2013年5月12日 書評「ヒトはなぜ太るのか?そしてどうすればいいか《その3 糖質中毒について


糖質に中毒性があることが以前より指摘されていました。よくアメリカ人で異常な肥満症のヒトがいますが、あのようなヒトは糖質中毒ではないでしょうか。中毒の治療は、基本的に中毒物質を一気にやめるしかありません。

「少しずつ糖質を減らす《より「いっぺんすべて糖質をストップする《方が楽に糖質制限できる場合が多いのではないでしょうか。

炭水化物に対する欲求は、むしろ依存症に近い。それは、少なくとも一部分において、インスリン抵抗性とそれに伴う慢性的なインスリン濃度の上昇の結果であり、したがってそもそも炭水化物によってひきおこされたものである。

 糖類は特別な例である。前述したように、糖類はコカイン、ニコチン、ヘロインと同様に、脳内で常習性を引き起こすようである。砂糖に対する比較的強い欲求は砂糖を摂取する際の脳内におけるドーパミン分泌の強度により説明されるかもしれない。


2013年1月10日

 昨日、テレビでアメリカ人の超肥満のかたの放送をしていたそうです。炭酸飲料が手放せない人で、結局亡くなったそうです。

(炭酸飲料がないとヒステリックにさわぐ)

 一時は家族がなんとか減量させようとしてダイエット食なるものを食べさせたそうですが、どうにもならなかったようです。

この人は、「糖質中毒《といえると思います。
中毒の治療は、中毒の元を減らして与える(この人のダイエット食)のではなく、すべてやめることです。
タバコでもアルコールでも少しづつ減らすというのはうまくいきません。少しの量が呼び水になってもとの木阿弥になります。
この方の治療方針の間違いは「糖質中毒《という認識がなかったためではないでしょうか。


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