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フィトンチッドについて

森林浴が健康に良いと言われる理由
森林浴が健康に良いといわれる最大の理由は、おいしい森の空気にあると言われています。森林の空気中には、樹木から発散されたフィトンチッドという揮発性物質が漂っており、森林浴によって、私たちは無意識のうちにフィトンチッドを体内に取り入れているということになります。このフィトンチッドが大脳皮質を活性化し、ストレスの緩和、疲労回復などに効果があることが各種の実験と検証データから確認されています。
 
フィトンチッドは森の空気にどれくらい含まれているか?
揮発性のフィトンチッドは、植物の幹や葉などから常時大気中に放出されておりますが、その濃度を数字で表しますと、最も多いといわれている原生林内の空気中でも、総量に対して1/1億から1/10億程度です。
空気中の成分としては希薄ですが、ある学者の計算によると、地球上の全植物から1年間に放出されるフィトンチッドの量は、約1億7500万トンにもおよびます。これは全世界の工場から吐き出される煙や、自動車の排気ガスの約6倍に相当します。従って、森林そのものも存在が、フィトンチッドの供給源として地球の貴重な財産であるといえます。
 
フィトンチッドの効果
1・大脳皮質を活性化するため、身体の調整力が高まります。その効果に伴い自律神経が安定、さらには肝機能が向上します。
2・ブドウ状球菌、サルモネラ菌などの細菌やカビの繁殖を抑制します。
3・チッソ酸化物などの空気の有害物質を包む作用があり、空気を浄化します。
4・抗アレルギー作用があり、アレルギー性疾患の予防・回復に効果があります。
5・消臭作用があり、イヤな臭いを相殺する働きがあります。
 
微生物を殺す樹木の謎を探る
例えばイネ科植物の種子は芽を出す際に、土壌に群がっている細菌の影響を受けないのが普通です。優良なイネ科の種子は容易に発病しません。
種子は芽を出すと水分を吸収して次第に成長し、その過程で水分を黄身がかった色にする何らかの物質を分泌します。この物質は「フラボノイド配糖体」と言って、イネ科の植物にとって有害な細菌を含む様々な微生物を殺す揮発性物質をも分泌することです。
健康な人の口の中には、常に何らかの細菌・菌類・スピロヘータ等が潜んでいます。それらの微生物を殺菌するためにニンニクやネギを2.3回噛むだけで良いと言われています。
 
フィトンチッドとは

アルカロイド、配糖体、有機酸、タンニン酸などの複合物質です。

人間と動物は、多くの自然治癒力を持っています。例えば体内に侵入した病原微生物に対し、抗原抗体反応を起こして自衛します。植物はこうした特質を持っていませんが、その防衛力は動物に負けず劣りません。どんな植物でも生命活動の過程の中で新陳代謝に関連して、病原微生物と戦う事を助ける揮発性物質(フィトンチッド)を分泌します。フィトンチッドによって植物は自らを消毒し、殺菌しているのです。
植物の防衛力の第一はフィトンチッドの揮発性であり、第二は植物の液汁です。フィトンチッドは植物にとって単に(微生物の殺し屋)というだけでなく、植物の生命活動に関連した地面に近い大気圏のイオン化を促す働きもあります。(特にマイナス小イオン)


現在のロシア レニングラード大学のキートン教授が命名した名前で、フィトン(植物)チッド(殺す)という意味です。あらゆる植物の根、幹、枝、葉から揮発性物質(フィトンチッド)が放出され、その揮発性物質が微生物(腐敗菌)などを殺し、又は各植物、自分の身を守るため揮発性物質を放出し、自分にとって害を及ぼす植物を寄せ付けない力を持ってます。代表的な植物(赤松、黒松)にはっきり見届けることができます。松は最大に養分を必要とする植物で、自分の幹・根の回りに雑草・芝生などが生育しないように殺してしまうことです。
またあらゆる植物から放出された揮発性物質は空気中の酸素と反応し、揮発性物質が酸化還元現象を起こし地球温暖化の原因、工場や車から排出される(CO2)を浄化する働きがあると言われています。それは天然のマイナスイオンです。
人工的につくりあげられたマイナスイオンと効力の内容が異なります。森林の空気が美味しいとか、山でおにぎりを食べたら格段美味しいとか、森林で焼肉をしても回りに匂わないなどの現象が起こるのです。それは第一に植物から放出されている揮発性物質、第二に植物の樹液が効果していると、いえるでしょう。
  


  

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