2013年4月28日 最も有名な栄養評価の指標〜血清アルブミン〜

何度も栄養指標としてのアルブミンが出てきましたので、判定の仕方を記載します。

血清アルブミン値(g/dl)判定
3.5以上正常
3.5-3.1軽度栄養障害
3.0-2.1中等度栄養障害
2.1未満高度栄養障害


体内に炎症があるとき、肝硬変、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症の場合は適応できません。



ちなみに熊谷 修先生の指針を下に記載します。


アルブミン
※4.3g/dl以上が理想

・3.5g/dl以下…低栄養

・3.8g/dl以下…低栄養予備軍

アルブミンが足りないと、血管・免疫細胞・筋肉などの組織がスムーズに作られなくなり、 体にさまざまなトラブルが起こりますが、アルブミンが不足する原因は核家族化が進み、 おひとりさまが増え、加えて粗食をすすめる健康情報があふれた結果、肉や卵などの タンパク質の摂取が不足するという、現代社会ならではの落とし穴と言えます。



●1日のタンパク質摂取量(推奨)

・成人男性…60g

・成人女性…50g

※牛肉なら300g、卵なら10個、魚の切り身なら3〜4切れに相当

秋田県旧大仙市南外村で1000人を対象に実践されたプロジェクトでは、 自覚症状のない栄養失調(低栄養)の人を3分の1に激減させることに 成功、それだけでなく栄養の過剰摂取も予防でき、平均寿命も上がり ました。


 

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