2017年5月31日グルタチオン点滴について
上記より
@パーキンソン病8例に投与し、5例で有効。 減薬(抗パーキンソン病薬)が可能となることがある。
Aレビー小体病にはより有効。
B高齢者には、元気にさせて、歩行や食欲を改善させる効果もある。
C一応の目安は1200mg
D筋肉をやわらかくし、身体の動きが改善する。
Eリバスタッチとグルタチオン点滴で、嚥下機能が改善する。
以下引用
高齢者の多い救急病院にこそ有効
以上のようにグルタチオン点滴治療は、多くの高齢者を抱える救急病院にこそ非常に有用な治療法です。現在、筆者はパーキンソン病やレビー小体病よりも外来では重症の認知症患者さんのレスキュー、救急や内科的疾患の高齢者のレスキュー、急性期病棟ではせん妄だけでなく、様々な疾患の元気がない高齢の患者さんに使用しています。
グルタチオン点滴の治療性効率はきわめて高く、しかも副作用がないことから非常に有効な治療です。保険適用の問題はあるのですが、メリットは多いのでぜひ試みていただきたいと思います。
また病院だけでなく訪問診療においても、嚥下が可能になるということで、グルタチオン点滴は非常に有効な治療手段になると思います。
2017年5月31日ビタミンD不足と認知機能障害
血清25(OH)D濃度と認識機能障害との間に有意な逆相関
米国で行われた横断的研究
Llewellyn DJ, Lang IA, Langa KM, Melzer D. Vitamin D and cognitive impairment in the elderly U.S. population.(米国の高齢者母集団におけるビタミンDと認識機能障害との関係) J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2011;66(1):59-65.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3011960/
相対危険度が4倍くらいあります。 ただし、25-OH-vitaminD3が50以上の人と比べて。
2017年5月31日欧米マスコミは信頼できるのか?
広島県医師協だより 森 浩一医師 「儲かりすぎてやめられないテロとの戦い」より
1%のマネーゲーム
2015年11月13日パリの同時多発テロの前日12日に、フランスの国営TVでは仏製最新鋭戦闘機が中東諸国等に大量に売られているというニュースが大きく報道されました。
軍用機メーカーのダッソー社とその下請け工場では向こう5年間フル操業が約束され、仏国内で3000人の雇用が創出されました。
国内各地で一部の失業者が暴徒化しているほど景気の悪いフランスで数千人規模の失業者が救われたわけで、朗報として報道されたのですが、その翌日に首都パリでは多くのフランス人の血が流されたのです。
フランスはアメリカに次いで(テロとの戦い)から恩恵を受けている(儲けている)国のひとつです。
世界武器輸出ランキング4位であるフランス軍需産業の2015年度の武器受注額は前年比倍額の約2兆円、まさに中東テロ特需様様です。
2017年5月30日欧米マスコミは信頼できるのか?
広島県医師協だより 森 浩一医師 「儲かりすぎてやめられないテロとの戦い」より
「戦争は金持ちが始め、死ぬのは貧しい人達」「戦争について議論する人、指揮する人は死なない」「老人が始めた戦争で死ぬのは若者」 等々昔からいわれていきました。
ISにおいても指導者は灼熱の大地でも冷房完備の場所に居住しており、ドイツ製の高級車を乗り回しているそうです。
テロ集団でも全く同じ構図、死ぬのは若い人、弱い人!!
私達の無知、無関心、易忘却性が1%のやりたい放題を支えているのですが、今の日本では真実の情報に接するのは簡単ではありません。
堤 未果氏の一連の著作は大いに参考になります。
しかし本は読まない、情報源はTVとSNSのみという大多数に知ってもらう方法はあるのでしょうか。堤氏は講演で全国を回っておられ、まさに孤軍奮闘の日々です。
2017年5月30日せん妄の治療法
上より
せん妄は意識(覚醒)レベルが低下したために脳の働きが低下した状態である。
@高齢者の入院後のせん妄を予防する方法のひとつは、血圧を下げすぎないこと。
A睡眠薬やデパスなどのベンゾチアゼピン系の薬がせん妄や認知症を誘発しやすいのは、覚醒度を下げる、意識レベルを下げるからである。
Bリバスタッチパッチは脳を覚醒させる。
Cシチコリンの注射 500mgから行う。 多いと効きすぎることがある。
Dグラマリール、クエチアピンを使う。
2017年5月29日オーソモレキュラーのリーダーは長命か?
Linus Pauling(1901-1994) 93歳
Abram Hoffer(1917-2009) 92歳
2004年に殿堂入りした10名の平均寿命は84歳
2005年に殿堂入りした8名の平均寿命は82歳
2006年に殿堂いりした5名の平均寿命は81.5歳
2017年5月29日シロスタゾールの使い方
上より
@50x2でもATDでは、2ヵ月後に約3割で効果を認める。
A100x2に増量すれば、半年で約6割に効果。
Bプレタールの効果を一番実感できるのは、コリンエステラーゼ阻害薬を使っていない人
Cまず、プレタールで治療を開始し、効果が感じられなくなったら、コリンエステラーゼ阻害薬を導入する。
D 入院時のせん妄にもプレタールは効果がある。
E一番効果が出る病型は、レビー小体病。
FMCIにも効果がある。
G長期の効果が期待できる。
2017年5月28日高蛋白、高ビタミンD
医師会の講演会で、フレイル予防(高齢者の虚弱)についての講演がありました。
高蛋白、高ビタミンDが必要であるとのことです。
栄養の認識が少しづつ変わってきていると感じました。
その他、ポリファーマシー、presclibing cascade(薬の副作用対策で、さらに薬が増えていく)についての言及も。
2017年5月28日湿潤療法講演
上記をさせていただく予定になりました。
2017年5月27日Zoobiquity
VIDEO
人間と動物の病気を比較して考える。若いオスが危険をおかす訳など。 面白いです。
2017年5月27日 欧米マスコミは信頼できるのか?
広島県医師協だより 森 浩一医師 「儲かりすぎてやめられないテロとの戦い」より
ISDS条項(はげたか弁護士が飛んでくる)
企業が国を訴えることが出来る、投資家の利益が国民を擁する国よりも優先される という99%には理解しにくい条項です。
訴訟大国アメリカですが弁護士は余っており、訴訟案件には何でも群がります。
ISDSは通常の訴訟より扱う金額が桁違いに大きく、当然弁護士報酬も比例します。財政が破綻しIMFからの借金返済のために国のインフラは投資資本に安値で買収されつくし虫の息、ぼろぼろになった国家を狙うのが金の臭いをかぎつけたハゲタカ弁護士。IMFがついに借金を免除したら投資分を回収できなかった投資家達にISDS裁判をもちかけ最後の一滴まで搾り取るのです。
ISDS裁判で国、政府が勝ったためしはなく 、勝つのはいつでもアメリカ中心の巨大多国籍企業です。
貿易の自由化のメリットばかり強調されている毒薬ISDS条項は投資家の利益がすべてに優先する冷徹なお金至上主義、憐れみ、思いやり等とは真逆の世界です。投資家の利益を妨げるとなれば、国民の生命、健康を支える保健医療制度にもあれこれ口実を設けては、容赦なくキバを向けてくるのです。
2017年5月26日 ウェラブル血糖測定器
VIDEO
9月か12月発売のアップルウオッチも血糖が測れるといううわさがあります。
糖尿病治療が大きく変わると思います。 何を食べたら血糖が上がるかすぐにわかりますからね。
2017年5月26日 シロスタゾールが認知症に効く
平川先生は2012年より前向き研究を行い、プレタールの有効性を明らかにされたとのことです。
(ジェネリックでは効果がない)
内容が正しいとすれば、すばらしいブレークスルーだと思います。
方法:シロスタゾールは全例プレタールOD錠に統一する。50mgx2でスタートし、効果が不十分だと考えられた場合は、100mgx2に増量する。
併用療法の場合
有効率は、ATDで30.6%、DLBでは44.8%で有効となっています。全体では34.4%が有効でした。
DLBの場合は、記憶力はさほど良くならなくても、ほぼ全例で幻視を改善させる効果が認められました。
プレタール単独療法の場合
有効率はATDで49.5%、血管性認知症で33.3%、DLBで70.0%、全体の有効率は45.9%。
MCIに対するシロスタゾールの効果
MCIに対してもすぐれた効果を認める。
シロスタゾールの副作用
頻脈、頭痛、ほてり感。まれに狭心症や心不全の悪化を認めることがある。 出血のリスク。
せん妄にも効果あり。
以下引用
筆者は最近ではプレタールでの反応をみるために、認知症の治療はまずプレタール単独で開始することがよくあります。プレタールでできる限り治療し、効果が乏しくなったと判断されたらそこからコリンエステラーゼ阻害薬を開始するのです。
ただしDLBや重症のATDで、早々にアセチルコリンを補充したほうがよさそうな場合には、はじめからコリンエステラーゼ阻害薬を開始します。
2017年5月25日 The Vitamin Movie
VIDEO
Andrew W. Saul, Helen saul Caseらが出演しているようです。
2017年5月25日 MOOD DISORDERS (気分障害)
ORTHOMOLECULAR MEDICINE FOR EVERYONEより引用
(適当な訳なので、参考まで)
気分障害には二つの大きなグループがある。
不安抑うつと気分の上下があるタイプである。
気分の上下(双極性障害)があるタイプは、そう状態の程度によりいくつかのグループに分類される。
双極性障害の割合は少ない。
不安抑うつは、二つに分けられる。 基本抑うつで、それに伴って不安を生じるタイプ。
もう一方は、基本的に不安と緊張が強いタイプ。
不安抑うつタイプは、オーソモレキュラー療法が大変効果的である。
私の経験では、多くのこのタイプの患者は様々なの栄養障害(アレルギーから依存症まで)をきたしている。
非常にたくさんの人々が、栄養療法により、慢性の疲労感、エネルギー喪失感、抑うつから開放された。
薬物療法について。 抑うつが中心なら、抗うつ薬、不安が中心なら抗不安薬が有効。
どちらが中心かわからない場合は、トライアルして確かめる。
6ヶ月にわたって調子がよければ、薬剤の中止を試みる。
抑うつが強いタイプは、薬物療法が中心となる。
このタイプは、代謝障害ではあるが、おそらく栄養的な要素が原因ではない。(これまでのところ病因は不明である。)
普通の薬に加え、電気痙攣療法がおこなわれることもある。
双極性障害は、より治療が難しい。
抑うつの治療はこれまでに述べたとおり。
そうになると、引き続いて抑うつが待ち構えている。
そう状態をリチウムで抑えれば、引き続く抑うつも抑えれる。
そう状態の原因はある種のアミンの過剰生産によるものかもしれない。
アンフェタミンの過剰投与による過剰活動性との類似が認められる。
抑うつの人達は、他人と会わなかったり、睡眠不足になることを避け、運動をすること。
そう状態の人は、刺激を求めすぎる。
2017年5月24日 子供の貧血の有病率
岡田清春先生の報告・・・0−1歳児の4分の1
男子中学生は1年生で8.6%、2年生で4.8%、3年生で5.9%、女子中学生は1年生で6.8%、2年生で9.5%、3年生で12.0%
貧血大国・日本 放置されてきた国民病の原因と対策より
それでは低フェリチン血症で、隠れ貧血状態の割合はどのくらいでしょうか?
かなりの子供は鉄不足でしょう。
このような理由で、成長期の人には、積極的にフェリチンの測定をおすすめしています。
2016年10月19日 貧血大国・日本 放置されてきた国民病の原因と対策
すばらしいタイトルと着目点です。
特に、妊婦さんや乳幼児、中高生の貧血についての現状認識と警鐘は、重要です。
書評
@貧血を問題にしているが、今日的な問題点は、隠れ貧血(低フェリチン血症)である。
A「食の欧米化」「極端なダイエット」を問題にし「バランスの良い食事」を推奨しているが、筆者の栄養学の考えが整理されておらず、何が言いたいのかわからなくなっている。
「バランスの良い食事」をとっているのに、貧血が多いのでは?
それは、蛋白不足(動物性蛋白不足)なのか?
肉食を勧めるということは、食を欧米化するということでは?
カロリー不足なのか?
脂質不足なのか?
(糖質制限ダイエットでは鉄不足になりくい。)
Bカロリー理論は古い。無理やり整合性をとろうとして、訳がわからなくなっている。
以下引用
50歳未満の日本人女性の22.3%が貧血で、そのうちの25.2%(全体の5.6%)は重度の貧血、また、妊婦の30-40%が貧血であるという、発展途上国に近い有病率
軽度の貧血がある男子中学生は1年生で8.6%、2年生で4.8%、3年生で5.9%、女子中学生は1年生で6.8%、2年生で9.5%、3年生で12.0%と、学年が上がるにつれて増加しています。
2017年5月24日 リバスチグミンが意識障害に効く!?
この本は、すぐに使えるメソッドが満載されています。
以下引用
筆者は現在、軽度から重度まで様々な意識障害の患者さんにイクセロン・リバスタッチパッチを使っています。
効果は、重症の場合、軽度の改善を含めて30%くらいで有効です。
軽症の場合、80%くらいで有効です。
大事なポイントは2点。 開始量は必ず4.5mg以下にすること。 そして9mgまで増量しても効果がなければ、それ以上増量しても効果はないということです。
(筆者は2.25mgからの開始を勧めている。)
リバスチグミンの半日貼付法
リバスタッチパッチを貼付したことで元気になり、夜も覚醒し、寝なくなることがあります。そのような場合には睡眠薬を使うのではなく、朝に貼付し、夜にはがすようにしてみましょう。 夜に寝るようになることがあります。
リバスタッチパッチの効果ははがすと30分でなくなりますので、このような使い方もできるのです。
2017年5月23日 江部康二先生 ラジオ出演
http://www4.nhk.or.jp/r-asa/359/
「江部康二の糖質制限革命」 江部康二・著 東洋経済新報社刊
「脂質摂取と肥満は関係ない、卵は一日に何個食べてもいい」…糖質制限に関する正しい知識を整理する医療啓発書。
2017年5月23日 ビタミンB12欠乏症の症状
Common Diseaseの掘り下げ方より
@末梢神経障害・・・四肢のしびれ 腱反射が低下する。
A後索障害・・・ロンベルグテスト陽性(歩行時のふらつき、転倒)痙性歩行
・・・転倒した人は、その原因のひとつとして、アセスメントを!!
ビタミンB12欠乏症ではより突然の発症が多く、上肢から発症する。または上肢の症状を伴うことが多い。
ワンポイントを挙げるとすると、手のしびれ感。
認知機能低下や抑うつ症状、せん妄に関わる とする報告もある。
ピットフォール: 20%は貧血を伴わない。
ビタミンB12欠乏の理由
ベジタリアン、低栄養の人、萎縮性胃炎、薬剤性(PPI、メトホルミン)
リスクがある人は、ビタミンB50コンプレックスをのんでいれば予防になりますね。
2017年5月23日 欧米マスコミは信頼できるのか?
広島県医師協だより 森 浩一医師 「儲かりすぎてやめられないテロとの戦い」より
”アラブの狂犬”といわれたリビアのカダフィー大佐が殺害されたとき、欧米、日本の報道では「独裁者ついに死亡」「民主革命である(アラブの春)がリビアにも拡大」といった見出しが躍りました。
日本では、悪者カダフィー大佐は独裁者であるとされていますが、リビアでは支持者が多く、国民もアフリカで一番豊かで安定した生活をしています。詳細は本書を読んでいただくとして、要するにリビアは、1%支配のアメリカに楯突いたのです。
カダフィー大佐はドルやユーロに対抗する新しい通貨の発行を計画していた。新しい通貨が実現すれば石油決済がドル、ユーロ以外でも可能となり、ドル、ユーロの大暴落が避けられない事態になります。これはNATO諸国にとってはとても許すことができません。
西側メディアは、NATO軍の攻撃を暴力的な独裁者から無防備な市民を救う、民主主義を守るという崇高な目的のための救世主のように報道した。
しかしトリポリでのNATO軍爆撃に対して大多数の国民が集まった大規模抗議集会等、西側に都合の悪い事実は一切報道しない。アメリカの通信社からの情報を基に日本で報道されたカダフィー大佐による非武装市民に対する無差別空爆は実際には行われていなかった、米国国防総省も最終的には空爆がなかったことを認めているのです。
リビアのトリポリで密着取材をしていたカナダ人記者はNATO関連国のメディアから取材内容に関して脅迫を受けていた。カダフィー大佐が殺害されたとき、群集が反政府軍を歓声をあげて迎えたという報道も事実とは全く異なっていた。
西側メディアは1%、政府に完全にコントロールされており都合の悪いことは報道しない。
2017年5月22日 重症例ではドネペジルをとめる
下と同様に、アリセプトの中止で状態が改善し、食事が食べれるようになった患者さんがおられます。
重症例ではドネペジルをとめる
既にねたきりになり、食事も摂れないような高齢の患者さんに、漫然とアリセプト5mgあるいは10mgが処方されていることが多々あります。おそらく重症の認知症だからということで、良かれと処方しているのだとは思いますが、間違いなく状態を悪化させています。
このような場合は、すぐにアリセプトを中止してください。中止することで、あれよあれよという間に状態が良くなることがあります。食べられないはずなのに、また食事が出来るようになることもあります。筆者はこれまでに何十例も見てきました。 もしそういった症例があった場合には、ぜひ試みてくささい。
2017年5月22日カルピンチョ先生の記事
糖質はまったく摂る必要などない!糖質制限否定派は明確に間違い
以前と変わらず、サイエンティフィックで勉強になります。
以下引用
このような赤血球と脳が必要とするブドウ糖の量は、健康な成人で1日当たり130〜150gとされます。 ちなみに、脳は1時間当たり約4g(安静時には約3g)、赤血球は約2gのブドウ糖を消費します。
一方、健康な成人の肝臓で糖新生できるブドウ糖の量は、1時間当たり約6g、1日当たり150gです。
この2つの数値がほぼ等しいということが何を意味しているのか、考えてみたらわかりますよね。
つまり、赤血球や脳が必要とするブドウ糖量は肝臓がつくり出す量で十分に足りてしまうのです。
糖質をまったく摂取しなくても、我々は低血糖になることはありません、体は糖質ゼロを前提にしたシステムをもともと備えているのです。糖質を食べ物から摂取する必要がないということは明白な事実なのです。
さらに、前述したように脳は必要なエネルギーの70%までは、ケトン体を使うこともできます。そうすると、1日当たりに必要なブドウ糖の量は70〜90gにまで下がり、肝臓の1日の糖新生のキャパシティの半分ちょっとで足りてしまうのです。
2017年5月22日指1本で測定!日本発、体内の糖質を測るヘルスモニター「caboc」が発売開始へ
http://techable.jp/archives/58177 どのくらい正確なのか知りたいです。
糖質制限ダイエットに代表されるように、糖分を適切に摂取することで、健康管理していこうという動きが、世界的に広がっている。肥満や生活習慣病の減少にもつながるそうなので、見逃すわけにはいかない。
ヘルス系デバイスの開発を行うE3社がリリースしたのは、指1本で糖質を測定できる「caboc」という製品。体内に取り込まれた糖質がどのように変化していくか、その推移をアプリ上に可視化する。
2017年5月21日欧米マスコミは信頼できるのか?
広島県医師協だより 森 浩一医師 「儲かりすぎてやめられないテロとの戦い」より
本書(政府は必ず嘘をつく、政府はもう嘘をつけない)では欧米マスコミが真実を伝えていない例が多く紹介されています。
1990年10月、アメリカ下院の人権委員会において、クウェートでイラク兵が保育器から赤ん坊を取り出し、冷たい床に叩きつけて殺したと幼い症状が泣きながら証言し、アメリカ世論は一気に反イラクに傾き、米軍はスムースに湾岸戦争に参戦した。
しかし、この少女は駐米クウェート大使の娘であり、大手広告会社のやらせであったことが、多くの犠牲者をだして湾岸戦争が終わったあとで判明した。
このやらせを演出した広告会社には、クウェート政府から10億円の報酬が支払われた。欧米マスコミを主情報源とする日本では、こうした事実は報道されず、私達はしることはできません。
9.11テロの首謀者であるアルカイダと関係を持ち、大量破壊兵器を所有しているという理由でイラク戦争が始まり、サダム・フセインは死刑にされました。
引き倒されたフセイン像の上で大勢の市民が踊っている画像がCNNを通して日本でも報道されました。
しかし後にワシントンポスト紙でやらせだと批判されていますが、この点に関しても日本では報道されていないようです。
コメント:
プロパガンダで敵を悪魔化する。
先の大戦で日本が悪魔化され、未だに貶められているのと同様に。
テレビのニュースを見てるだけだと、バカになりますね。
2017年5月20日糖尿病の診断・・・自己血糖測定器の普及によりわかったこと
糖尿病は以下のように診断されます。
次の(1)〜(4)のいずれかに当てはまる場合を「糖尿病型」といい、別の日に行った検査でも糖尿病型であることが再確認できれば「糖尿病」と診断される。
(1) 空腹時に測定した血糖値(空腹時血糖値)が126mg/dL以上
(2) ブドウ糖を飲んだ2時間後に測定した血糖値(ブドウ糖負荷試験2時間値)が200mg/dL以上
(3) 食事の時間に関係なく測定した血糖値(随時血糖値)が200mg/dL以上
(4) HbA1cが6.5%以上
※同じ日に(1)〜(3)のいずれかと(4)が確認された場合は、その検査だけで「糖尿病」と診断されます。
※血糖値が糖尿病型を示し((1)〜(3))、よくみられる糖尿病の症状などがある場合にも「糖尿病」と診断されます。
※2回の検査の少なくともどちらか一方で血糖値の基準を満たしていることが必要で、HbA1cのみの反復検査では診断はできません。
実は、正常人で随時血糖200mg以上になるひとは、いくらでもいます。
この診断基準を厳格に適応し、血糖測定がどんどんされるようになると、糖尿病が激増ということになります。
正常人でも、糖質過剰摂取により血糖値200mg/dlを超えて血管に炎症をおこし、心筋梗塞や脳梗塞の一因になっている。
(逆に、糖質を過剰にとっても、たいして高血糖にならない人もいる)
参考
健常成人26人の5時間糖負荷試験の驚きの結果
2017年5月20日ビタミンB1欠乏症の臨床診断
意識障害が少しでもあったら、ビタミンB1を補給してみる必要があるかも。
総合診療ベーシックスより 国試にたずねよ 山中 克郎 先生
心不全により心拍数が減少する。・・・・wet beriberi
末梢神経炎
や、ウェルニッケ脳症・・・・・dry beriberi
ウェルニッケ脳症・・・意識障害、歩行運動失調、眼球運動障害
実は、この3徴がそろうことは20%程度と少ないんだよ。眼球運動障害では、眼振や外転神経麻痺、共同注視麻痺をおこすんだ。
多くは軽い精神状態の変化や歩行運動失調だけだから、見逃されやすい。
ビタミンB1の欠乏した食事が1−2週間続くと発症する可能性がある。つわりのひどい妊婦や拒食症の患者も、ハイリスクだよね。
ビタミンB1投与前のブドウ糖の投与は、状態を悪化させることがあるんだ。
血中ビタミンB1をよく測定するが、感度と特異度はわかっていない。 したがって、疑ったらビタミンB 100mgを静注することが重要である。 ビタミンB1欠乏症なら、数時間で症状が改善することが多い。
wernicke脳症が進行すると、コルサコフ症候群を起こす。 「作話」が特徴的。
2017年5月19日これがホントに必要な薬40
ARBでなく、ACEiのエナラプリルがチョイスされています!!
製薬会社に洗脳されて、ARBを使っていましたが・・・。
循環器内科のスペシャリストも、この二つが全く違う薬で、ACEの方が良い旨を言われてました(特に心不全に)。
39番目に白色ワセリン!!保湿剤として。クリーム基材のもので保湿はできない!!
以下引用
ARBはACEiが使えないときの代替薬として用いる。ただし、高カリウム血症で使用できない場合には他剤を使用する。
ワセリンを精製しており、高い純度で眼軟膏の基材としても用いられる。皮膚に油性の膜をはることによって、保湿効果や保護効果を発揮する。「スキンケア」「創傷処置」など使用用途は多彩で副作用も少ないため、小児から高齢者まで全年齢に使用しやすい。
2017年5月19日ギリシャ危機で笑いが止まらないメルケル首相
広島県医師協だより 森 浩一医師 「儲かりすぎてやめられないテロとの戦い」より
私達には放漫財政、公務員天国、自堕落なギリシャというイメージがありますが、欧米マスコミだけを情報源としている
からです。
ギリシャの軍事支出はNATO同盟国の中でなぜかアメリカについで第二位で国の規模からすれば突出しています。その事情、国民の悲惨な現状に関しては本書を読んでいただくとして、債務の半額は軍事費なのです。国の支出をギリギリまで切り詰めて借金返済を迫っている債務国のドイツ、フランスはなぜか軍事費削減だけは口にしない。
日本ではとても良いイメージのメルケル首相ですが、彼女の思惑は苦しい状況に喘ぐギリシャの立て直し、救済とは別のところにあったのです。
武器輸入大国ギリシャとの武器輸出商売で仏独ともにギリシャを食い物にして軍需産業がしっかり儲けているのです。
ドイツとフランスは長年ギリシャ政府に軍事費を増やすよう政治的圧力をかけており、更にメルケル首相とサルコジ大統領はギリシャにIMFからの救済金の大半を国内経済の立て直しでなく軍事予算に使うよう圧力をかけ、武器輸入契約の更新も約束させていたのです。
2017年5月18日多発性硬化症に対する栄養療法
Orthomolecular medicine for everyone より引用
Vitamin Treatment of MS (多発性硬化症に対するビタミン療法)
近年の研究により、多発性硬化症や他の神経疾患において、キーになるのはナイアシンアミド(ビタミンB3)であることが確かめられた。
ハーバード医学校の研究者曰く「脱髄した軸索の変性を防ぎ、行動異常を改善する。」
大変良いニュースだが、実は新しい話ではまったくない。
60年以上前、カナダ人医師H.T. Mountは、ビタミンB群を用いた治療を27年にわたって行った。
治療成績はすばらしく、1973年にthe Canadian Medical Association Journal に発表された。
40年後、North CarolinaのFederick R. Klenner医師が、ビタミンB群+C+E+ミネラルの治療を行った。
Mount やKlennerは多発性硬化症や重症筋無力症や多くの神経疾患は、神経細胞の栄養失調であることを、実際の臨床観察から学んだ。
ビタミンB群(B1とB3を含む)が神経細胞の健康のために不可欠である。
病理学的には、損傷した神経細胞には多くのビタミンが必要であることがわかっている。
キーとなる栄養素はビタミンDかもしれない。 多発性硬化症患者の疫学調査が1950年にSaskatchewan(カナダ)で行われた。
Winipegの住人にはNew Orleansの住民より4倍多発性硬化症患者が多い。
その理由はわかっていなかった。
土壌の組成などさまざまなことが調べられたが、原因ははっきりしなかった。
近年の研究から、@紫外線照射量が多い地域では、多発性硬化症の発症がへること
A血中のビタミンDが低い人は多発性硬化症を発症しやすいこと
がわかっている。
ビタミンDは免疫調節作用があること、炎症を抑える方向に働くことがわかってきた。
疫学的には、ビタミンD不足は、多発性硬化症、関節リウマチ、糖尿病、心臓病、癌の発症のリスクであると示されている。
多発性硬化症の治療上、ビタミンDは高用量が必要である。
ナイアシン 500-1000mg
アスコルビン酸 3000mg
ビタミンD 5000-1000IU
Bコンプレックス 100s
EFAS from salmon oil, 1000mg three times dairy
亜鉛 50mg
2017年5月18日呼吸困難に対するモルヒネの使い方
終末期がん患者の呼吸困難に対するモルヒネ使用の実態報告
上記より引用
平均の使用量が1日93mgなので、少なくないです。(最大1200mg/日)
また、急いで対応すべき病態ですね。(息が苦しいのほどいやなことない。 10分でも地獄)
実際は、この病院のようには、的確に治療ができていないことが多いと思われます。
呼吸困難は, 終末期がん患者における緩和困難な症状の1 つ
である
1). 終末期がん患者の70%で死亡前の数週間にわたって起こり, 死亡直前の最後の週では25%の患者に高度の呼吸困
難が起こる
2). 呼吸困難のために患者は恐怖を感じ, QOL が著しく低下する.
また, 呼吸困難は全身状態を示すperformance status に次いで重要な独立した予後予測因子でもある
3).モルヒネの呼吸困難緩和をもたらす作用は1 回換気量と呼吸数の減少にある.
その他, 気道のオピオイド受容体を介して気道分泌や咳の誘発を抑制する, 呼吸中枢における呼吸困難の感受性を低下させたりする.
また, 中枢性の鎮咳・鎮静効果や心不全の改善効果なども指摘されている
4).呼吸器症状の緩和に関するガイドラインでは, モルヒネの全身投与が呼吸困難緩和に有効5) とされており,
使用方法につい
ては, 症状が出たら早期から導入して症状に合わせて増量することが推奨されている6). しかし, 緩和ケアの現場では, 特に急
性期病院での呼吸困難に対するモルヒネ使用が十分普及していないのが現状である.
2017年5月17日
マークハイマン・・・高コレステロール血症について
VIDEO
ビルクリントンの主治医としても有名なマークハイマンが、高脂血症についてのべています。
LDLの数値だけみて、スタチンを内服するのは、時代遅れです。
@ HDLコレステロール、中性脂肪の値がはるかに大切である。 この値を改善するのは、脂肪の制限ではなく、糖質の制限である。
A LDLコレステロールには、2種類ある。 大きくてふわふわなもの、小さくて重いもの。 測定するなら、これらを個別に。
B スタチンには副作用がある。 筋肉、脳、記憶障害、肝臓のダメージなど。スタチンをのんでも、ほとんどの人にメリットはない。
C 脂肪は質を選ぶこと。 トランスファットは食べてはいけない。 オメガ3、飽和脂肪酸はよい。
D ビタミンの補給。
2017年5月16日
新しい治療が広まる
藤川徳美先生の数日前のFBより。
若い先生が、藤川先生の方法を試しておられるようです。
同門会にて
昨日、同門会がありました。
そこでの話。
・女性のうつ、パニックは簡単に完治する。
・ADHDも簡単に完治する。
・発病後2年以内の統合失調症も簡単に完治する。
・ステージ3のガンも簡単に完治する。
上記の治療法を発明しました。
そういう話をすると先輩の先生方は全く理解不能の様だった。
ホラ吹きのような怪訝の目で見られた。
論文は読んでも本は読まないし、FBしないから仕方ないね。
しかし、後輩の先生からは、
”統合失調症を完治させました。”
”ADHDを治しました。”
と嬉しい報告多数。
やはり若い人はネットで情報収集している。
思考が柔軟だよね。
2017年5月16日
マークハイマンの意見
VIDEO
ビル・クリントンの主治医としても有名な、マークハイマン医師です。
炭水化物制限の有効性をTEDや、映画の中でも訴えています。
この動画では、4分30秒すぎから、サプリメントについて述べています。
@マルチビタミン
AビタミンD
Bフィッシュオイル
Cマグネシウム
上記4つが特に大切とのことです。
2017年5月16日
褥瘡治療について
形成外科の専門医に代って、状況が悪化している!!
夏井先生ホームページへの投稿より
老健の介護屋してます。
最近、施設長(Dr.)が変わって、定年退職前は総合病院で形成外科を専門としていた先生になりました。
ということで、老健という高齢者施設でもあり、褥瘡のある入所者、予備軍もいっぱいいるわけなんですが、寝たきりで、仙骨部に1cm×5mmくらいの皮むけの褥瘡が出来て、オムツ交換毎に、洗浄+ユーパスタ&ガーゼという処置の指示がでたものだからみごとに潰瘍化して悪化してます。
日に日に悪化しているのが分かるほど。
高齢者施設に携わる医師って、とりあえず医師であえばいいらしいんだけど。
褥瘡で、皮膚科受診している入所者も、フィブラスト+ゲーベンorユーパスタだし。
自分が、介護の仕事に携わりはじめた10年以上前、夏井先生、鳥谷部先生の講演に参加させてもらって、納得した湿潤療法ですが、未だに現場では、医師も看護師も褥瘡には、ユーパスタ、エキザルべ、ゲーベン、フィブラストですね。
Dr.指示なので仕方なく処置してますが、正直かわいそうです。
2017年5月16日
肝叩打痛の有効性について
丸太町病院の上田剛先生のご報告です。
身体診察もまだまだ進歩を続けている分野なのですね。
http://maruta-gim.wixsite.com/maruta-gim/single-post/2015/12/18/%E8%82%9D%E5%8F%A9%E6%89%93%E7%97%9B%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%AB%96%E6%96%87%E3%81%8C%E6%8E%B2%E8%BC%89%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F
Murphy徴候を確認するためには、患者を仰臥位とし、左手指先を患者の正中に向け、母指が最下位の肋骨の上にくるように前胸部最下部に置きます。母指を患者の腹部を押し込むように外転・回旋した状態で深く息を吸わせる。疼痛のために深吸気が妨げられれば陽性と定義しました。
肝叩打痛は右下位肋骨上に左手掌を当て、その上から右拳にて叩打し誘発しました。肝叩打痛は左右差がある場合に陽性と定義しました。
エントリーされたのは肝胆道系疾患が疑われた平均年齢70歳の合計408例です。最終診断は肝胆道感染が40例、それ以外の肝胆道疾患(薬剤性肝障害など)が65例、それ以外の疾患(肺炎や尿路感染症など)が303例でした。
肝胆道感染に対して右上腹部圧痛、Murphy徴候は感度30-33%でしたが、肝叩打痛(Indirect fist percussion of liver)は60%と比較的高い感度を誇りました。
一方、もともと左右臓器が異なるわけですから肝叩打痛は偽陽性が若干多く、特異度は右上腹部圧痛やMurphy徴候の91-93%と比較してやや低い85%でした。しかし肝胆道系疾患を見落とさないための診察手技ですから感度が高い肝叩打痛の有用性が証明されたと考えています。
さらに80歳以上では右上腹部圧痛、Murphy徴候の感度が20-23%と低くなるのに対して、肝叩打痛の感度は57%と高いままで特に有用性が高いと考えられました。
2017年5月15日
エイブラム・ホッファー 精神医学の57年
2014年に出版された書籍。 オーソモレキュラー医学先駆者の見解。
以下引用。
@統合失調症は、多重ビタミン欠乏症ではない。
実際は、ペラグラ、ビタミンB3依存疾患です。どんなにたくさんのビタミン剤が与えられても、患者さんにこのビタミンの正しい量が与えられなければ、治療されないでしょう。ペラグラ患者に、知られている栄養素の全てを与えることができたとしても、ビタミンB3を与えなければ、依然としてペラグラ患者のままでしょう。
通常の服用量は、1日あたり1.5gから3g
1日60g必要な人もいた。
A双極性障害もペラグラの1つの型である。
統合失調症と双極性障害には連続性がある。
双極性障害患者は、大量のカテコラミンを分泌するのに、さほど多くアドレノクロムに変換はしていないと推察される。
分裂情動障害と双極性障害の両方をコントロールするには、比較的大量のナイアシンの使用を考えるべきと思っています。アドレナリンへの最良の拮抗薬のひとつだからです。
2017年5月15日
認知症に対する糖質制限
藤川徳美先生の1月のFBの記事より。
高タンパク/低糖質食+ω3、ココナッツオイル、バター、チーズでグルコース代謝から脂肪酸代謝(ケトン体代謝)に変えると、慢性変性疾患を改善させるが、病期によってその効果が異なる
統合失調症を例に取ると、
A)発病前なら、発病を予防できる
B)発病後10年以内なら顕著な改善を示して抗精神病薬を減らせる
特に発病後、1年以内なら断糖により抗精神病薬なしで完治状態に持って行ける
C)20年以上の経過では、糖化により神経細胞が非可逆的は変化を呈しているため効かなくなる
では、神経変性疾患ではどうか?
パーキンソン病は糖質制限で症状が改善する
https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/770565823059744
この症例では1年前より症状が顕著に改善している
つまり、パーキンソン病は上記のBのレベルと考えられる
認知症ではどうか?
アルツハイマー、レビーの患者は当院にも多く受診されている
HDS-R(長谷川式スケール)10-20点の中等度認知症に糖質制限を行ってもなかなか効果を認めない
Cのレベルなのだと思う
つまり、認知症はパーキンソン病より進行した重い病態と言える
実際、パーキンソン病から数年後に進行してレビーになる症例がある
改善させるためには糖質制限+αが必要なのでしょう
興奮、暴力が出る前頭側頭型認知症(ピック病)は甘い物好きと河野先生は言われている
このような症例には糖質制限は著効するのではないかと考える
発病予防に10-20年糖質制限すると認知症は激減すると思う
HDS-R25点程度の軽度認知障害ならBのレベルなので糖質制限の効果も大きいのかもしれない
今後実証してゆきたい
これは、がんでも同じはず
糖質制限は発病を予防する
しかし、進行癌では糖質制限だけでは治らない
ビタミンC点滴、ベンフォチアミン(脂溶性B1)、メガハイドレート(水素)、クエン酸、温熱治療、マイクロ波、等ありとあらゆる手段を組み合わせる必要がある
2017年5月14日
基礎から学ぶビタミンEー3
藤川徳美先生のFBより
不飽和脂肪酸の自動酸化と脂肪酸ラジカル、および酸素の浪費
三石巌:全業績
、そのからだを、頭部と胴尾部との二つの部分に分けて考えるとつごうがよい。
頭部は一個の水素であって、胴尾部は脂肪酸の本体である。
これがラジカルの攻撃をうけると、首がもげて頭がすっ飛ぶのだが、このとき、水素の頭に二原子の酸素がくっつく。酸素は二原子まとまってくっつくと決まっているから、この反応を、酸化といわず過酸化というのである。
この過酸化頭はテロ分子の性格を失わず、ほかの不飽和脂肪酸の首をかき、その水素の頭と結合して、初めて暴力のほこをおさめる。ところが、頭をもがれたこの第二の不飽和脂肪酸では、胴尾部が脂肪酸ラジカルとなり、酸素二原子をタックルして、なおおさまらず、テロ分子として活躍する。
この過酸化胴尾部脂肪酸ラジカルは第三の不飽和脂肪酸にかみついて、その首をかく。そして、その頭の水素分子と結合する。この結合体こそは、過酸化脂質とよばれるものの一つの形だ。
テロ分子過酸化胴尾部ラジカルは、首をかかれたどれかの不飽和脂肪酸の胴尾部を探して結合する。 このときの生成物もまた、いわゆる過酸化脂質の一つの形である。
ここにおきたテロ分子による混乱は、要するに、不飽和脂肪酸の首をかく行為が、それによって生じた頭部・胴尾部と、テロ分子の増産に発展する形をとるので、不飽和脂肪酸のあるかぎり、終わりがないかに見える。 一つの不飽和脂肪酸がやられるごとに二つのテロ分子が生まれて、これがつぎの不飽和脂肪酸の首をかき、それがまたテロ分子を生むという連鎖反応となるのだ。むろんそれらのテロ分子は過酸化脂質となって討死にするのだが、どの攻撃においても、二原子の酸素を抱えこんでいる。 過酸化脂質をつくる作業は、酸素の浪費によって成立するのである。
テロ分子ラジカルがふえると、それが二個結合して不活性化する機会が多くなり、ついにこの連鎖反応は終結にいたる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
かなり難解ですけど、ここは大切なことが書いてありますので理解できるまで繰り返して読んで下さい。
文章がとても迫力があり、この本のハイライトと言える部分です。
ラジカル(活性酸素)が生体膜リン脂質にある不飽和脂肪酸を攻撃する。
→不飽和脂肪酸の頭部、胴尾部それぞれが脂肪酸ラジカルとなる。
→上記2つの脂肪酸ラジカルが、隣接した不飽和脂肪酸を攻撃して脂肪酸ラジカルに変えてしまう。
→上記の連朝反応が続き、瞬く間に焼き尽くしてしまう。
→最後は過酸化脂質となり連鎖反応は終結する。
過酸化脂質=水素+酸素+脂肪酸道尾部、もしくは、二つの脂肪酸胴尾部。
上記反応が起こるとなぜいけないのかを解説すると、
1)細胞膜などの生体膜が通常に機能しなくなる。
つまり、グルコース、アミノ酸、脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が細胞の中に搬入できなくなり、細胞内が栄養失調状態となる。
2)われわれが呼吸により取り入れた酸素の43%が不飽和脂肪酸の自動酸化により浪費されると言われている。
酸素はミトコンドリア内(正確に言うと、ミトコンドリア内膜)の電子伝達系に用いられるのが本来の目的。
しかし、細胞膜、ミトコンドリア膜で酸素の浪費が起こり、ミトコンドリア内が酸素欠乏状態となる。
つまり、細胞内のエネルギー代謝が嫌気性解糖主導となる。
すなわち、ガンが出来やすくなる。
○○の栄養素をたっぷり摂取して、胸郭を緩めて酸素をたっぷり吸っていても、不飽和脂肪酸の自動酸化を抑制しないと細胞内が栄養失調になる。
これ現代医学の盲点となっている部分だと思う。
2017年5月13日嚥下性肺炎について
頻繁に遭遇する病態です。
Common Diseaseの掘り下げ方
より
@嫌気性菌の可能性 60%
A抗菌薬の選択 嫌気性菌をカバーする。 普通は緑膿菌やMRSAはカバーしなくてよい。
B食事やリハビリの再開
可能なら早期に再開したほうがよいらしい。
C嚥下性肺炎のリスクになる薬剤
鎮静薬、眠剤、抗精神病薬、抗うつ薬、抗てんかん薬、 アルコールなど
D口腔ケアを忘れてはいけない
発熱期間、肺炎リスク、死亡リスクの低下などのエビデンスがある。
E嚥下性肺炎の予防薬
ACE阻害薬、プレタール、清肺湯・・・いずれもエビデンスとしては不十分
F通常、抗菌薬は必要なく、24時間以内に改善する。 24時間以上続く場合、抗菌薬を使用する。
2017年5月12日
認知症の治療・・・オーソモレキュラーなど
認知症の治療として、現在考えられる方法を集めると、コウノメソッド+糖質制限+メガビタミンとなるでしょうか。
食事と栄養療法は、ご本人ではできないので、ご家族のご協力が必要です。
ビタミンの種類は、簡単に言うと、全部!!ですね。
「ビタミン剤はアルツハイマー病の予防に役立つ」
以下上記より引用
またマスコミによって無視されたサプリメントの効果
(OMNS、2013年12月20日) 栄養として抗酸化物質とビタミンB群を補給すると、認知症の予防に役立つことがわかっている。認知症の最も一般的な形態であるアルツハイマー病の場合、全症例の半分は、食事面ならびに生活習慣面での既知の危険因子に起因している可能性があり、現在の症例の少なくとも5分の1は、今すぐ予防できるものかもしれない。
しかし、予防研究を行う資金はなく、予防手段を実行に移すだけの政治的意志もない。これまでに、数百億ドルもの資金が薬の開発に費やされているが、この疾患の進行を止めるまたは遅らせることが証明された薬はまだない。しかし、アルツハイマー病の前兆である軽度認識障害がある人々の場合、アルツハイマー病の影響を受ける脳領域の萎縮率が、ビタミンB群によって約9倍低くなること、ならびに、記憶障害の速度も劇的に遅くなることが、すでに研究によってわかっている。その他の有望な予防因子として、運動すること、血糖と血圧をコントロールすること、オメガ3系脂肪酸を摂ること、社会的活動にもっと参加すること、などがある。
「これまでに英国政府が認知症の研究に提供することを約束した数百ポンドの資金のうち、予防の研究に使われたものはない」と、オックスフォード大学のDavid Smith教授は言う。Smith博士の研究グループが最初に突き止めたのは、60歳以上の人の半数近くは、ビタミンB12の量が、脳委縮の加速を止めるには不十分、ということである。アルツハイマー病は薬では予防できそうもないということに皆が気付く必要がある、とSmith博士は考える。
「ビタミンB療法によるアルツハイマー病関連灰白質萎縮の予防」: http://www.pnas.org/content/early/2013/05/16/1301816110.full.pdf+html
「ビタミンB12、ビタミンB6、葉酸はアルツハイマー病の進行を遅らせることが研究で判明」: http://www.healthcentral.com/alzheimers/c/62/160989/vitamins-b12-shown-alzheimer/
「アルツハイマー病であることが確認された患者に見られる低ビタミンB12値の状態」: http://jnnp.bmj.com/content/74/7/959.full.pdf+html
もっと詳しく知りたい場合は:
「ビタミン剤の高用量摂取によるアルツハイマー病への効果: なぜ今、医師はビタミン剤を勧めないのか?」: http://orthomolecular.org/resources/omns/v04n25.shtml
「アルツハイマー病のトランスジェニックマウスにおけるナイアシンアミドの認識力回復効果」: http://www.jneurosci.org/content/28/45/11500.full.pdf+html (PDFファイルのダウンロードには数分かかることがある)
ナイアシンがアルツハイマー病にいかに役立つ可能性があるか述べた記事は、ネット上でもっと見られる。例: http://www.alternative-medicine-digest.com/alzheimers-treatment.html
「ビタミンEとビタミンCはアルツハイマー病のリスクを低減する、という諸研究の結果」: http://www.cnn.com/2004/HEALTH/conditions/01/20/alzheimers.vitamins.reut/ http://www.theglobeandmail.com/life/vitamins-e-c-cut-alzheimers-risk-study-says/article992961/
ビタミンEとビタミンC両方のサプリメントを毎日摂っている退職年齢のグループでは、アルツハイマー病のリスクが他より約80%も低いという結果が見られている。元の研究の全文:http://archneur.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=785249
Grant WB. (2014) Trends in diet and Alzheimer's disease during the nutrition transition in Japan and developing countries (日本および発展途上国における栄養転換時の食事とアルツハイマー病における傾向). J Alzheimers Dis. 2014 Jan 1;38(3):611-20. doi: 10.3233/JAD-130719. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24037034
Dean C. (2007) The Magnesium Miracle (マグネシウムの奇跡). Ballantine Press. ISBN-13: 9780345494580
2017年5月11日
日本人がオーソモレキュラー治療前に行わなければならないこと
藤川徳美先生のFBより。 いつもながら、的確な御意見だと思います。
連日、ホッファー博士の本のサマリーを紹介しています。
内容一つ一つは大変重要なのですが、その前に日本人が行わなければならないことを再確認する必要があります。
なぜなら、日本人と欧米人では食べているものが全く異なるからです。
1)日本人ではタンパク不足がある
欧米人は日本人の3倍の肉を食べるので、タンパク不足の記載は少ない。
バランス良い日本食では全員タンパク不足。
2)日本人では鉄不足がある
欧米では小麦粉に鉄を入れているので、鉄不足の記載は少ない。
日本ではそのような対策は全く取られていないため鉄不足がある。
特に、15~50歳女性の99%は鉄不足。
3)日本人ではB1不足がある
米を主食にする日本人は、小麦を食べる欧米人よりB1不足になりやすい。
欧米では小麦粉に、B1、B2、B3(ナイアシン)を付加している。
米を食べている日本人は全員B1不足。
4)日本人ではω3不足は少ない
魚介類を食べるとω3が補給される。
魚介類を食べない欧米人では。ω3不足になる。
ω3/ω6=EPA/AAは、日本人では0.3前後、欧米人では0.01~0.1。
すなわち、ω3サプリの効果は日本人より欧米人により顕著。
オーソモレキュラー治療前に、鉄タンパク不足の改善、B1不足の改善が必要。
目標はアルブミン4.5、BUN15。
フェリチンは最低50、目標100。
なお、鉄サプリ関して、ヘム鉄は値段が高いばかりでなく効果が乏しいので推奨しない。
ヘム鉄は海外では全く使われていないローカルサプリ。
2017年5月10日スタチンかそれとも、ナイアシン?
VIDEO
ナイアシンによる高コレステロール血症治療、統合失調症治療などについて述べています。
スタチンは、自然なエネルギー代謝を阻害するので、当然良くないと述べています。
2017年5月9日新しい血糖測定器
二の腕にセンサーをつけて、2週間いつでも何回でも血糖測定ができます。
痛くもないのでとてもよいです。
問題は、品薄なこと、保険算定できずお金がかかること。
糖質制限を新たに始められる方には、この血糖測定器はお勧めです。
2017年5月8日ヒルビリー・エレジー
読んでいて、あまりのマイナスエネルギーに途中で読むのを止めたくなりました。
貧困、家庭崩壊、暴力、ドラッグなどなど。
それでも、忘れられない本になりました。
引用
心理学者が「学習性無力感」 と呼ぶ現象がある。自分の選択が人生になんの影響も及ぼさないと思い込んでいる状態のことで、若い頃の私もそういう心理状態にあった。将来に対して期待をもてないミドルタウンの世界から、いつも混沌としていた家の中まで、それまでの人生では、「どうしようもない」という感覚を深く植えつけられてきたのだ。
だが、祖母と祖父が、そういう感覚に完全に屈してしまわないよう私を救ってくれ、さらに海兵隊が、新しい境地を開いてくれた。故郷で学んだのが無力感だとすると、海兵隊が教えてくれたのは強い意思を持って行動することだ。
2017年5月7日堀田修先生出演「子宮頸がんワクチン副反応に対する上咽頭炎治療」
VIDEO
なぜ効果がでるのか不明ですが、面白い治療です。
著書では、慢性疲労症候群、線維筋痛症なども報告されています。
2017年5月6日ビタミンEについて その2
藤川先生FBより引用
基礎から学ぶビタミンEー2.ビタミンEの種類と作用
三石巌:全業績7、ビタミンEのすべて、より
ビタミンEの化学名は「トコフェロール」、これは「出産の力を与えるアルコール」という意味。
天然のトコフェロールは、化学構造の違いによって、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、イプシロン、ツエータ、エータ、テータの8種類。
アルファトコフェロールをE1、ベータトコフェロールをE2と呼ぶことにする。
E1は小麦胚芽に多い。米糠ではE7。
100%E1、100mg=149IU。
各種ビタミンEの「代謝補酵素としての力価」を見るとE1(d-アルファートコフェロール)が最強。
光学異性体、D型は右旋型、L型は左旋型。
天然ビタミンEは全てD型。
合成ビタミンEはD型とL型が等量ふくんでおり、DLアルファトコフェロールなどとよばれる。
体内の化学反応のうちには不飽和脂肪酸の自動酸化のようなものもあるが、これは代謝にふくまれない。不飽和脂肪酸の自動酸化は試験管の中でもおこすことができ、生体特有のものではないからだ。
ビタミンEには抗酸化作用があって、不飽和脂肪酸の自動酸化を抑制する。この場面で、ビタミンEは、代謝に介入しているわけではない。
一方、ビタミンEは「妊娠ビタミン」と呼ばれている。これは、ビタミンEが性ホルモン合成にかかわっているためである。この場面で、ビタミンEは代謝に介入している。性ホルモン合成は生体に特有な化学反応であって、代謝の一つなのである。
これでわかるとおり、ビタミンEの生体内の役割は、代謝にかかわるものと、代謝にかかわらないものと、二通りあるのだ。
代謝は生体特有な化学反応であるから、きびしい条件のもとにある。ということは、生体に特有な分子は複雑なもので、立体的特徴をもつ、ということである。そのことからすれば当然のことだが、立体異性体をもつ物質が代謝に介入するとき、特定の一方の異性体のみが選択される。たとえば、性ホルモンを合成するとき、Dトコフェロールは働くが、Lトコフェロールは全く無力ということになる。
ビタミンEの抗酸化作用は、代謝にかかわるものではないから、その分子の立体構造が厳しくとわれはしない。したがって、この作用を期待するかぎりにおいて、天然品と合成品とは区別を要しないだろう。
代謝に介入するビタミンEがD型のみだとすると、その場面でL型が何をするか、が問題になってくる。何もせずにいるのなら、われわれは50%のロスを覚悟すればたりる。しかし、L型がD型に似ているために、ニセモノとしてD型と拮抗するのではないかと私は考える。
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代謝補酵素としての力価はE1(d-αートコフェロール)が最強。
小麦胚芽を口にする習慣のない日本人は全員ビタミンE1不足。
E1のみーCH3が三つ結合しており、E2、E3などはーCH3が二つしか結合していない。
代謝酵素の補酵素結合部位に対して、E1が最も確率的親和力が強い(E1の形が最もよい)。
一方、L型はニセモノとして補酵素結合部位に結合し、代謝酵素の作用を阻害してしまう。
つまり、合成型のDL型では、酵素反応にプラスマイナスゼロで全く関与しないことになる。
つまり、ビタミンEは、天然型のD型で、代謝補酵素としての力価が最も高いd-αートコフェロールを選ぶべき。
2017年5月5日コウノメソッドと線維筋痛症
https://ameblo.jp/nijipsych/entry-12054558056.htmlより引用
効果があるか、試してみなければ・・・。以下引用
線維性筋痛症はあきらかに大脳の病気である。
2015-07-26 13:03:13
テーマ: 精神科の薬について語ろう
▼線維筋痛症セット‥ 線維筋痛症、慢性疼痛性障害、子宮頸癌ワクチン後遺症に有効。
線維筋痛症について、抗うつ剤(サインバルタ)や鎮痛剤(トラムセット)、ランドセンなどについてはすでに試みられていると思います。一般的医学でのガイドラインに出ていないもので、大変期待できる処方があります。
その処方は意外なところから知らされました。認知症治療では知る人ぞ知るコウノメソッドの河野和彦先生です。河野先生はこの線維筋痛症に劇的な効果を発揮する処方の組み合わせを線維筋痛症セットとして紹介してくれています。
医者は認知症を「治せる」〜かかりつけ医に実践してもらえるコウノメソッド〜 (廣済堂健康人新書)
¥864
主要な薬剤は注射になります。
グルタチオン、ビタC、シチコリン、3種類のそれぞれ抗酸化作用を有する注射を組み合わせることによって、痛みが消えていきます。
河野先生は、他に、抑肝散、サインバルタ、フェルガード100M(これは米ぬか+西洋当帰のサプリメント)なども挙げられていました。
ぜひ、ペインクリニックや精神神経科で線維筋痛症の治療に尽力されている先生たちに3月9日の河野先生のブログを見てほしいです。
43歳で線維筋痛症を発症し、10年間治らなかった53歳の女性が5日で完治したケース↓が紹介されています(その下には、河野先生ご自身の誤診した報告が‥こんな先生なかなかいない)。
「結局、抑肝散は効いたので10日でやめても再発せず、3回目の外来では保健薬はなにもいらないとのことだった。
話をまとめると何をしてもよくならなかった線維性筋痛症が、
サインバルタ 10mg、
抑肝散1日量 1包、
グルタチオン1400mg、シチコリン250mg、ビタミンC2000mg 1回
だけで、5日以内に完治したのである。
結局、誤った腦からのシグナルを補正してしまったということであろう。
線維性筋痛症はあきらかに大脳の病気である。」
それぞれの用量も含め、注射と薬の意味について以下にまとめます。
-----------------線維筋痛症セット---------------------
A)抗酸化作用として
グルタチオン1400〜2000mg:低血糖に注意!注射後、血糖チェックを。
シチコリン250mg(1/4アンプルです)
ビタミンC2000mg1回
B)心因改善に
サインバルタ20mg 抑肝散1日量2包、
C)中枢神経の再生に
フェルガード100M 2包 2回 ‥サプリメントであるため個人で取り寄せを。
錠タイプで5500円/月します
------------------------------------------------------
タチオンやニコリン、サインバルタ、フェルガードなど単剤でも効果が診られる人がいます。
A)の注射について、私は100mlくらいの注射用剤(あるいは生理食塩水)に混ぜて点滴しています。うちの病院にはグルタチオンが置いてないのですが、ビタミンCとシチコリンだけでやっています。患者さんの時間がないときに、シチコリンだけ筋肉注射(静脈注射でも可)で使うこともありますが、シチコリンだけでも痛みや懲りが和らぐようです。グルタチオン筋注だけでよくなる人もいます。
もちろん、一番確実なのは、コウノメソッドの線維筋痛症セットのA、B、Cをすべて組み合わせてみることです。ただ、タチオン注射についてはまれに低血糖を来すことがあり、注射後に血糖チェックをした方がよいです。
フェルガードはサプリメントですが、より治療的な使用をとのこだわりがあり、医療機関を通して販売するようにしているようです。そのため、紹介された医師や医療機関について確認されることがありますが、そのときは、「長崎の古田医師」と答えていただいてもかまいません。
2017年5月5日ビタミンEについて
藤川徳美先生フェイスブックより引用
ビタミンE(その1)
Abram Hoffer:Orthomolecular Medicine For Everyone、より
ビタミンE(トコフェロール)はエバンスらにより1922年に発見された。
トコとは”妊娠、出産”を、フェロとは”力を与える”という意味。
1936年、エバンスはαトコフェロールを抽出することに成功した。
1936年、カナダのシュッツはEが狭心症を改善させることを発見した。
デンマークのボグモラーはEが習慣性流産を改善させることを発見した。
その後、Eは、妊娠中毒症を改善させること、動脈硬化を改善させること、血栓や静脈炎を改善させること、間欠性跛行を改善させることが明らかとなった。
その後、シュッツはEにより、冠動脈疾患や末梢血管障害などを改善させることが明らかとなった。
8種類のEのなかで最も効果が強いのがd-αートコフェロールであることも明らかとなった。
1mgのd-α-トコフェロールは、1.49IUに相当する。
Eは生体膜の不飽和脂肪酸を酸化から守る作用がある。
Eは体内の脂溶性抗酸化剤で主要な役割を持つ。
しかし、FDAは1968年までEの必要量を示さなかった。
1969年になって、Eの必要量(RDA)を15IUとした。
食事からEを摂取できるのは12IU程度。
しかし、この数値は全く理想量、治療量には達していない。
オーソモレキュラー医は心疾患に対しては3000IUまで使用する。
心疾患、筋萎縮症は、E不足が原因で、Eは”全ての病気を癒やすビタミン”とよばれる。
2017年5月4日ビタミンD製剤と酸化マグネシウム製剤によるミルク・アルカリ症候群
広島医学70巻4号より
活性化ビタミンD製剤による高カルシウム血症、腎不全、意識障害という病態があります。
First, Do No Harm!
の原則から
活性化ビタミンD製剤よりビタミンDサプリの方が安全ではないかと思います。
以下引用
ビタミンD製剤と酸化マグネシウム製剤によるミルク・アルカリ症候群の1例 佐藤 彩加 他
緒言
ミルク・アルカリ症候群は、高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、急性腎障害を3徴とする病態であり、古典的には消化性潰瘍に対する治療を目的に、多量のミルクと多量のカルシウム摂取の副作用として生じることが報告された。骨粗鬆症の予防や治療に対して使用されるカルシウム含有薬剤やビタミンD製剤の副作用として、再び注目されている。
今回われわれは、骨粗鬆症を伴う腰椎圧迫骨折治療目的にビタミンD製剤を内服し、長期臥床による便秘に対して酸化マグネシウムを内服した結果
、高カルシウム血症と代謝性アルカローシス、急性腎障害に意識障害と徐脈が併発し、重篤化した症例を経験したため、若干の文献的考察を加え報告する。
考察
高齢者の圧迫骨折など、骨粗鬆症が基礎にある病態に対してビタミンD製剤を用い加療が行われるが、血中のカルシウム濃度の測定がおろそかになりがちである。
中略
2015年には、医薬品医療機器総合機構より、酸化マグネシウムの内服による重篤な高マグネシウム血症(死亡例を含む)が報告された。
中略
酸化マグネシウムは血中に吸収される際にOH-を放出する強アルカリ製剤として作用し、カルシウム製剤やビタミンD製剤との併用でミルク・アルカリ症候群を惹起する可能性がある薬剤としても重要である。
中略
本症例と同様の報告が散見され、これらの病態がけしてまれでないことを示していると思われる。
Hamada S, et al.:Calcium-alkali syndrome due to vitamin D administration and magnesium oxide administration, Am J Kidney Dis: 53:711-714, 2009.
2017年5月3日
時代の変化や技術の進歩と共に、常識も変わる。
VIDEO
パラダイムシフト好きの外科医先生のブログより引用
桑田さんの動画を観て、一番印象に残った言葉。
時代の変化や技術の進歩と共に、常識も変わる。
ボールは両手で捕るという常識に、桑田さんは異を唱えます。
昔のグローブでは、両手でないと捕りにくい。
今の進化したグローブであれば、片手で十分捕れる。
むしろ片手で捕った方が、その後の送球の動きにスムースに移行できる。
ところが、昔のグローブ時代にできた考えが常識として残ってしまっている。
野球指導も、パラダイムシフトが必要なのでしょう。
非常に勉強になりました。
2017年5月日
生命と水溶性ビタミンの方程式
藤川先生FBより
「水溶性ビタミンの必要量=分子が小さいこと=生命にとって最重要」
水溶性ビタミンは、おもに代謝の補酵素として機能します。
必要量は、
C>ナイアシン>>B1=B2=B5(パントテン酸)=B6>>B12、葉酸。
ホッファーによれば、C=ナイアシン。
必要量が多いビタミンは低分子。
必要量が少ないビタミンは高分子。
B12なんかコバルトを抱えこみとても複雑な構造。
ナイアシンは分子量14,Cは分子量20ととても小さく、砂糖よりも単純な構造。
10億年前に生物が誕生時には原始スープ(太古の海)に既に存在していた。
当時は、分子量の大きな物質は存在していなかった。
生命とは、
1)エネルギーとしてのATPを作ること、
2)遺伝子(RNA,DNA)を複製すること、
で成り立っている。
ちなみにATPから2つリン酸が外れたAMPはRNAと同じもの。
生命誕生時には、C、ナイアシンを補酵素として、ATP合成+遺伝子複製を行った。
生物の進化とともに、他の高分子のビタミン類も補酵素として使うようになった。
すなわち、健康維持、病気の治療には、必要量の多いビタミンからしっかり摂取してゆくことが重要と言える。
ポーリングは、ほとんどの人はC不足であると言った。
ホッファーは、半数以上の大多数がナイアシン不足だと言った。
まず、C、ナイアシンを十分量摂取が必要。
その次にB50コンプレックス。
ホッファーの本にはB6の重要性は強調されていたが、活性型B6(ピリドキサミン)の話は一切なし。
葉酸の種類の話も一切なし。
カルボニルストレス仮説の活性型B6の話は、的外れの妄想的研究。
遺伝子型と葉酸の種類の話も、些末な問題。
そんなこと考えるより、Cとナイアシンをしっかり摂取せよ、と言うこと。
C3g+ナイアシン3g+B50で良くならなかったら考えたら良い話。
手順前後するな。
2017年5月1日線維筋痛症
なぞの難病、線維筋痛症について
ビタミンDで線維筋痛症の症状が緩和
以下引用
服用期間終了後24週間目の時点で、コレカルシフェロールを服用したグループでは感じる痛みが顕著に軽減していた。
生活に必要な身体能力(physical role functioning)を服用開始1週間の時点と服用期間終了後5週目とで比較したところ、コレカルシフェロールを服用したグループでは有意な改善が見られたのに対して、プラシーボを服用したグループでは変化がなかった。
コレカルシフェロールを服用したグループでは、"Fibromalgia Impact Questionnaire(線維筋痛症の影響に関する問診票)" の項目の1つである「朝の疲労感」に関してもスコアが有意に改善していた。
鬱症状や不安感に関しては有意な変化が見られなかった。