産科科長からの手紙について

 産科科長からの手紙は、私達夫婦は、考え方が間違っている。あの子は(娘)には元々病気があった
ため亡くなったのである。あなた方の要求(出産時のスタッフの対応の検証)は的はずれであり、亡くなった
娘も望んでいない・・・・この件であなた方の考えを正してあげたいのでお会いしたいという内容でした。

 私達は、娘が亡くなった事とは切り離し、出生時に苦しんだ事について話を進めているのに対し、元々病気があったのだろう・・・と話題のすり替えをしてきました。

 産科科長の手紙に同封されていた、産科主治医の手紙の末に、娘には元々病気があったと考えら
れないでしょうか・・・
とありました。
 
 「元々病気があり亡くなったんだからあきらめて、これ以上私達にかかわらないでほしい」といっている
ようにしか読み取れませんでした。

 これらの手紙から、産科がこれ以上関わり、医療訴訟に発展するのではないかとの懸念から、このような手紙を送ってきたのであろうと推察されました。
 医療組織としては最悪の訴訟を回避するためのこのような手紙になったのでしょうが、産科科長の文面には自己陶酔に浸った部分があり、理解に苦しみました。また、子供を亡くした夫婦の心境を考慮せず、このような手紙を送る神経も理解できません。

 この手紙を妻がお世話になって、カンセリングを受けている臨床心理の先生にも見ていただきましたが、
同じく理解に苦しむとのことでした。

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