2013年5月12日 書評「ヒトはなぜ太るのか?そしてどうすればいいか《その4 インスリンと高血圧


一般的には「高血圧には減塩食《が一般常識ですが、食塩感受性がある人とない人がいたり、食事が味気なくなる点も人によっては問題だと思います。

一方、糖質制限で減量するにともなって、血圧が下がる方がおられます。本書の中で、インスリンが腎臓に対するナトリウム再吸収を促進する働きについて述べられていました。

p238 私が前に、少し話したように、インスリンは腎臓にナトリウムを再吸収するように信号を送り、その結果、水分が保持され血圧が上昇する。炭水化物を制限する際におこるように、インスリン値が下がると、腎臓は貯留していたナトリウムを水と一緒に排出するだろう。ほとんどの人にとってこれは有益であり、炭水化物の制限により血圧がさがるのはこのためである。(この水分の喪失は体重200ポンド(約90kg)の人で、6ポンド(約3kg)以上になることもあり、初期の体重減少の大部分を占める可能性がある。)。




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