食症が、ストレスのかかった状況下に置かれたいくつかの動物で本当にみられるのだ。そして、こうした障害の「心理状態」はヒトと動物で異なるが、神経性生物学的に見ればヒトも動物も似ている。

 

 汎動物学の視点に立つと、私の患者だったアンバーのように、動物もときには食べるのが怖いことがあるのがわかった。アンバーがサンドイッチを怖がったのと同様に、野生動物も家畜もその多くにとって、実際、毎日食べるものが危険に感じられる場合があるのだ。










2017年12月5日 ファミマに「バターコーヒー」がやってくる!「糖類ゼロ」で砂糖・香料不使用のチルド飲料



 



https://beauty.yahoo.co.jp/lifestyle/articles/807319



ファミリーマートとサークルK、サンクス各店で、チルド飲料の新商品「バターコーヒー」が12月5日に発売されます。240ml入りで、価格は198円(税込)。



バターコーヒーとは、コーヒーにバターを入れて楽しむドリンク。バターが加わることにより、まろやかな味わいが楽しめます。



今回登場するファミマのバターコーヒーは、放牧酪農で育った牛の生乳からつくられるニュージーランド産の“グラスフェッドバター”や、植物性油脂から精製された中鎖脂肪酸100%の“MCTオイル”を使い、「糖類ゼロ」に仕上げられているそう。砂糖・香料は不使用。










2017年12月4日 肺エコー



 コモンディジーズの掘り下げ方より





評価するのは、小葉間隔壁、小葉自体、胸膜の三つ





A-line 正常

B7 line 小葉間隔壁肥厚    心不全、体液貯留、肺炎、肺線維症など

実質臓器様に描出    肺炎、無気肺

B3 line   肺炎、無気肺など

胸壁運動の消失    気胸、胸膜炎 












2017年12月3日 不器用力と浪人力



 ようこそ ことばのアトリエへ 文と絵・あきびんご



ケイパブル Vol 4より





 美術の道に進もうと、美大予備校のM先生に相談しました。



先生は私の絵を見て「こんなに不器用なものが、よく東京芸大をめざすね。でも不器用こそ絵の才能だから、ここまで不器用なら、合格さえすればいい絵描きになれるかもしれない。



いいか、絵の道はとても厳しい。たとえ東京芸大をでたからといっても、絵では食べていけないよ。



入るのが一次試験で、本当の試験は入ってから始まる。だから、何浪しても行くしかない。君は何浪までがんばれるかな?



合格するには、絵の力よりも何浪できる力が大切だからね」と言われ、びっくりしました。



 こんなことは他の誰も教えてくれませんでしが、これこそが真理であり愛情でした。



私はこの言葉に励まされて、苦労よりも楽しさが多かった2浪を経て合格し、今も絵の仕事ができており、貴重な恩人に出会えたと感謝しています。



だから、みなさんにも伝えたいのです。









 私が入学した日本画23人のうち3人が現役合格でしたが、自分の絵が描けないまま消えていきました。



彼らは能力があるのだから、もし浪人していれば、もっといい絵が描けたと思います。







 東京芸大に入るには器用さが必要ですが、その後は独創力が必要なため、還暦まで描きつづけている人は1割程度しかいません。



なかでも大活躍している人を見ると3浪4浪組が多く、「1年生のときから異彩を放っていた」という人ばかりです。



独創力は不器用さの中にあるのですね。











   浪人したくてする人はいないのですが、結果的に「寄り道っ子、世にはばかる」となるのは、不安だらけの浪人中に培った精神力・雑学力・読書力・哲学力によるものでしょう。



 浪人力や留年力は、経験しないと身につきません。私は2浪2留でしたが、やってみれば「なんでも勉強」で割とおすすめです。


















2017年12月1日 食べてうつぬけ









奥平智之先生が先日出された新刊本です。(基本的には、糖質制限の本です。)

僭越ながら、書評を。



まず、漫画でケースの紹介などがあり、大変にわかりやすい。

女性漫画家の絵で、気楽に手にとって読まれそうである。

漫画のもつ伝える力を十二分に活用している。

 これは、素晴らしい作戦だと思う。





 では、内容は薄くて断片的なのか?

 そうではない。

 非常にしっかりとポイントとなる点が書き込まれており、情報量は非常に多い。  この一冊を熟読すれば、かなりの栄養通になれる。

 2回ほど講義を聴いた私も、知らなかった情報が多くあった。

(膜障害の概念、アトピー性皮膚炎にビオチン、マグネシウム不足による記憶力の低下、腸管に効く栄養素などなど)

 内容が洗練されている理由は、筆者の講演回数の多さからきているのか?



 (巻末には、血液データの読み方が詳細に説明されている。大変実用的。)





 



 藤川徳美「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」とあわせて読みたい。

 この本で、多くのテケジョが救われるだろう。

 大変お勧めな本。










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