2013年5月31日 日本人は減塩するべきか?その2:インターソルトスタディ




下の図を見て、よく考えると高血圧と塩分摂取が関係するかわかります。

健康と食べ物あっと驚く常識のウソ より

塩について、現在にいたるまで大きな影響を及ぼしている二つ目の研究は、インターソルト研究(1988年)と呼ばれる調査です。この調査では医者たちが世界の52の調査対象グループを比較してみました。結果は驚くべきものでした。もし血圧と塩分摂取のあいだに関連があるとすれば、「塩分摂取量が増えると血圧は低下する」というものだったのです!いずれにしても、塩分消費量が最多だった中国の天津地域グループ(平均で1日14g)の血圧は、一日に6gしか摂取しなかったシカゴ(アメリカ)のアメリカ黒人グループより高くはなかったのです。  以上で塩についての論議は決着がついたはずでした。しかし専門家たちは面目丸つぶれでした。困り果てた彼らは統計を持ち出しました。インターソルト研究ではまったく触れられていなかった4つの未開民族を調査対象にしたのです。これらの民族はほとんど塩を摂取せず、高血圧の人もいなかったのです。





 

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