健常成人26人の5時間糖負荷試験の驚きの結果


2014年11月30日 すばらしい臨床研究

以前にも紹介した鹿児島大学の納光弘先生のグループの研究です。


健常成人26人の5時間糖負荷試験の驚きの結果



グラフを見ていると、多くのことに気づきます。

@正常人の研究だが、血糖値が200mg/dlを超える人はめずらしくないようである。

A62%に低血糖を認めている(機能性低血糖症は普通のこと)

B約70%にインスリンと血糖値のずれを認めている。(これまで行われてきた糖尿病薬物療法の危険性)

C糖質がいかにホルモンバランスを乱し、エネルギー代謝を混乱させているのか。下記データより(手書きのグラフがよいです)。


健康成人17名におけるインスリン拮抗ホルモンの動き


並べてみると、一目瞭然で、血糖最下点の値が 80 mg/dl 台になると警報反応が見られないことありますが、70 mg/dl 台以下では『警報装置が鳴って救急車がサイレン鳴らしながら反応したかのごとき動き』が全例で起こっているのです。


糖質という食物をどうとらえるか示唆にとんだ研究であると思います。

納光弘先生の結論は下記のとおりです。


私は糖質制限食を勧る  2013年3月28日






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