統合失調症を治す

 統合失調症を治す         2014年2月28日

栄養療法による驚異的回復! A.ホッファー著 大沢 博訳

 

統合失調症は知覚と思考の障害
知覚障害・・・錯覚や幻覚
思考障害・・・パラノイア、関係妄想、誇大妄想

統合失調症の定義は?
そううつや境界型人格障害と混同されてきた。診断の混乱がある。

診断は治療に影響するか
以前は診断をして治療法を決定した。
そううつにはリチウム、統合失調症にはいくつかの強力な精神安定剤
 現在は同じ治療をするのであまり診断が重要視されない。

確かな診断と効果的な治療法
コノリーの定義「知覚の変調があやまりであると認識できない疾患」

統合失調症を探るための診断テスト
HODテスト

統合失調症は症候群
いくつもの要因が、知覚の変調と思考障害を引き起こす。
1.脳アレルギーとして知られているアレルギー
2.ビタミンB3とビタミンB6の依存症
3.壊血病やペラグラなどのビタミン欠乏症
4.必須脂肪酸の欠乏症
5.亜鉛などのミネラル欠乏症
6.鉛や薬物などの毒性に対する反応
7.LSDなどの幻覚剤
8.リウマチ熱、梅毒などの感染症

食物アレルギー
統合失調症の慢性患者のおよそ半分が、ひとつあるいは複数の食物によるアレルギーを経験している。

 脳アレルギーとビタミン依存症(B3とB6)
統合失調症のアドレノクロム仮説
@ノルアドレナリン+メチル基⇒アドレナリン
Aアドレナリン+酸素⇒アドレノクロム

@の反応をビタミンB3が減少させる(ビタミンB3はメチル基受容体)
Aの反応をビタミンCが抑える(ビタミンCの抗酸化作用)

治療としての処方
 この処方はそれほど難しいものではなく、どんな医師にもできます。特別なテストのための研究所とのつながりがない治療者でもできます。

診断の仕方
もし統合失調症であるならば、これは精神障害ではなくて、精神面に症状として現れる生化学的障害であることを説明します。統合失調症は、トラウマ、不安、あるいは子供時代の要因でおこるのではありません。

栄養歴を聞き取る
脳アレルギー
 アスピリン、タバコ、肉が原因であった症例

精神安定剤と回復
私達は精神病は二種類あると考えています。ひとつは統合失調症の初期段階の症状で、もう1つは精神安定剤によって誘発されたもの、あるいは医原性の精神病といえるものです。

遅発性ジスキネジアの予防と治療に
マンガンとビタミンB3の組み合わせ

希望の持てる分子整合精神医学
 1988年驚くべき結果がでました。ナイアシン、ビタミンC、それに高蛋白、炭水化物制限という食事で、入院中の統合失調症患者の82%が改善されたのです。

精神疾患の患者に栄養療法を用い、調べてきた私は、外来患者の67%が低血糖あるいは低血糖症であることを見出しました。この症状は、この国の質の低下した食事に関連しているように思われます。 精製糖と精白粉の高度の使用です。

低血糖とアドレナリン
低血糖によりアドレナリン、ノルアドレナリンが分泌され、結果的にアドレノクロムという幻覚物質を生じる。

アドレノクロムについて ホッファー博士とオズモンド博士は自分にアドレノクロムを注射してどんな反応がおきるか確かめています。 すごい根性です。     


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