2013年5月10日 書評「ヒトはなぜ太るのか?そしてどうすればいいか」


アメリカの科学ライターが書いた本で、発売後日本でも話題になっているようです。

一言で言うと、アメリカの江部康二ですね。内容的には(タイトルの答えでもありますが)「糖質を控えなさい」ということが書かれています。

(世界的に)なぜ現在のような栄養学、食事指導が確立してきたか、そしてそのどこに誤りがあるか詳しく説明されています。


ヒトがなぜ太るのか、そしてそれにどのように対処すべきかを理解している医師を見つけることはとても困難である。そうでなければ、この本は必要ない。本当に残念ながら、体重調節の現実を理解している医師たちでさえも、患者に炭水化物の制限を処方することをしばしばためらう。肥満の患者に対し、食べる量を減らし、もっと運動するように指導したり、専門家たちが勧める低脂肪、高炭水化物の食事を摂るように指導したりする医師は、患者の誰かが2週間後、2ヵ月後に心臓発作を起こしたとしても、医療ミスにより訴えられることはないだろう。確立された医学的習慣に逆らい、炭水化物の制限を処方する医師にはそのような防衛手段はない

 

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