尿酸が高い、どうしよう

尿酸が健康人の血液に溶解する最大濃度は血液 100mlにつき 6.5mgとされています。しかし実際に足の親指の外側に激痛が来る、痛風発作が起きるのは 8.0mgをはかるに超した値が続いた場合です。高尿酸は足が痛くなるだけではなく、腎臓にも尿酸がたまって、腎臓の機能を回復不可能にまで障害したり、腎臓や尿管に結石を作ったりするのでなかなか厄介です。
とにかく血液中の尿酸の値を安全圏内に維持しなければ安心できません。
食事はむかし言われていた程強い制限はしないのが最近の常識ですが、動物の内臓料理や肉汁の大量、連続の採取は避けます。蛋白、糖質、脂肪、ミネラルをバランスよく三食に分散して摂り、まとめて大量に食べるのもよくありません。
尿量は四季を通じて1日2000ml以上になるよう十分な水分を採取します。尿路結石を防ぐためには尿をアルカリ性に保つ必要がありますので、野菜や海草を多めに摂ります。
アルコールは尿酸には大敵です。禁酒までする必要はありませんが、1日に日本酒換算で1合以下にします。
服薬を指示されている場合は、毎日決まった時刻に忘れずに飲みます。安全でよく効く薬がありますので、一生飲み続けても問題ありません。
以前は帝王病といわれていた痛風も、食生活の多様化、西欧化、偏った食べ方などで、われわれ一般庶民に無縁ではなくなりました。快適な人生を過ごすために、尿酸にも少し気配りした毎日を送りましょう。




オムロン 健康作り講座より      ビーイング・サポート・マナ 小池 由佳子

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